防水&FeliCa対応で小型・高性能な5G対応フラッグシップスマホ「ASUS Zenfon…

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エイスースの新フラッグシップスマホ「Zenfone 9」をフォト&ムービーレポート!


既報通り、ASUS JAPAN(以下、エイスース)は2日、最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Zenfone 9(型番:AI2202)」(ASUSTeK Computer製)のメーカー版(いわゆる「SIMフリー製品」)を日本のオープン市場にて2022年11月4日(金)に発売すると発表しました。また発売に先立ってすでに予約販売を実施しています。

日本で販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージの違いによって3つあり、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式Webショップ「ASUS Store」では8GB RAM+128GBストレージモデルが99,800円、8GB RAM+256GBストレージモデルが112,800円、16GB RAM+256GBストレージモデルが129,800円となっています。

また本体色は8GB RAM+128GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF9-BK8S128)およびムーンライトホワイト(型番:ZF9-WH8S128)、スターリーブルー(型番:ZF9-BL8S128)、サンセットレッド(型番:ZF9-RD8S128)の4色、8GB RAM+256GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF9-BK8S256)およびムーンライトホワイト(型番:ZF9-WH8S256)が2色、16GB RAM+256GBストレージモデルがミッドナイトブラック(型番:ZF9-BK16S256)の1色が用意されています。

販路はASUS Store以外にもAmazon.co.jpやビックカメラ、エディオン、ひかりTVショッピング、Joshin、コジマ、ノジマ、ソフマップ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラといった量販店やECサイトに加え、仮想移動体通信事業者(MVNO)として「IIJmio」や「NifMo」、「LinksMate」にて販売されます。なお、Zenfone 9は昨年発売された前機種「Zenfone 8」と同様に防水・防塵に対応しているほか、日本向け製品では同じくZenfone 8に続いて日本でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。

また合わせてZenfone 9専用別売アクセサリーとして便利なケースおよびスマートスタンド、カードホルダーといったアクセサリー3点がセットになった「Zenfone 9 Connex Accessories Set」(ブラック「型番:ZF9_CONNEX_BK」とホワイト「型番:ZF9_CONNEX_WH」)、バックパックにZenfone 9を固定できる「Zenfone 9 Smart Backpack Mount」(ブラック「型番:ZF9_MOUNT」)が販売され、希望小売価格およびASUS Storeでの価格はそれぞれ5,280円と9,980円となっています。

さらにASUS StoreではZenfone 9の発売を記念して購入で30日間の返品保証キャンペーンおよびZenfone 9本体と専用アクセサリーを同時購入で10%OFFで購入いただける割引キャンペーンに加え、同社の既存スマホ利用者限定でZenfone 9を10%OFFで購入できる買い替えキャンペーンを開催するとのこと。詳細はキャンペーンWebページ( https://jp.store.asus.com/store/asusjp/html/pbPage.zenfone/ )をご確認ください。

その他、Zenfone 9の日本向け製品のみの特典として今秋リリースの注目スマホゲーム「ゆるキャン△つなげるみんなのオールインワン︕︕」(以下、ゆるキャン△)とコラボした限定壁紙をプリインストールしているほか、Zenfone 9やゆるキャン△グッズが当たるコラボキャンペーンも開催予定です。キャンペーンの詳細は順次、ASUS Japan公式Twitterアカウント( @ASUSJapan )にて告知するとしています。

本記事ではエイスースが事前に開催した内覧会にてZenfone 9の日本向け製品についてプレゼンテーションで説明を受けた後に実際に実機をタッチ&トライできたので、外観や基本機能を中心に写真や動画を交えて紹介していきます。


Zenfone 9を持ってみたところ。5.9インチサイズで高性能ながらも持ちやすいサイズ感に

Zenfone 9はエイスースが展開する「Zenfone」ブランドの最新フラッグシップスマホで、昨年発売された前機種のZenfone 8に続いて近年のハイエンドスマホの大型化に対して片手で操作しにくいといった問題からサイズを横幅70mm前後が片手操作できる限界だと再定義し、Qualcommの最新チップセット(SoC)「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載して小型&高性能を継承しています。

外観はデザインがZenfone 8よりもよりスクエアになって個人的にはより洗練されて今風になったように感じます。また新開発のテクスチャー処理された表面素材のおかげで手触りが非常に良く、非常にタフで快適でありながらグリップ力がある上、指紋も付きにくく、傷がつきにくくなっているとのと。この高度な素材によってZenfone 8と比較して背面カバーの重量を36%削減できたということです。


Zenfone 9のパンチホール部分。新たにマスク着用時の顔認証に対応。なお、Zenfone 8に搭載されていた通知用LEDは非搭載となっています

サイズは約146.5×68.1×9.1mm、質量は約169gと、Zenfone 8とほぼ同じで仕様的には若干だけZenfone 9の方が小さいのですが、Zenfone 8の方が丸みがあることもあり、Zenfone 9の方が持った感はあるように思われました。またZenfone 8に続いてグローバルモデルを含めて引き続いて防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)にも対応しているほか、日本向け製品はおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しているのも嬉しいところです。

ディスプレイは左上にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約5.9インチFHD+(1080×2400ドット)AMOLED(有機EL)となっており、有機ELパネルはSamsung Display製で、最大120Hzリフレッシュレート(自動・120Hz・90Hz・60Hzから選択)や明るさ1100nits、HDR10+、Delta-E<1、DCI-P3 112%、sRGB色空間151.9%、ブルーライト軽減機能(Eye Care Display)などをサポートしています。

また画面は強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われ、パンチホール部分には約1200万画素CMOS(1画素1.22μm、Dual PDAF、Sony製「IMX663」)/広角レンズ(F2.45、35mm換算で27.5mm相当)のフロントカメラを内蔵し、新たにマスク着用時の顔認証にも対応しています。一方、Zenfone 8では画面内センサーでしたが、Zenfone 9は右側面の電源キー(スマートキー)部分に内蔵された「ZenTouch」となり、タッチセンサーも兼ねているのでスクロールなどの各種操作にも対応しました。


指紋センサーは画面内から右側面の電源キー部分に内蔵され、ZenTouchとして片手操作をサポート

ZenTouchはスマートキーを2回押しや長押しでGoogle アシスタントや各種アプリ機動、電話発信などが行えるほか、なぞることで通知のチェックや画面の更新、Webページの先頭・最後に移動、メディアファイルの前後移動および再生・一時停止などが行なえます。

また片手操作しやすいように他にもお気に入りのアプリを素早く機動できる「エッジツール」や背面を2回タップするとスクリーンショット撮影や懐中電灯ON/OFF、サウンドレコーダーやGoogle アシスタントの機動などから設定した機能が利用できるようになっています。


「設定」→「拡張機能」に「スマートキー」や「エッジツール」、「ツインアプリ」、「OptiFlex」、「Game Genie」などのあります。また「設定」→「セキュリティ」から顔認証や指紋認証を登録して利用可能


ZenTouchとなるスマートキーの設定画面。長押しに「電源を切る」を設定すれば、これまで通りにスマートキーの長押しで電源を切るメニューが表示可能

リアカメラの構成は以下のようになっており、リアカメラのメインセンサーはZenfone 8と比べてセンサーサイズが22%大型化し、1画素のピクセルサイズも56%増加したため、より暗いところでも明るく綺麗な写真や動画が撮影できるようになっているとのこと。またメインカメラは従来までの光学手ブレ補正(OIS)に加えて6軸ジンバルも搭載し、ブレのないより滑らかな動画撮影が可能となっています。なお、広角カメラを1倍とすると、超広角カメラは光学0.6倍に相当するとのこと。

リアカメラ
・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm、4-in-1、Sony製「IMX766」)/広角レンズ(F1.9、35mm換算で23.8mm相当、OIS、6軸ジンバル)
・約1200万画素CMOS(1/2.55型、1画素1.4μm、Dual PDAF、Sony製「IMX363」)/超広角マクロレンズ(F2.2、35mm換算で14.4mm相当、画角113°、4cm接写)


Zenfone 9の背面。右下に横持ちレイアウトで「ASUS Zenfone」とロゴが配置。なお、おサイフケータイマークは本体には記載されておらず、出荷時に本体を保護するために覆っているフィルムに記載されているのみ


本体サイズが小さめなため、リアカメラのレンズがより大きく見えて存在感がありますが、メインセンサーは1/1.56型に


カメラモードは「写真」および「動画」、「ポートレート」、「パノラマ」、「ライトトレイル」、「夜景」、「タイムラプス」、「スローモーション」、「PROモード」、「PROビデオ」に対応


カメラの設定画面。6軸シンバルに対応しており、スタビライザーガイドで使い方が把握でき、ジンバルキャリブレーションも行えます

また小型ながらも4300mAhバッテリーを搭載し、Zenfone 8の4000mAhから7.5%増量されて電池持ちはより良くなっているということで、引き続いて急速充電(30W)にも対応しています。さらに小型なのに3.5mmイヤホンマイク端子も搭載し、Qualcomm製スマートアンプ「WSA8835」を搭載したマルチマグネットデュアルステレオスピーカーによってより大きくより深く歪みの少ない音響効果を実現。加えてDirac HDサウンドもサポート。

一方で最新のゲーミングスマホも採用する現状でQualcommの最も高性能なSoCであるSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しつつコンパクトサイズとなっているため、発熱による性能劣化も気になるところですが、Zenfone 9ではZenfone 8から大幅に冷却システムを向上させ、Zenfone 8ではヒートパイプでしたが、Zenfone 9では初めてベイパーチャンバーを搭載し、面積もZenfone 8のヒートパイプと比べて230%に広げており、熱を拡散させる銅板と熱を遮るグラファイトシートで挟むことで熱が上がりすぎないようにしているということです。


Zenfone 9は全4色展開ですが、スターリーブルーとサンセットレッドは8GB RAM+128GBストレージモデルのみなのは残念なところ。またマットな質感なため、特に淡い色ではケースを装着せずに使う場合には汚れていかないかは気になるところ


各カラーの側面の様子。ミッドナイトブラックおよびスターリーブルー、サンセットレッドの3色はともに側面のフレームや背面のリアカメラレンズがブラック仕上げで、ムーンライトホワイトのみは側面のフレームとリアカメラのレンズがシルバー仕上げとなっています

その他の仕様ではWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN、Bluetooth 5.2、NFC、FMラジオ、USB Type-C端子(USB 3.1)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、磁気センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、位置情報取得(GNSS、デュアルバンドGPS・Galileo・QZSS、トリプルバンドBDS、Glonassなど)。RAMはLPDDR5、内蔵ストレージはUFS3.1を採用。 OSはAndroid 12ベースの独自ユーザーインターフェイス「ZenUI 9」をプリインストール。


Zenfone 9の左右側面。左側には何もなく、右側には音量上下キーとスマートキーが配置


Zenfone 9の上下側面。上側には3.5mmイヤホンマイク端子、下側にはカードスロットとUSB Type-C端子、スピーカーが配置


Zenfone 9のSIMカードスロット。SIMピンで開けるタイプで、nanoSIMカード(4FF)サイズが表裏に1枚ずつ装着でき(表がSIM1、裏がSIM2)、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポート。なお、microSDカードなどの外部ストレージスロットには非対応

バッテリー駆動時間はWi-Fi利用時で約13.5時間、4G LTE利用時で約13.3時間、5G利用時で約11.5時間。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通りで、SIMはnanoSIMカード(4FF)のスロットが2つのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しています。また同梱品は充電器(30W対応)やUSB-C to Cケーブル、ケース、SIMピンで、ケースはMoonlight Whiteにはホワイト、それ以外にはブラックの純正ケースが付属しています。なお、Zenfone 9 Connex Accessのブラックはケースとスマートスタンドがブラック、カードホルダーがグリーン、ホワイトはケースとカードホルダーがホワイト、スマートスタンドがブラウンとなっています。

5G NR (Sub-6): n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42
3G W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G GSM/EDGE: 850/900/1800/1900MHz

Zenfone 9のアプリ一覧(ドロワー)と設定画面


「設定」→「デバイス情報」を表示したところ。本体色も表示されるのは珍しい


「設定」→「ネットワークとインターネット」にある「デュアルSIM設定」と「設定」→「ストレージ」の画面


Android 12をプリインストールしているので壁紙に合わせたカラーリングのスタイルに設定可能

最後にエイスースが事前に開催した内覧会のプレゼンテーションとタッチ&トライの模様をそれぞれ紹介している動画を掲載しておきます。Zenfone 9は昨年のZenfone 8より幅70mmで持ちやすいサイズ感をめざしてハイエンドながらもコンパクトな製品というコンセプトを継承しつつ、より完成度が高められたほか、1/1.56型と大きめのセンサーと6軸シンバル対応でカメラ機能が特に強化された魅力的な機種になっていると思われます。

円安の影響でZenfone 8の発売時の価格よりも2万円ほど高いのが惜しいところですが、他のメーカーも新製品は従来の製品よりも価格が高くなっていたり、同じような価格帯にするためにコスト削減で微妙にスペックが削られていたりしますし、発熱問題があるとされるSnapdraton 8 Gen 1ではなく、さらに上位ながらも安定した動作が期待できるSnapdraton 8+ Gen 1を搭載しているというのも良い点ではないでしょうか。

ASUS スマートフォン Zenfone 9 【日本正規代理店品】ZF9 (8GB / 128GB / Qualcomm Snapdragon 8+ Gen1 / 5.9型ワイド AMOLED/防水・防塵 (IP65 / IP68) / Android 12 / 5G / スターリーブルー/FeliCa・おサイフケータイ) ZF9-BL8S128/A
Asus
2022-11-04


記事執筆:S-MAX編集部
<>写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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(引用元:livedoor news)

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