3日、フジテレビ「スポーツLIFE HERO’S」では、プロ野球選手100人が選んだ「プロ野球100分の1」を放送。最終回となった今回は変化球部門ベスト5を発表した。
第5位 マイコラス(巨人)/カーブ:4票
今オフ、巨人から自由契約となったマイコラスが4票で第5位に入った。196cmの長身から投じるカーブについて、巨人・菅野智之は「マンションの2階くらいから投げているくらいの角度がある」と表現し、DeNA・宮崎敏郎も「カーブじゃないんですよ。落ちるスピードも速いし、バットの接点に合わない」と舌を巻いた。
第5位 ドリス(阪神)/フォーク:4票
今季37セーブを記録したドリスが、マイコラスと同票で第5位に。ドリスから1点も奪えなかったヤクルト勢からは、坂口智隆が「単純に落ち幅もスピードもすごかった」と振り返ると、中村悠平も「もうきついなっていう」と苦笑いを浮かべた。
第4位 則本昂大(楽天)/スライダー:5票
今季奪った222個の三振のうち、50個はスライダーで奪ったという則本。西武・浅村栄斗は「曲り幅もデカいし追い込んでからインスラを使ってくる」と話すと、球界屈指のスラッガー、ソフトバンク・柳田悠岐は「結構、絶望を感じましたね。ど真ん中のスライダー、見逃し三振が一個あったんですけど、ど真ん中で手が出なかった。こんなピッチャー『今の俺じゃ打てないな』って思いました」と溜息をついた。
第3位 菊池雄星(西武)/スライダー:7票
140キロを超える高速スライダーで右バッターのインコースを抉る菊池のスライダー。今季は右打者から159三振を奪っており、左投手が右打者から奪った三振の割合は33.8%で歴代最高記録だという。その切れ味には、則本も「球速もありながら鋭い変化もしている」と、嶋基宏も「打つ寸前まで真っ直ぐにしか見えない」と驚きを隠せずにいた。
第2位 菅野智之(巨人)/スライダー:21票
今季数々のタイトルを手にした巨人・菅野のスライダーが第2位。阪神・大山悠輔は「カットしようと思っていったんですけど当たらなかった」と苦笑いを浮かべ、中日・京田陽太は「スライダーが消えますね」とも。広島・鈴木誠也に至っては「テレビで見るのと違う。打席立ったら直角(に曲がる)」と表現した。
第1位 千賀滉大(ソフトバンク)/フォーク:23票
今季対戦のなかった選手も含め、11球団から23票を集めた千賀の通称「お化けフォーク」が堂々の1位に。ロッテ・角中勝也は「ファールにできれば100点」といい、オリックスに移籍が決まった増井浩俊も「同じ握りにしても、ああいう落ち方はしなかった」と語る。また、巨人・小林誠司は「初見じゃ捕れないです。僕は」といえば、チームメイトの甲斐拓也は「落差もそうなんですけど、揺れたりもする」と驚きの事実を明かした。
(引用元:livedoor news)