15日放送の「たけしのニッポンのミカタ!」(テレビ東京系)で、お笑いタレントのビートたけしが、映画監督・北野武として撮影に対する想いを語った。
番組終盤、ゲストの俳優・斎藤工が、自身の初監督作品で2018年公開予定の映画「blank13」において、北野映画の手法を手本にしている部分があることを明かした。
斎藤は「準備段階で何度も『キタノブルー』っていう言葉を、言いたかったんで言いました」と、北野作品で多用されるブルーの映像を意識していることを、周囲に伝えていたという。
また、斎藤は「今回は僕も、テスト(リハーサル)していなかったり」と、北野映画の撮影手法をマネたことも打ち明けた。
すると、たけしは「(自身の)出身が漫才師だから。初めての客の前に出ていって、漫才やるじゃん」「同じ客の前で、2回も同じネタできるか! っていう。笑わないじゃん」と映画の撮影で、リハーサルをしない理由を語った。
さらに、たけしは「カメラマンも初めて見る演技だから緊張するのよ、役者も」「だけど、うまくいったら、本当にリアルな…ダイレクトなのね」「場馴れしていない感じがする」とスタッフと役者を巻き込んだ、撮影手法であることを説明。
また「焼き付けるのって変なもんだなと思って」「同じフィルムなのに、精神まで焼き付けてるような気がする」と持論を展開するたけしに、大きく頷く斎藤は「日本のドラマ界に、もっとも足りない部分はここだと思います!」と訴えていた。
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(引用元:livedoor news)
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