5日放送の「ひるおび!」(TBS)で、弁護士の八代英輝氏が、米国・トランプ政権の示した新たな核態勢について持論を展開した。
番組では、トランプ政権が2日、主にロシアに対する核抑止力を刷新するために、核戦略報告書「核態勢の見直し(NPR)」を、発表したことを取り上げた。「米国と同盟国を守るためには柔軟で弾力的な核能力が求められる」とし、小型核の導入や新たな核巡航のミサイルを開発するという。
また、オバマ前政権の「核なき世界」という方針から一変、大規模なサイバー攻撃や通常兵器の攻撃であっても、核兵器で報復する可能性も示唆している。
この話題で八代氏は、オバマ前政権が「先制的核不使用」だとした時は、各界で称えられたが「ロシアや中国がそれ(戦術核)を持っていた場合に、戦術面で一対一になったら敵わない」「より効率的な戦いをする時にも負けてしまう」ことを意味していたのだと指摘。その上で八代氏は「(米国は)弱気になったと見られる」「そうすることで(米国は)同盟国自体を守れなくなってしまう」と分析する。
また八代氏は、一部でトランプ政権の見直しが好戦的だと言われていることについて否定しつつ「自ら可能性を排除しないということが、相手に対するより強いけん制になる」と持論を展開した。一方で「どの核であっても使わせない努力っていうのは大切」と、実際に核を使うようなことがあってはならないという考えを示していた。
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(引用元:livedoor news)
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