dotomoとau向けと見られるGalaxy S23とGalaxy S23 Ultraがデンマークの認証を通過!写真はS22シリーズ |
Samsung Electronics(以下、Samsung)の次期フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S23」および「Galaxy S23+」、「Galaxy S23 Ultra」(ともに仮称)と見られる製品が米連邦通信委員会(FCC)の認証を通過しています。それぞれ現行モデル「Galaxy S22」および「Galaxy S22+」、「Galaxy S22 Ultra」の後継機種となると見られます。
FCCを通過した型番はGalaxy S23が「SM-S911B」(A3LSMS911B)や「SM-S911U」(A3LSMS911U)、Galaxy S23+が「SM-S916B」(A3LSMS916B)や「SM-S916U」(A3LSMS916U)、Galaxy S23 Ultraが「SM-S918B」(A3LSMS918B)や「SM-S918U」(A3LSMS918U)などとなっています(カッコ内はFCC ID)。
またIEC(国際電気標準会議)の電気機器安全規格適合試験制度を運営するIECEEにてデンマークの認証機関「DEMKO」における検査をGalaxy S23およびGalaxy S23+、Galaxy S23 Ultraの各製品が2022年11月8日付で通過したことが公開されており、型番ルールからこのうちのGalaxy S23とGalaxy S23 UltraについてはNTTドコモ向けやau(KDDI・沖縄セルラー電話)向けと見られる製品が認証されています。
認証情報ではGalaxy S23となる「SM-S911*」(*は任意の英数字)に「SC-51D」と「SCG19」、Galaxy S23 Ultraとなる「SM-S918*」(*は任意の英数字)に「SC-52D」と「SCG20」という型番が記載されており、それぞれ「Galaxy S23 SC-51D」および「Galaxy S23 Ultra SC-52D」、「Galaxy S23 SCG19」、「Galaxy S23 Ultra SCG20」として来年春以降に登場すると予想されます。
また認証情報から急速充電としてGalaxy S23は最大25W(9.0V/2.77A)の「超急速充電」、Galaxy S23 Ultraは最大45W(10V/4.5A)の「超急速充電2.0」に対応しているとのこと。なお、今年のGalaxy S22シリーズでもNTTドコモやauではGalaxy S22+は取り扱いがありませんでしたが、現時点ではGalaxy S23シリーズについてもGalaxy S23+の日本向けと見られる型番は見られないため、発売されない可能性が高そうです。
Galaxy S23と見られる製品のDEMKOによる認証情報。SC-51DとSCG19という型番が記載されています
Galaxy S23およびGalaxy S23 Ultraは日本でも今年4月にNTTドコモやauから発売されたGalaxy S22およびGalaxy S22 Ultraの後継機種で、フラッグシップモデル「Galaxy S」シリーズの次期モデルとなり、グローバル向けは来年2月に正式発表されると噂されています。当然ながら現時点では詳細な製品情報は不明です。
ただし、噂では基本的にこれまでのGalaxy S21シリーズから続く外観や仕様を踏襲すると言われており、Galaxy S23はGalaxy S21やGalaxy S22にあったリアカメラのパーツ部分が強調されたデザインからすっきりとしたデザインに変更されるとされているほか、Galaxy S23 Ultraもリアカメラ部分がより目立たないデザインとなると予想されています。
<Galaxy S23>
・A3LSMS911B – OET List Exhibits Report – FCC
・DK-134362-UL | IECEE Certificates
・SM-S911U – Geekbench Search – Geekbench Browser
<Galaxy S23+>
・A3LSMS916B – OET List Exhibits Report – FCC
・DK-134252-UL | IECEE Certificates
・SM-S916U – Geekbench Search – Geekbench Browser
<Galaxy S23 Ultra>
・A3LSMS918B – OET List Exhibits Report – FCC
・DK-134276-UL | IECEE Certificates
・SM-S918U – Geekbench Search – Geekbench Browser
また恐らく日本市場向けについてはチップセット(SoC)に先日にQualcommから発表された最新のハイエンド向け「Snapdragon 8 Gen 2(型番:SM8550-AB)」(開発コード名:Kailua)が採用されると思われ、TSMCの4nmプロセスで製造されてL3キャッシュが8MBに増量され、メモリー(RAM)もLPDDR5-4200に高速化され、GPU「Adreno 740」は性能が25%向上した上で電力消費は45%も改善されているほか、DSP「Hexagon」も電力効率が60%改善されるなど、かなり高性能化と省電力化が進んでいます。
またCPU「Kryo」についても新たにArm Cotex-X3×1、Arm Cortex-A715×2、Arm Cortex-A710×2、Arm Cortex-A510×3の8コア(オクタコア)となり、Geekbenchに登録されているSM-S911UやSM-S916U、SM-S918Uの結果ではシングルコアが1500前後、マルチコアが4700前後と、Galaxy S22シリーズ(シングルコアで1200前後、マルチコアで3100前後)と比べてかなり向上しているようです。
Galaxy S23 Ultraと見られる製品のDEMKOによる認証情報。SC-52DとSCG20という型番が記載されています
またバッテリー容量はFCCが公開している資料からGalaxy S23が3900mA(電池バック「EB-BS912ABY」で定格容量は3785mAh)とGalaxy S22から200mAh増量され、Galaxy S23 Ultraは5000mAh(電池パック「EB-BS918AB」で定格容量は4855mAh)とGalaxy S22 Ultraと同じとなるとされており、SoCが省電力化されるので電池持ちは良くなりそうです。なお、Galaxy S23+は4700mAh(電池パック「EB-BS916ABY」で定格容量は4565mAh)となるとされています。
さらにFCCの資料からGalaxy S22シリーズと同じくGalaxy S23 UltraのみがUWBをサポートしているようです。その他、Galaxy S23 Ultraはリアカメラのメインセンサーが2億画素CMOSの「ISOCELL HP2」になり、4in1と16in1のピクセルビニング技術に対応するほか、望遠カメラもGalaxy S22 Ultraと同様に光学3倍相当と光学10倍相当に対応すると噂されています。まずは海外向けのGalaxy S23シリーズの発表となると思われますが、どういった製品になるのか楽しみですね!
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(引用元:livedoor news)