クックパッドは、コロナウイルスによる一斉休校が家庭の料理に与える影響を測るため、休校になった小中高校に通う子どもを持つ親ごさんたち448名を対象に「臨時休校に伴う家庭の料理負担の実態調査」を実施した。クックパッドの検索データ分析サービス「たべみる」を元にした検索傾向の変化と併せて調査結果を公開した。
■80%の親が料理の負担増を実感、困りごとの上位は「昼ごはんの準備」「献立を決める」
調査結果によると、子どもの学校の臨時休校に伴って料理の負担が増えたと答えた人は80%に達した。料理をする際に困っていることの1位は「昼ごはんの準備が大変」(72%)、ついで「献立を決めるのが大変」(48%)という結果になった。
困っている理由については、「学校給食のようにバランスの取れた献立を考えるのが難しい」「仕事しながら三食分の料理や家事するのが大変」「感染リスクを考えると子どもを買い物に連れて行きたくない」などの声が多く寄せられた。
■普段とは違う前向きな気持ちを感じる親御さんも
いっぽう「料理をすることで気持ちが前向きになったことがあったか」の問いに対して、 36%が「ある」と回答。理由としては、「子どもと一緒に料理を作る機会が増えた」「料理に集中することで気分転換になった」「外出できずにストレスを抱えていたが、餃子やたこ焼きなど家族で作れるメニューでイベントのように楽しめた」といった声が寄せられた。
学校の臨時休校により日々の料理負担は増しているものの料理をすることで前向きな気持ちになり、家族と楽しい時間を過ごしているという親もいることが分かった。
■「昼ごはん」検索が前年同週比298%と急増、組み合わせは「時短」が増加
たべみるを使った検索キーワード調査では、臨時休校が開始された3月2日(月)以降「昼ごはん」の検索頻度が急増しており、前年同週と比較して298%となった。
「昼ごはん」は春休みや夏休みなどの長期休みにも上昇するキーワードだが、前年の長期休み期間と比較しても大幅な伸び率となっている。感染防止対策で外食をなるべく控える、子供の臨時休校により、昼ごはんを子供と一緒に摂る家庭が増加していることが見て取れる。
「昼ごはん」と組み合わせて検索されるキーワードでは「時短」が3月2日週は前週比で158%に増加している。一方で、時短レシピの代表格である「うどん」「丼」「パスタ」などの単品メニューのキーワードの組み合わせ検索頻度は減少している。学校給食がなくなったことにより、単品メニューではなく子どもの栄養バランスに配慮した献立を意識しつつも、時間のかからないレシピを検索する傾向が見える。
その他では「小学生」といった組み合わせ検索キーワードが増加していることがわかった。あらかじめ作っておき、レンジ調理などで簡単に食べられるレシピがヒットすることから、仕事などで親が外出している、在宅勤務している際に、子どもだけで簡単に昼食を用意して食べるニーズがあることがわかった。
■負担軽減お助けレシピ
■クックパッドニュース特集「休校中の料理の困りごと解決レシピ」
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(引用元:livedoor news)