日本の伝統文化である“日本茶”が、世界的な健康志向の高まりなどを背景に、国内外で若い世代を中心として“新しい日本茶の魅力”に注目が集まっている。
■日本茶の世界的な認知度が向上
東京税関によると、2017年の緑茶の輸出量は4642トンで、前年比13%増、金額は144億円で前年比24.3%増となった。これは1988年の統計開始以降、数量・金額とも過去最高の記録とのこと。海外では「MATCHA」(まっちゃ)としてスイーツなどにも利用され、日本の抹茶はすでに共通語になりつつある。日本食は健康に良いと評判が高いように日本茶も健康へのベネフィットがあるとして多くの人が飲用している。
■日本茶ブームの新たな波到来
日本では都内に続々と日本茶カフェなど専門店がオープンしたり、日本茶をコンセプトにしたホテルや旅館なども誕生するなど、急須でいれて飲むという伝統なスタイルを超えて新しいスタイルで楽しむことができる。まさに日本茶の“サードウェーブ”時代が到来しているといえよう。
世界各国で登場している「サードウェーブ茶」は、“洗練されたビジュアル”や“ 上質な味”にこだわり、既存のお茶の概念を覆している。身近で大衆的な飲み物であった日本茶はこうした進化によって、より多様に、幅広い世代に楽しまれるものに進化を遂げている。
全国の20歳以上の男女1000人に聞いた「お茶に関するアンケートモニター調査」の普段よく飲む飲料という問いに対し、全体で最も多い回答は「コーヒー」となり70.2%が回答した。年代で比較をすると、20代は「緑茶、紅茶などのお茶」が第1位で66.3%、それ以外の年齢は「コーヒー」が第1位となった。20代を中心とした若者が緑茶などのお茶を好んで飲んでいることがわかる。
従来、日本茶は急須かペットボトルでしか飲むことができないものだったが、近年は全く違う、新しいスタイルでの緑茶の楽しみ方が続々と登場し、飲用シーンが拡大していることがわかる。
氷水出し緑茶とは、常温水(16〜30℃程度)はもちろん、冷水(5~15℃程度)よりもさらに低い温度の氷水(0.5~4℃)で入れたお茶のこと。最近は日常的に水筒を持たせる家庭や、マイボトルを持って通勤する人も増えており、氷水出し(もしくは水出し)のお茶は、容器に水とティーバッグ入りの茶葉を入れるだけで、学校や会社に到着する頃には飲み頃。手間なく誰でも簡単に入れられるので、慌ただしい朝でもサッと準備でき、とても便利だ。茶葉専用の持ち歩けるボトルなども登場し、暑い夏にもピッタリの飲み方だ。
水出し・氷水出しでお茶を入れるとカテキンの一種であるエピガロカテキン(EGC)が割合として多く抽出される。EGCは免疫細胞であるマクロファージを活性化させ、身体の中に入り込んだウイルスや病原菌を排除してくれる効果もある。この夏は氷水出し緑茶を試してみてはいかがだろうか。
■作り方
<冷水ポットでの淹れ方>
?茶葉3〜5gのポット用ティーバッグをボトルに入れ、冷水500mlを注ぎ、冷蔵庫へ入れる。
?1〜2時間でできあがり、電子レンジ等で温めても成分は変わらない。
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(引用元:livedoor news)