Googleは2023年1月、中国を除くアジア太平洋地域(APAC)の2022 年の検索動向をまとめた『Google トレンドで振り返る 2022 年 –Year in Search から見る3 つの生活者動向』レポートを公開した。本レポートからの気付きは「人々が押し寄せる不確実性に向き合っている姿」であり、「生活者が検索する際に何を考えているか」に基づいて、重要なインサイトを特定している。そこで今回は、検索からわかった興味深い結果をいくつかピックアップしてみた。
■トレンド 1:アイデンティティの再考
コロナ禍の3年間で、人々は自分自身について再考するようになった。自国の文化や伝統に関心が高まり、異文化にも興味を持つようになった。人々は自分が最も自分らしくいられる方法を探求し、自分の幸福を重視し、自分を磨くために努力するようになった。
日本では、時間当たりの成果(タイムパフォーマンス)を意味する「タイパ」の検索が 100% 以上増加。無理をし過ぎず、最小限の労力でできる限り大きな成果をあげようとする姿勢がうかがえる。
本業を複数もつ働き方「複業」の検索が 60% 以上増加した。ワークライフバランスを見直すのと同様に、人々はスキルアップし、より柔軟な仕事を探し、独立を考えるようになってきた。
■トレンド 2:価値の探求
人々はインフレが進んだことで、価格だけでなく何が価値あるものかを見極めるようになった。このため、生活者はより現実的な買い物に集中し、欲しいものよりも必要なものを優先するようになっている。節約の中で、古着のような財布に優しい選択肢が、環境保護にも役立つことに気づいている。
ブランドへの信頼は、高品質で信頼できるサービスや製品を提供するかどうかの判断材料となっている。人々は単に安価なものよりも、総合的に判断して価値あるものを選ぶ傾向がある。
「円安」の検索が 500% 増加。「円安 いつまで」も 2,300% 以上増加し、「インフレとは」の検索も 120% 以上増加した。世界経済の不確実な状態が続く中、物価上昇の原因から新たな投資動向まで、重要な判断を下すための金融および経済のリテラシーを高めるための情報を探究しているのだろう。
■トレンド 3:楽しみの発見
人々は、不確実な日常を受け入れながらも、生活や趣味を我慢するのではなく、限られた時間やチャンスを最大限に生かすことで楽しむ方法を見つけている。その方法の1つは、ささやかなぜいたくや手頃な刺激を楽しむことだ。人々は高価な買い物を予算内に収める方法を探したり、買い物を先送りしたりすることもあるが、大多数は手頃な刺激を求めている。
「格安航空券」の検索が 80% 以上増加。また「オールインクルーシブ・リゾート」の検索も80% 以上増加した。Google と KANTAR が日本を含むアジア太平洋地域の 6 カ国で行った調査によると、ほとんどの国で、2022 年の旅行需要は感染症の拡大以前(2019 年)の水準を上回っている。
75% の人が近い将来にできるだけ多く旅行したいと言い、東南アジアの生活者の 29% は旅行をこれ以上先延ばしにしたくないと答えている。また Google と KANTAR による別調査では、旅行資金を捻出するために、日常生活での節約にも前向きであることがわかった。
Googleは検索から得た様々な情報を提供している。日頃からインターネットでの検索をマーケティングに活かしたいと考えている人は、「Think with Google」のサイトを覗いてみよう。
■Google トレンドで振り返る 2022 年 — Year in Search から見る 3 つの生活者動向
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(引用元:livedoor news)