ASUS会長 Jonney Shih氏
ASUS JAPANは台湾・台北にあるASUS本社にて発表会を開催し、「Zenbook」シリーズや「ProArt Studioibook」シリーズ、「Vivobook」シリーズなど全31製品74モデルを一挙発表した。発表された製品を全て網羅することはできないので、代表的な製品を取り上げて紹介しよう。
発表会にはASUS会長であるJonney Shih氏が登壇。日本から訪れたことに感謝をしつつ「ASUSの魂を感じてほしい」と述べ、2020年からのコロナ禍にあっても成長を遂げたと強調。「われわれのテクノロジーは顧客とユーザーに力を与えた」と語る。また日本人になじみ深い「禅」の精神について触れ、「禅の魂はバランスと平和をもたらす。禅のデザインは禅から印象を受けている。Zenbookのデザインはセオリーと強さの完全なバランスをもたらした。時間を越えるユニークな力だ。Zenbookは2011年からインテルと協業して作られている。われわれのミッションはデバイスを通じてユーザーを力づけることだ」と語った。
台北にあるASUS本社
ASUS会長 Jonney Shih氏
■小型軽量で持ち運びに便利な「Zenbook S 13 OLED」
今回発表されたノートPCで特徴的なのはOLED(有機EL)を採用した機種が多いことだ。「Zenbook S 13 OLED」もその中の1機種で、厚さは10.9mmと薄く、重さは約1kgと軽い。180度までディスプレイを開くことができ、対面でのプレゼンにも役立つ。環境に配慮されて作られており、キーキャップやスピーカー部はPCR(海洋投棄ゴミやリサイクルされたプラスチック)を一部利用して作られており、本体もハロゲンフリー素材が使われている。パッケージも100%リサイクル可能だ。
Zenbook S 13 OLED UX5304VA
天板はプラズマ電解酸化処理が施されており、触っていてとても気持ちのよい触感がある。これは禅に由来する自然からのインスピレーションで作られているという。
ディスプレイは新しく「ASUS Lumina OLED」という名称が与えられている。サイズは13.3型で解像度は2.8K(2880×1800ピクセル)。アスペクト比は16:10だ。狭額ベゼルにより、画面占有率は約85%となっている。
環境に配慮された製品作り
Zenbook S 13 OLEDの概要
本体右のコネクタ類
こちらは本体左
天板。「A」の文字がかたどられている
■ハイパフォーマンスモデルの「Zenbook Pro 14 OLED」
「Zenbook Pro 14 OLED」はGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載したハイパフォーマンスモデル。こちらもASUS Lumina OLEDが採用されている。CPUには第13世代のCore i9-13900Hを搭載し、プロクリエイターにも最適なモデルとなっている。こうしたハイパワーにも関わらず、厚さは最薄部で17.9mm、重さは約1.65kgと軽い。
本体にはCPUからGPUが独立して描画できるMUXスイッチを搭載。最大TDPが125WとパワフルなCPUとGPUを冷却するため、5本のヒートパイプとデュアルファンで冷却する「ASUS IceCool Proサーマルテクノロジー」が採用されている。
Zenbook Pro 14 OLED UX6404
本体右のコネクタ類。右奥に見えるのは排気口
本体左のコネクタ類。こちらの左奥も排気口
ZenBook Pro 14の概要
■Ryzen 7 7735Uを搭載する「ZenBook Pro 15 OLED」
15型のノートPCとして登場したのが「ZenBook Pro 15 OLED」だ。大きな15型ディスプレイで快適な作業ができるだけでなく、重さも約1.4kgと軽い。CPUにはRyzen 7 7735Uを搭載するほか、内蔵マイクがAIノイズキャンセリングにも対応するので、快適に仕事をこなすことができるだろう。メモリも32GBと大容量なので、オフィスアプリケーションも快適に動作する。
ZenBook Pro 15 OLED UM3504DA バサルトグレー
ZenBook Pro 15 OLED UM3504DA ボンダーブルー
ZenBook Pro 15 OLEDの概要
■Ryzen 7 7840HSを搭載する「Vivobook Pro 15 OLED」
同じくAMDのRyzen 7 7840HSを採用しているのが「Vivobook Pro 15 OLED」だ。ASUS Lumina OLEDを搭載するほか、GPUにはGeForce RTX 4060 Laptop GPUが採用されている。本体は18.9mmと薄く、重量も1.8kgと持ち運びも可能な重さだ。
Vivobook Pro 15 OLED M6500XV
AMDのモバイル向けプロセッサーは以下のようにたて分けられている。Vivobook Pro 15 OLEDに採用されているのは最新世代コアと次世代のPC向けハイエンドCPU。仕事だけでなくゲームやクリエイティブでも活用できるだろう。
モバイル向け7000シリーズプロセッサーの位置付け
Vivobook Pro 15 OLEDnの概要
■「A BATHING APE」とのコラボモデルも
発表会で設けられたタッチアンドトライエリアでは、Vivobook S 15 OLEDとファッションブランドの「A BATHING APE」がコラボするモデルも参考展示された。詳細はまだ明らかにされていないが、続報を待ちたい。
A BATHING APEとVoivobookとのコラボモデル
キーキャップにもキャラクターが配置されている
またこの他、裸眼立体視を実現したノートPCも展示されていた。
画像では伝えにくいが中央のバブルが立体的に見えた
■最後にモデルと価格を一挙掲載
今回発表されたPCとその価格を掲載しておく。
テクニカルライター 今藤弘一
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(引用元:livedoor news)