5G対応ハイエンドスマホ「motorola edge30 PROをフォト&ムービーレビュー! |
既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が展開するフラッグシップ「motorola edge」ファミリーにおける新商品として5G対応プレミアムスマートフォン(スマホ)「motorola edge30 PRO(モデル名:XT2201-1)」を2022年6月3日(金)に発売します。販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージが8GB+128GBモデルと12GB+256GBモデルとなっています。
価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webショップ「MOTO STORE」では8GB+128GBモデルが86,800円、12GB+256GBモデルが89,800円となっており、販路はMOTO STORE以外にも量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)で取り扱われます。
販路は現時点でMVNOがIIJmioやgoo Simseller(OCN モバイル ONE)、量販店がエディオンやケーズデンキ、ジョーシン、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラなど、ECサイトがAmazon.co.jpやe-TREND、ひかりTVショッピング、murauchi.com、楽天市場などとなっており、ともにオープン市場向けメーカー版(いわゆるSIMフリーモデル)として販売されます。
またモトローラではmotorola edge30 PROの日本発売を記念して「Twitterプレゼントキャンペーン」を2022年5月18日(水)12:00から2022年6月7日(火)23:59まで実施し、同社の公式Twitterアカウント( @MotorolaJP )をフォローしてキャンペーン投稿をリツイートすると抽選で2人にmotorola edge30 PROがそれぞれ1台プレゼントされるということです。なお、色やモデルは選べないとのこと。
本記事ではモトローラが5月30日(月)に開催した「新製品説明会」においてmotorola edge30 PROの実機をタッチ&トライしてきたので外観や基本機能、特徴などを写真や動画を交えて紹介します。
motorola edge30 PROの正面
motorola edge30 PROはQualcomm製ハイエンド向けチップセット(SoC)「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載した世界初の製品となった中国向けプレミアムスマホ「motorola edge X30」のグローバル版で、日本でも昨年10月に発売された「motorola edge20」や「motorola edge20 fusion」に続く最新の「motorola edge30」ファミリーの上位モデルとなります。
なお、RAMはPDDR5、内蔵ストレージはUFS3.1となっています。ディスプレイは上部中央にハンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約6.7インチFHD+(1080×2400ドット)有機EL「Max Vision」ディスプレイで、1億色表示や144Hzリフレッシュレート、360Hzタッチサンプリングレート、DCI-P3、HDR10+、明るさ700nitsなどに対応しています。
motorola edge30 PROの最大の特徴はSnapdragon 8 Gen 1を搭載しつつ10万円を切る価格と言えそう
画面上部中央にパンチホールが配置。パンチホールは少し大きめな印象
ディスプレイの周りの縁(ベゼル)はかなり狭く、画面占有率(アクティブエリアタッチパネル:AA-TP)は約88.5%となっています
またペン入力に対応しており、スタイラスモードをONにした場合にはスタイラスのタッチサンプリングレートが240Hz、指のタッチサンプリングレートが120Hzとなるとのこと。なお、ペンは付属しません。画面占有率は88.5%に達し、ディスプレイは指紋が付きにくいコーティングが施された2.5Dラウンドの強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」で覆われています。
また背面は3Dラウンジの強化ガラス「Corning Gorilla Glass 5」でより割れにくくなっており、側面フレームはプラスチック製。サイズは約163.06×75.95×8.79mm、質量は約196g、本体色は日本ではコスモブルー(型番:PASS0022JP)のみとなるとのこと。生活防水・防塵(IP52)に対応。本体右側には側面指紋センサーを搭載し、生体認証としては顔認証にも対応。
motorola edge30 PROを持ってみたところ。さすがに6.7インチサイズなので大きめながらも背面の左右端が湾曲しているので持ち心地はそこまで悪くはない感じ
motorola edge30 PROの背面。カラーバリエーションはコスモブルーの1色のみで、左右端が湾曲しており、最近のフラッグシップスマホとしてはやや厚みがある印象。またツヤのある質感となっています
カメラの構成は以下の通りで、フロントカメラやリアカメラの広角・超広角カメラは4画素を1つにまとめて明るく撮影できるクアッドピクセル技術に対応し、デュアル撮影や超高解像度、プロ(長時間露出可能)、ナイトビジョン、シネマグラフ、ポートレート、パノラマ、ライブフィルタ、スポットカラー、シネマグラフ、カットアウトなどの機能に対応しています。
<フロントカメラ>
・約6000万画素CMOS(1画素0.6μm)/広角レンズ(F2.2)
<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS(1画素1.0μm、Dual Pixel PDAF)/広角レンズ(F1.8、OIS)
・約5000万画素CMOS(1画素0.64μm)/超広角マクロレンズ(F2.2、114°)
・約200万画素CMOS(1画素1.75μm)/深度カメラ(F2.4)
mororola edge30 PROのリアカメラ部分。出っ張りはそれなりにあります
プリインストールされている標準カメラアプリのファインダー(撮影)画面
標準カメラアプリはUltra-Res(超高解像度)やデュアル撮影、パノラマ、シネマグラフ、タイムラプス、スポットカラーなどのモードに対応
標準カメラアプリの設定画面
主な仕様はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz、6GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、USB Type-C端子(USB 3.1、DisplayPort 1.4)、4800mAhバッテリー、急速充電(最大68W)、ワイヤレス充電(最大15W)、ワイヤレス外部給電(最大5W)、位置情報取得(A-GPS、Glonass、Galileo、BDS、QZSS)など。
また2つの外部スピーカーを搭載し、ステレオやDolby Atmos、Qualcomm Snapdragon Soundに対応しています。microSDカードなどの外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子、FMラジオ、おサイフケータイ(FeliCa)には非対応。
motorola edge30 PROの左側面
motorola edge30 PROの右側面には指紋センサーを内蔵した電源キーや音量上下キーが配置
motorola edge30 PROの上側面にはマイクが配置
motorola edge30 PROの下側面にはマイクやUSB Type-C端子、外部スピーカー、nanoSIMカード(4FF)のスロットが配置
携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通りですが、日本で利用できるのは5G NR方式のn1およびn3、n8、n28、n40、n41、n77、n78、4G LTE方式のBand 1および3、8、18、19、26、28、39、40、41(AXGP)、42、3G W-CDMA方式のBand IおよびVIIIとなっています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのデュアルSIMデュアル5Gに対応。
G NR: n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
4G LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48/B66
3G W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B8
2G GSM: 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
その他の仕様では近接センサーや環境照度センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、ThinkShield for mobile、Host-Aware Performance Booster 2.0など。同梱品はmotorola edge30 PRO本体のほか、TurboPower(68W)対応ACアダプターやUSB Type-Cケーブル、SIMピン、スタイラス、保護ケース、ガイドなどの紙類。
OSはAndroid 12(MYUI 3.0)をプリインストールし、My UXによってさまざまな機能にも対応し、親切ディスプレイやピークディスプレイ、持ち上げてロック解除、持ち上げて消音、パワータッチ、下向きでマナーモード、ゲームタイム、メディアコントロールなどに対応。さらにワイヤレスでテレビやモニターなどの外部画面に接続してアプリの利用やビデオ通話、ゲームなどを楽しむことができる「Ready For」にも対応しています。
ドロワー(アプリ一覧)画面
設定の第1階層目。Android 12の新機能である「カスタマイズ」に対応し、フォントや色などが選択できるようになっています
設定の「電話情報」。デバイス名は「motorola edge 30 pro」となっており、海外ではmotorola edge 30 proと発表されていますが、日本法人ではプレスリリースで「motorola edge30 PRO」と表記しているため、本記事でもこの表記を採用しています
OSはAndroid 12をプリインストールし、展示機ではビルド番号が「S1SH32.55-70-5」となっていました
この製品は8GB+128GBモデルでしたが、12GB+256GBモデルも販売されます
内蔵ストレージの空き容量。価格差を考えると、外部ストレージスロットはありませんし、12GB+256GBモデルがお買い得と言えそうです
規制情報。日本向けの認証(いわゆる「技適」)では電波法に基づく工事設計認証(R)が「202-SMJ115」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「ADF220222003」
このようにmotorola edge30 PROは日本市場においては久しぶりのモトローラにおける最上位機であり、日本市場でニーズの高い防水やFeliCaには対応していないものの、Snapdragon 8 Gen 1を搭載しながらも86,800円から購入できるのが魅力となっています。
円安や半導体不足などの影響から今年のSnapdragon 8 Gen 1を搭載したハイエンドスマホは10万を切るどころか、15〜20万円といったかなり高い価格設定となっていることもあり、防水やFeliCaは必要ないものの、とにかく高性能な製品を安く手に入れたい場合の選択肢としてうまく販売台数が伸びると良いなと思いました。
S-MAX:モトローラのハイエンドスマートフォン「motorola edge30 PRO」の主な特徴やカメラ機能などについて聞いてみた【説明会レポート】 – YouTube
S-MAX:モトローラの新スマホ「motorola edge30 PRO」「moto g52j 5G」メディア向け製品説明会【プレゼン】 – YouTube
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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(引用元:livedoor news)