ハードウェアに特化した国際的なピッチイベント「ASIA Hardware Battle 2019」日本予選が2019年9月11日に東京で行われた。
■アジア7か国から400社以上のスタートアップか参加
「ASIA Hardware Battle 2019」はアジア7か国から400社以上のスタートアップか参加するイベントで、決勝大会は10月25日に上海て行われる。その決勝大会へ進出する企業を決める予選は日本、中国、韓国、シンガポールなどアジア各国て行われ、決勝大会へ進出するファイナリストを決定する。
日本での予選はイベント主催者のTechNodeとサムライインキュベートが共同で開催し、書類選考で選ばれた以下のスタートアップ11社がこの予選に挑んだ。
ASTINAが開発した洗濯・乾燥した衣類を本体の衣類かごに入れるたけて、全自動て折りたたみ、分類して収納するタンス「INDONE」は、ロボットアームと独自機構を組み合わせてコストダウンし、30万円から50万円程度での販売を目指して開発中だ。
■ユニークで便利な宅配ソリューション
PacPortが提案するのは、荷物の非対面配達・集荷が可能、誤配送・なりすまし防止IoT宅配ソリューションだ。スマートフォンも活用し、受け取り時の配達証明だけでなく、フリーマーケットでの出品もできる。
■医療分野で革新的なシステムも登場
クォンタムオペレーションは光センサーと電極を組み合わせ、心電図や血中酸素飽和度の測定か可能な「バイタルハント」およひ、血糖値なとも測定可能な「次世代バイタルハント」を開発。ウェアラブルウオッチ型のバイタルセンサーで、針を刺さなくても血糖値を連続測定できる。
■マリンスポーツ分野のソリューション
N-Sports Tracking Labは環境変化が大きく、競技行動が広範に及ぶマリンスポーツについて、世界初のリアルタイム中継および選手への個別フィードバックを可能としたGPS搭載センシングデバイスとクラウドデータシステム「νSpors trackingソリューション」を開発。広域スポーツ向けのコーチングを画像解析を使ったソリューションで可視化し最適化。
■バスや電車より小回りの利くミニマム公共交通
ZMPが出品したのはタブレットて行き先を指定し、公共交通のすき間を埋める一人乗り自律移動モビリティ、移動のパートナー「Robocar Walk」およひ、人と共存する親しみやすい宅配ロボット「CarriRo Deli」。走行中に通行者にも親しみやすく話しかける宅配ロボットと、一人乗り自立移動モビリティとなっている。
■人に寄り添うコミュニケーションAI
HoloAshはADHD(注意欠陥・多動性障害)なとの発達障害の人を対象とする認知科学に基ついたホログラムのAI Friend。ADHD向けのセラピーはサンフランシスコでは1時間200ドルと高額だが、格安で提供できるようになる24時間寄り添ってくれるコミュニケーションAIだ。
■一家に一台置いておきたい蓄電池ソリューション
AC BiodeはMobility・再生可能エネルギー蓄電向け、世界初独立型交流電池を提案。電池1つで交流を実現する電池。安全性が高く、既存の材料、既存の電池の開発工程で作ることができる。
■健康をチェックしてくれる普段着
Xenomaは様々なセンサーやデバイスを衣服に搭載し、人の動きやバイタルデータをいつてもどこでも計測可能なスマートアパレル「e-skin」を開発。洗濯もできる日常着と変わらない衣類にセンサーが内蔵され、人の動きを高精度に計測可能になる。取得したデータを高齢者のモニタリング、リハビリなどに活用できる。
■何歩も先行くVR空間におけるロボット遠隔操作
エスイーフォーは通信遅延の有無に影響されない、VR空間を通したロボット遠隔操作のソフトウェア・プラットフォームを開発。既存の遠隔操作では遅延が問題になり、AIを使った場合は問題が発生した場合の対処が難しいがそれを解決する。
■大事なモノを守るIoTデバイス
MAMORIOが開発したのはスマートフォンのネットワークとAIて、大切なものを守る世界最小クラスの紛失防止IoTデバイス「MAMORIO」。落とし物センターなど各機関と連携し、世界最大の遺失物発見ネットワークに成長している紛失防止タグとなっている。
■これまで難しかった領域の自動化を支援するロボット
Mira Roboticsは遠隔操作ロボット「ugo(ユーコー)」を開発。場所にとらわれず働けるようになり、機器間のつなき役となって従来自動化か難しかった領域の自動化を支援する。清掃、警備、ビルメンテナンスなど人手が必要で、アームのついたロボットでエレベータの乗り降りも可能で、定型作業や日常業務を自動化する。
■数々の魅力的なプレゼンの後、観客投票による賞が選ばれる
なお、観客投票によって選はれる「AUDIENCE賞」は、通信遅延の有無に影響されないプラットフォームを提供するエスイーフォーが選ばれた。
革新性に優れた企業に贈られる「INOVATIVE賞」は、交流電池を提供するAC Biodeが選ばれた。審査員からは「新しい発想で、課題もあるが、成功したときに素晴らしい電池が出来、環境にも役立つ」と総評された。
決勝大会への出場が決定する優勝者として「WINNER」はスマートアパレルを提供するXenomaが選ばれた。審査員から「ハードウェアの商売は大変だが、動作デモが最大の説得材料になる」として、実際にスマートアパレルを着てデモを行ったことも評価された。
Xenomaは10月25日に上海で行われる決勝大会へ進出する。
■ASIA Hardware Battle 2019
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(引用元:livedoor news)