静止画も動画もAIで進化!ファーウェイのフラグシップスマホ「Mate 20 Pro」が発売 |
既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は28日、東京・八芳園にて「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、新たに超広角カメラを加えたLeicaトリプルカメラを搭載するSIMフリースマートフォン(スマホ)「HUAWEI Mate 20 Pro」(Huawei Technologies製)を11月30日より順次発売すると発表した。
HUAWEI Mate 20 Proは、デュアルNPU(Neural network Processing Unit)とオクタコアCPUなどを搭載する最新ハイエンド向けチップセット(SoC)「HUAWEI Kirin 980」を搭載し、ハイパフォーマンスとAIによる使いやすさが操作性やカメラ、電池持ちなどの各所に活かされているフラッグシップモデルだ。
基本スペックとしてシステムにはAndroid 9(開発コード:Pie)をベースとした独自ユーザーインターフェース「EMUI 9.0」を採用し、6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、そして外部ストレージとしてファーウェイが独自規格として立ち上げたnanoSIMカードサイズの「NMカード」を新たに採用する。
その他、画面内指紋認証や3D顔認証、防水(IPX8)、防塵(IP6X)にも対応するほか、通信面では無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz対応)、BluetoothがVersion 5.0、キャリアアグリゲーション(CA)をサポートし、高音質通差サービス「VoLTE」についてはNTTドコモとソフトバンクに加え、au VoLTEにも発売後にソフトウェア更新で対応予定としている。
販路は家電量販店およびECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)に加え、ソフトバンクが携帯電話サービス「SoftBank」にて2018年12月中旬以降より取り扱うことも発表されている。価格はSoftBank版以外のSIMフリー版の市場想定価格およぼ公式Webショップ「ファーウェイ・オンラインストア」では税抜111,880円(税込120,830円)となっている。
今回は発表会終了後に行われたタッチ&トライ会場で実機に触れることができたので、まずはファーストインプレッションをしていきたいと思う。詳細なレポートおよび動画は別記事で行う予定である。
HUAWEI Mate 20 Proの画面は上部中央にやや幅の広い大きめのノッチ(切り欠き)がある約6.39インチ、アスペクト比9:19.5のOLED(有機EL)ディスプレイを搭載する。解像度は2K+(1440×3120ドット)と高精細である。
ノッチの中央にある通話用スピーカーは音楽や動画視聴時などの下部のスピーカーと合わせて外部ステレオスピーカーとして機能する。フロントカメラは有効約2400万画素でビューティー機能やAIによる高画質なセルフィーが楽しめる。
また新しいトピックとしてはこれまで「Mate」シリーズは背面に指紋センサーを搭載していたが、HUAWEI Mate 20 Proでは画面にタッチして指紋認証を行う「インスクリーン指紋認証」に対応する。これは有機ELパネルの下に光学式指紋センサーを内蔵して実現している。
さらに生体認証ではフロントカメラやその横にあるドットプロジェクターを利用して顔の立体形状を認識する「3D顔認証」に対応する。これにより、顔認証が0.6秒以内、誤認率100万分の1という速度と精度を実現しているという。
また外観としても新たに画面の左右がガラス面に合わせて緩やかにカーブを描いたいわゆる「エッジスクリーン仕様」となり、高性能な次世代モデルとしての近未来的な印象が増している。
その他、本体下側面には通話用マイク孔やUSB Type-C端子、SIMトレーがある。SIMトレーにはnanoSIMカード(4FF)サイズが2つあり、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、片方はNMカードと併用となっている。
背面は持ちやすさを考え抜いた緩やかな曲面で構成し、特にリアカメラ部分がスクエアとなっており、そこにLeicaトリプルカメラとフラッシュの4つのパーツがシンメトリーに配置されている。
このトリプルカメラとLEDフラッシュのパーツ配置は、スポーツカーのヘッドライトをイメージした4ポイントデザインであるようだ。
トリプルカメラの構成は次の通り。1/1.7インチの約4000万画素カラーCMOS+広角(27mm)レンズ(F1.8)、約2000万画素カラーCMOS+超広角(16mm)レンズ(F2.2)、約800万画素カラーCMOS+3倍望遠(80mm)レンズ(F2.4)で、超広角から望遠までをカバーする。すべてLeicaクオリティーの光学設計と画質である。
カメラのUI(ユーザーインターフェイス)はこれまでのMateシリーズおよびPシリーズと同等のもの。大きな違いは画面下部のレンズの切り替えに光学式の「0.6×」(超広角)、「3×」(望遠)、「5×」(デジタルズーム)が加わったことである。
AIカメラは、被写体を認識することを得意としているがそれを発展させ、内蔵の画像データベースを利用し食品のカロリー表示などを行うこともできる。この機能はランドマークの認識にも対応する。
またHUAWEI Mate 20 Pro自体がQi規格に対応したワイヤレスで充電できるだけでなく、背面にワイヤレス給電機能があり、ワイヤレスリバースチャージ機能の設定をしておくことでHUAWEI Mate 20 Proのバッテリーを他のスマホなどの機器にお裾分けすることも可能だ。
HUAWEI Mate 20 Proの上にGoogleのスマホ「Pixel 3」を置いたところ、しっかりと充電が始まった。もちろん、ワイヤレス充電に対応する「iPhone」シリーズも充電可能である。
前述通り、HUAWEI Mate 20 Proの市場想定価格は111,880円(税抜)であるが、2018年夏モデル以降のスマホの中では「iPhone XS」シリーズや「iPhone XR」と同様に独自の最新SoCを搭載した“次世代スマホ”という立ち位置である。
SIMフリー版として家電量販店やMVNO事業者でも取り扱うほかに、ソフトバンクが2018年12月中旬以降に発売予定なので、分割プランなどを利用して上手く購入してみてはどうだろうか。
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(引用元:livedoor news)
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