岐阜県には、魅力的な観光スポットがたくさんある。織田信長の居城「岐阜城」は紅葉や夜景が美しい金華山にあり、近くには鵜飼いを見られる長良川がある。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公 明智光秀にまつわる名所、天下分け目の関ケ原など、岐阜県にしかない歴史的な場所も多い。
今回の岐阜ツアーでは、そうした岐阜の名所を巡ってみた。
■織田信長の天下統一の本拠地「岐阜城」
豪華、華麗な安土桃山の城を再現した「岐阜城」は、かつて稲葉山城と称され、戦国時代は斎藤道三の居城だった。織田信長が斎藤龍興から攻め取り、新たに造営して岐阜城となった。岐阜城は自然豊かな金華山の山頂に堂々とそびえ立っている。
金華山の山麓にある岐阜公園案内所から見上げた「岐阜城」
岐阜城へは、有名な戦国武将たちで装飾された金華山ロープウェイで山頂駅まで行き、徒歩約7分で到着する。道中はなかなかの急斜面のため、女性はヒールで来ない方が良さそうだ。
息を切らしつつも登った先に見える岐阜城、またそこからの岐阜市内の景色は圧巻である。11月下旬には紅葉が見頃を迎え、さらに良い景色を望めるに違いない。
岐阜城最上階から望める景色
岐阜城は現存する城郭のうちでは、有数の高さ(標高329メートル)を誇り、最上階からは日本アルプスや清流長良川など東西南北、様々な景色を一望できる。この日は暖かな秋晴れで風も心地よく、鳥のさえずりも聴こえ気持ちが良かった。
展望レストランからの景色
岐阜城からすぐの、展望レストラン「ポンシェル」では食事をしながら景色を楽しめる。全面窓で開放感があり、食事はさらに美味しく感じるだろう。おすすめのメニューは、B級グルメの「信長どて丼(880円)」だ。
飲み物がつくと980円の「信長どて丼」
大河ドラマ「麒麟がくる」で斎藤道三を演じた本木雅弘さんの等身大人形
なんともリアルな本木雅弘さんのろう人形は、山麓駅にある。近くには直筆サインが書かれたポスターもあるので、要チェックだ。
・岐阜城
■美しき長良川の手仕事、「CASA(カーサ)」の岐阜和傘
岐阜城から徒歩数分、「若き日の織田信長像」を通り過ぎて着くのは、江戸時代長良川の港町として栄えた「川原町」だ。古い街並みが今もなお残り、レトロな雰囲気を感じることができる。
ここで訪れたのは、日本唯一の岐阜和傘専門店である、「長良川てしごと町家CASA」だ。岐阜県は日本一の和傘生産シェアを誇ることから、未来に和傘の文化を繋げたいという想いで、CASA(家)ができた。
この花の形をした紫色の傘は、大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀公の家紋「水色桔梗紋」をモチーフにした「桔梗和傘」だ。
光にあたるとグラデーションがかかり綺麗で息を呑む。
日常から消えつつあった和傘は、雨を凌ぐためだけのものではない。
今では、SNS映えするとされレンタルで貸し出し(桔梗和傘の場合、一日3万円)も行っているそうだ。川原町のレトロな雰囲気にマッチすることだろう。
・長良川てしごと町家 CASA (カーサ)
■天然鮎を堪能できる「川原町泉屋」
続いては、お待ちかねの昼食タイム。「川原町泉屋」で「鮎らーめん御膳(2,310円)」をいただいた。前菜の盛り合わせ、炭火焼・鮎らーめん、ごはん、漬物・自家製完熟梅干し、自家製ジャエラートがつくかなりボリューミーな御膳だ。
前菜の盛り合わせ。鮎を生地に練り込んだグリッシーニや子持鮎熟れ寿司、鮎のリエットなど鮎尽くしである。
メインの「炭火焼・鮎らーめん」は、残ったスープと鮎のほぐした身を加えて鮎ぞうすいとして食べるのがお店おすすめの食べ方だ。そこに、ジューシーな自家製完熟梅干しをアクセントに加えるとさっぱりして美味しい。
お店一階には、物産店もあるので気に入った味は自宅に持ち帰ることもできる。
・川原町泉屋
■岐阜県観光公式HP「ぎふの旅ガイド」
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(引用元:livedoor news)