30日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、弁護士の八代英輝氏が、法律を逆手に取った飲酒運転同乗者の摘発逃れを批判した。
番組では、昨年12月に酒気帯び運転で死亡事故を起こして運転者が逮捕され、今月28日から29日に同乗者の男女4人も逮捕された件を取り上げた。
事件は神奈川県大井町で起き、ワゴン車には7人が乗っていた。その中で運転していた大木司被告は逮捕・起訴。同乗していた6人のうち4人は現場から逃走し、車内に残った2人は書類送検されている。
警察は、現場から逃走した同乗者4人を、大木被告と一緒に酒を飲んでいながら、運転を依頼したなどの疑いが強まったとして、逮捕に踏み切っていた。
だが、4人は「大木被告が酒を飲んでいたことは知っていたが、車を運転してほしいと依頼したことはない」と、容疑を一部否認しているという。
弁護士の高山俊吉氏は、4人が車の運転を依頼した事実はないと主張していることから、「酒気帯び運転等の禁止」に関する道路交通法の第65条4項を意識している可能性があると指摘する。
運転者が酒気を帯びていることを知っていても、同乗しただけでは罪に問われることはない。一方で、酒気帯びを知りながら、運送を要求するなどした場合は、同項を犯すことになるというのだ。
スタジオの八代氏も、4人が法律の知恵を付けた上で発言していると予想し、「許しがたい」「法律をうまく使って逃げるというのを許してはいけない」と苦言を呈していた。
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(引用元:livedoor news)
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