6日放送、TBS「S☆1」に、シカゴ・カブスとの契約満了でフリーエージェント(FA)になっている上原浩治が出演。注目される去就を問われ、改めてアメリカで現役を終えたいとの希望を口にした。
昨季はケガとの闘いもありながら、43イニングで50奪三振と力投した上原。だが、カブスと契約満了となり、43歳となるプロ20年目のシーズンを前に、まだ所属先が決まっていない。
盟友・高橋由伸が監督を務める巨人への復帰については、「アイツが頭下げれば考えますけど、そういう話をもってこないと思うんで」と、冗談を交えつつ、打診はないと明かしている。
巨人だけではなく、他球団からもオファーはないという。ただ、現役続行ならメジャーという想いは変わらない。上原は「ちょっと偉そうなことを言って後悔していますけど」と苦笑しつつ、メジャーで続ける考えを改めて認めた。
「日本で10年、アメリカで10年」が目標という上原は、「もう1年アメリカでやりたいっていう気持ちはあります」とコメント。強いこだわりではないとしつつ「10年・10年でキリがいい」「せっかく行ったんで、アメリカで終わったほうがいいかなって気持ちも多少ある」と続けている。
メジャーの日本人選手では、イチロー、ダルビッシュ有、青木宣親といったビッグネームたちも去就が決まっていない。上原は「ダルビッシュとか大物が決まらないと、小物の僕たちが決まらないんですよ。だから早く決まってほしい」と、冗談を飛ばして笑った。
一方で、新シーズンからは大谷翔平がメジャーに挑戦することが決まっている。アメリカでも二刀流が通用するか問われると、上原は「成功するとは言い難い」「やってみないと分からないというのが正直な意見」と冷静に分析している。
ことし43歳とあり、年齢もネックとなることを認める上原。だが、引退は考えていないという“就活中”の名投手は「30球団のGM、上原をよろしくお願いします」と、テレビ画面の前で頭を下げた。
(引用元:livedoor news)