ツインカメラとノッチ付き縦長ディスプレイのハイエンドスマホ「SHARP AQUOS R2」を写真と動画でチェック! |
既報通り、シャープは8日、都内にて『スマートフォン「AQUOS」新製品発表会』し、画面上部中央に切り欠き(いわゆる「ノッチ」)のある縦長な約6.0インチQHD+(1440×3040ドット)IGZO液晶ディスプレイを搭載した新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R2」とSIMフリー専用の縦長な約5.5インチフルHD+(1080×2160ドット)IGZO液晶を搭載したミッドレンジスマホ「AQUOS sense plus」を発表した。
スマホ事業が好調のシャープは、2017年にスマートフォンのブランドをフラグシップの「AQUOS R」およびスタンダードの「AQUOS sense」に統一。NTTドコモやau、ソフトバンク向けのモデルの他にSIMフリー市場にも積極的に新製品を投入したことが功を奏し、同社のスマホの好感度が向上。日本市場を理解したハードや機能も共感を得ることができ、2017年のAndroidスマホ販売数1位を獲得した。
新製品となるAQUOS R2およびAQUOS sense plusは、シャープがAndroidスマホにおいて2年連続1位をめざす戦略的なモデルである。今回はそんな新製品発表会で触ることができたAQUOS R2の開発機を写真と動画で紹介していく。なお、AQUOS R2はすでにSoftBank向け「AQUOS R2(型番:706SH)」が6月上旬に発売されることが発表されているほか、NTTドコモやauからも販売されると見られている。
フラグシップモデルであるAQUOS R2は新たに画面アスペクト比9:19のかなり縦長な約6.0インチハイスピードIGZO液晶を搭載する。解像度はWQHD+(1440×3040ドット)と、下手なパソコン(PC)よりも解像度が高い。それだけの高い要求を満たすのが、Qualcomm製ハイエンドチップセット(SoC)「Snapdragon 845」と4GB LPDDR4内蔵メモリー(RAM)だ。
またシャープは前モデルからSoCなどが発生する熱をいかに効率よく放熱するかに取り組んでいるのだ。この放熱設計はAQUOS R2でさらに進化し、放熱性が約2倍となって効率良くパフォーマンスを維持できるとしている。
一方で、ディスプレイは同じハイスピードIGZO液晶なのだが、前モデルの120Hz駆動から100Hz駆動となった。とはいえ、実機では“ヌルヌル”と動く感覚はそのままだ。
これは液晶デバイスの応答速度を25%アップしたことによるもので、液晶デバイスを自社で作れるシャープだからこそできるチューニングのようだ。
さて、前モデルは防水・防塵やおサイフケータイ、ワンセグ・フルセグといった全部入りのハイスペックスマホだったわけだが、AQUOS R2はそれらを継承しつつカメラに関して“目の付け所がシャープ”を地で行く進化を遂げている。
リアカメラは最近のトレンドでもある2つのカメラを搭載する。これをシャープは「ツインカメラ」と呼んでおり、その1つが静止画撮影用の約2260万画素裏面照射積層型イメージセンサー(CMOS0、そしてもう1つが動画専用の約1630万画素裏面照射積層型イメージセンサー(CMOS)「ドラマティックワイドカメラ」である。
静止画撮影は従来機と同じUI(ユーザーインターフェイス)のまま。他機種にあるような2つのカメラを利用した背景ボカしなどの機能は非搭載だが、もうひとつの動画専用カメラに切り替えて135°の超広角カメラ撮影を可能としている。
さらに新機能としてAI(人工知能)のディープラーニングによる被写体認識機能がある。例えば、料理や植物を認識した場合は被写体に最適な色合いに、猫や犬などペットを認識した場合はブレないようシャッタースピードを調整する。また顔認識は正面だけではなく横顔や後ろ姿まで認識する。最近の多機能になったカメラは撮影のための項目が多く、撮影シーンにあわせるための設定が面倒だが、この手間をAIがすべて面倒見てくれると言うわけだ。
もう1つが動画撮影時の静止画撮影だ。前モデルでは4K動画から任意のコマを切り出して静止画として保存することができたのだが、AQUOS R2では動画と静止画専用カメラを搭載することで動画を撮りながら静止画用のカメラで別撮影を可能としている。
動画撮影中に静止画撮影用のシャッターボタンを押したタイミングで、静止画用の露出やフォーカスが適用され、動画のキャプチャーではなく静止画として記録される。なお、この静止画にはAIによる補正は入らないとのことだった。
この動画と静止画別撮り機能にもAIが活かされており、被写体の笑顔や構図などを認識して最適なタイミングで静止画撮影を行う「AIライブシャッター」を搭載する。これは動画を撮影しておけば自動で静止画も記録してくれるという便利機能だ。動きが予想できない子どもやペットの撮影は、常に動画で撮影しておけば良さそうだ。
こうした撮影した動画は再生機能もしっかりと作り込んであった。動画を再生すると、静止画を撮影したタイミングで静止画がカットインし、動画としては見逃すような一瞬の表情がしっかりと捉えていることがわかる仕組みだ。AIライブシャッターおよび動画の再生画面は動画の中で紹介してるのでそちらを参照して欲しい。
また動画再生前のサムネイル画面を下にスクロールすれば静止画がタイムラインのように並ぶのも見やすくて良い。
なお、これらのAQUOS R2の特徴を説明する新製品発表会にてシャープ 通信事業本部 パーソナル通信事業部 事業部長の小林 繁氏によるプレゼンテーション、そして実際にAQUOS R2の開発機を試しているところを以下に動画で紹介しておく。
【AQUOS新製品発表会のプレゼンテーション】
動画リンク:https://youtu.be/2GPA98oOWy8
【AQUOS R2およびAQUOS sense plusを動画で紹介】
動画リンク:https://youtu.be/4lahwpxt25k
AQUOS R2はソフトウェア的にはAQUOS Rの正統進化だが、ハード的には大きな進化を遂げている。三辺狭額縁のディスプレイは「AQUOS R compact」の大画面版となり、フロントカメラ部分のみの最小限のノッチがあるのみだ。
この液晶パネルはのぞき見防止機能も搭載する。カメラはシャープ独自の解釈でツインカメラを作り上げている。夏モデルとしてラインナップされるであろう他社のスマホと比較しても十分魅力的であると感じた。発売がひじょうに楽しみである。
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(引用元:livedoor news)
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