docomoも分離プラン導入か。来年に大胆な料金プラン改定を表明 |
NTTドコモは31日、都内にて「2019年3月期 第2四半期決算発表」の説明会を行い、中期経営計画として掲げる「beyond宣言」の一環として2019年度第1四半期(2019年4〜6月)に新しい料金プランを導入して「2〜4割程度値下げする」ことを明らかにしました。
登壇した同社 代表取締役社長の吉澤和弘氏は「(現在の料金プランが)いろいろと継ぎ足してきたため、複雑になっている」とし、アンケートでも約半数が「わかりにくい」と感じていることを紹介。
その上で端末価格と通信料金を別にするいわゆる「分離プラン」を軸に新料金プランを来年導入し、通信料金を2〜4割値下げすることを示しました。一方で、分離プランとなると端末価格は購入補助などの割引がなくなる、もしくは減るため、高くなることが予想されます。
同社ではこれについても「利用状況に応じて変わる」としつつ、同じ機種を長く使う人であればお得になるよう計画しており、新料金プランの導入によって1年で4,000億円規模のユーザー還元になるとしています。
その他、利用者の快適な体験のためにドコモショップにおける待ち時間や応対時間の短縮を実施し、現在、受付から手続き、初期設定・データ移行までトータルで平均約2時間かかっているものを2019年度中に手続きまでを約半分にし、希望者のみに初期設定・データ移行を実施するようにする方針だということです。
今回、明らかにされた新料金プランの導入については、総務大臣の菅義偉氏が携帯電話料金が高すぎるとして「4割程度引き下げる余地がある」と発言したことを受けて検討されているもの。
一方、すでにauやSoftBankでは分離プランを導入しており、auでは翌日11月1日に開催した「2019年3月期第2四半期決算」の説明会において分離プランとなる「auピタットプラン」および「auフラットプラン」などの新料金プランでは3割程度お得になっていることが示されました。
NTTドコモでもこれに追随する形となると見られ、同社の「カケホーダイ&パケあえる」も開始からすでに4年経っており、その後にさまざまな施策を追加・改定してきたため、わかりにくくなっているとし、吉澤氏が「(来年に)シンプルで分かりやすい料金プランに大胆な見直しをしていく」と説明しました。
新料金プランは2019年4〜6月に導入予定ということなので、来年の「2019年夏モデル」に合わせたあたりに提供開始となりそうで、発表は2019年度3月期第4四半期決算の2019年4月下旬〜5月上旬頃となると予想されます。
約半分の人が今の料金プランをわかりにくいと感じているという
NTTドコモ 代表取締役社長 吉澤和弘氏
ドコモショップの待ち時間・応対時間も短縮
また同様に菅氏から官房長官時代の今年8月「携帯電話手続きの待ち時間が長すぎる」といった発言があったことを受け、ドコモショップでの待ち時間・応対時間も短縮する方針が示されました。
NTTドコモではすでにドコモショップのオンライン来店予約を実施していますが、この来店予約の拡大に加え、説明方法の見直し、専門スタッフの配置による初期設定・データ移行の迅速化、スマホ教室での個別の質問の減少などの短縮に向けた取り組みを強化するとのこと。
また公式Webサイトにおけるオンラインサポートの強化やクロスマーケティングの推進、チャネル間連携なども行い、すでに9月1日より実施している公式Webストア「ドコモオンラインショップ」における新規契約および他社から乗り換え(MNP)、契約変更を含めた全オーダーで事務手数料の無料化、FAQやチャットボットの導入といったオンライン化が推進されていくということです。
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(引用元:livedoor news)
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