KDDIが16台のカメラでスポーツクライミングの自由視点映像を配信!auが取り組むVRなどを含めた次世代の…

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自由視点映像で新たなスポーツ観戦の楽しみ方を提案!


KDDIがスポーツクライミングの祭典「ADIDAS ROCKSTARS TOKYO 2018」を「auサービスTOP」および運動通信社と共同運営する「スポーツブル」にて8月5日にライブ配信を行った。

今回の配信において「ROCKSTARS 決勝」と「ROCKSTARS SUPER FINAL」では、通常のライブ中継の映像のほかに会場に設置した16台のカメラの映像を切り替えて視聴可能な自由視点リプレイ映像の配信も実施。

自由視点映像は、視聴者がカメラの向きを変えているかのような体験ができるもので、カメラ間の映像を合成しながら、選手が挑む壁を様々な角度から視聴することができる。

正面からの映像だけではただの壁に見えるが、カメラの角度を変えると壁が手前に反り返っており、選手は手や足を乗せただけでは挑めない難易度が高いコースであることがわかる。

今回は、KDDIがVRなどを含めて取り組む自由視点による映像配信について紹介していく。


自由視点VRは、先日紹介した「KDDIとSupershipがVRゴーグルでスポーツ観戦が楽しめる「XRstadium」を開始!新しい体験価値を提案【レポート】」など、スタジアムに設置した360°カメラの映像をVRゴーグルで視聴体験するというもの。

そして今回紹介する自由視点リプレイは4D REPLAYによる「タイムスライス自由視点」である。昨年は、「EAFF E-1サッカー選手権 2017 決勝大会」を、約100台のカメラで撮影し、決定的なシュートの瞬間を多彩なアングルでのリプレイを公開している。

自由視点になることで、選手とボールの位置関係がわかりやすくなるため、どのようにして守備や攻撃をしているのかが手に取るようにわかるというものだった。映像としても、映画のワンシーンのようで単純にかっこいいのである。


スポーツクライミングも同様で、正面から見る映像では難易度がわかりづらい、


実際には壁と言うよりは、天井と言っても良いような手前側に傾斜がついている。


会場の天井に16台のカメラを設置。


この16台のカメラのFHD(1920×1080ドット)映像を会場に設置したPCで取り込み、カメラの位置や角度などの情報を付けた16視点の動画としてサーバーへアップロードする。



なお、今回の自由視点リプレイはライブ中継というわけではなかったため、配信の遅延を気にすることなくWiMAX回線でシンプルにアップロードしていただけとのことだった。これなら、小規模のスポーツイベントでも自由視点リプレイ映像配信が実現できそうである。


動画リンク:https://youtu.be/vdhtvgcEQwU


会場で「ROCKSTARS 決勝」と「ROCKSTARS SUPER FINAL」を見学することができたのだが、選手の身体能力の高さに驚かさるとともに、不可能と思えるようなコースを攻略していくその爽快感にすっかりハマってしまった。

KDDIが取り組む自由視点映像は、5Gを見据えた取り組みでこれまでにないスポーツ観戦ができると言う試みである。この取り組みは新しいスポーツ観戦を提案するだけではなく、次の選手育成の資料としても価値がありそうだ。

記事執筆:mi2_303


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(引用元:livedoor news)

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