5G対応の新エントリースマホ「OPPO A55s 5G」のメーカー版「CPH2309」をファーストインプレッション! |
既報通り、オウガ・ジャパン(旧:オッポジャパン)が5G対応の新しいエントリースマートフォン(スマホ)「OPPO A55s 5G(オッポ エーゴーゴーエス ファイブジー)」(OPPO Mobile Telecommunications製)を発表しました。日本市場においてオープンマーケット向けメーカー版「CPH2309」や携帯電話サービス「SoftBank」からソフトバンク版
「A102OP」がともに2021年11月26日(金)に発売されます。
価格(金額はすべて税込)はメーカー版ではオープンながら希望小売価格および「OPPO公式楽天市場店」や「OPPO公式PayPayモール店」といった公式Webストアでは33,800円となっており、
ソフトバンク版では公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」などの直営店で27,360円となっています。
なお、SoftBankでは48回払いで購入して25ヶ月目以降に返却すると最大24回分の残債が免除される「新トクするサポート」の特典を利用した場合の実質負担額は570円/月×24回(総額13,680円)からなるほか、ソフトバンクオンラインショップおよび「ソフトバンク 電話店」、「ワイモバイルからソフトバンクへののりかえ専用サイト」では「【オンライン限定】web割」によって他社から乗り換え(MNP)なら21,600円が割り引かれます。
またメーカー版およびSoftBank版ともにすでに予約受付が実施されています。なお、メーカー版およびSoftBank版はそれぞれ購入時よりSIMロックのかかっていないSIMフリー製品で、メーカー版は量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)としてIIJmioなど、移動体通信事業者(MNO)として楽天モバイルが販売します。
主な販路における価格についてはすでに紹介している通りです。本記事ではオウガ・ジャパンよりOPPO A55s 5Gのメーカー版であるCPH2309をお借りしたので、まずは開封して外観や同梱品、基本機能などを写真や動画を交えて紹介したいと思います。
OPPO A55s 5G CPH2309のパッケージ(箱)
OPPO A55s 5GPは同社のエントリーからミッドレンジ向け「OPPO A」シリーズにおける最新モデルで、今年6月に発売された「OPPO A54 5G」に続いて5Gに対応したほか、新たにOPPO Aシリーズ初の防水・防塵に対応しており、IP68に準拠しています。なお、おサイフケータイ(FeliCa)には非対応です。
チップセット(SoC)にOPPO A54 5Gと同じくQualcomm製「Snapdragon 480 5G Mobile Platform」(オクタコアCPU「2.0GHz Kryo 460コア×2+1.8GHz Kryo 460コア×6」、Adreno 619 GPUなど)を搭載して価格を抑えており、内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージも同じ4GBと64GBです。OPPO A54 5Gとの違いとしては他にOPPO A55s 5GはFMラジオに対応していますが、指紋認証には非対応となっています。
箱を開けるとまずは付属品が収納されている薄い中箱があります
中箱の下にディスプレイ面を上にして本体が収納されています
本体カラーはOPPOらしいグリーンとブラックの2色展開となっており、どちらの色でもパッケージ(箱)はともに濃い水色をベースに黒で文字が書かれており、底面に端末製造番号(IMEI)などの製品情報が記載されています。なお、中国製で「DESIGNED BY OPPO」や「ASSENBLED IN CHINA」となっています。
OPPO A55s 5G CPH2309の同梱品一覧
箱を開けるとまずは薄い中箱が収納されており、中箱には同梱品のSIM取出し用ピンおよび保護ケース、安全ガイドやクイックガイドといった紙類が入っています。その下にOPPO A55s 5Gの本体が収納されています。なお、保護フィルムは本体にすでに貼付済みですが、イヤホンや充電器、USBケーブルは付属しないのでご注意ください。
本体は半透明の保護フィルムに包まれており、それを外し、背面に貼られた製品情報が記載されたシールも剥がしてOKです。本体右側面にある電源/スリープキーを長押しして電源を入れて初期設定をしていきます。なお、初期設定は通信サービスがなくても行えますが、Googleアカウントなどにログインするためには必要です。
本体を包んでいる半透明の保護フィルムを外します
初期設定を終えたOPPO A55s 5Gを持ったところ
ディスプレイは画面左上にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約6.5インチFHD+(1080×2400ドット)TFT液晶(約405ppi)となっており、90Hzのリフレッシュレートや180Hzのタッチサンプリングレート、コントラスト比1500:1、最大輝度550nit、DCI-P3 100%に対応しています。画面占有率は90.5%と高く、エントリーモデルながらもデザイン性は高いと思われます。
サイズは約162.1×74.7×8.2mm、質量は約178gで、オウガ・ジャパンでは日本で2021年に発売したOPPOブランドのスマホでは最も軽い機種だとしており、実際に持った印象も6.5インチサイズとしてはかなり軽く感じました。指紋認証には対応していませんが、パンチホール部分には約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0)のフロントカメラを内蔵し、顔認証に対応しています。
OPPO A55s 5Gのブラックの前面と背面
パンチホールは画面左上にあり、サイズはそれほど大きくはありませんが、気になる人は気になりそうです
OPPO A55s 5Gのグリーンの背面。ミントグリーンといった印象の淡めの色合いでサラサラした質感。何人かに見てもらいましたが、人によっては好印象、人によっては少しおもちゃっぽく安っぽく感じるようです
こちらはブラックの背面のアップ。ブラックもマットでサラサラした質感で、真っ黒というよりもしっとりとした黒という印象。拡大すると細かな模様があるのがわかるでしょうか
グリーンおよびブラックともに側面は艶のある素材となっていますが、背面が光沢がありつつもサラサラしたマットな質感で指紋も目立たずかなり良好です。特にブラックは一見すると黒ですが、細かな模様が入っています。またグリーンはどちらかというとミントグリーンといった色合いで、側面も少しグリーンまたはブルーがかったシルバーとなっています。
背面には約1300万画素CMOS/広角カメラ(F2.2)と約200万画素CMOS/深度カメラ(F2.4)のデュアルリアカメラが搭載されており、超広角撮影や光学ズームには対応していませんが、ポートレートモードやウルトラナイトモード、マニュアル撮影ができるエキスパートモード、AIシーン認識などに対応しています。なお、デジタルズームは最大6倍となっています。
リアカメラ部分。リアカメラモジュールの出っ張りはそれほどでないものの、端によっているため、背面を下にしておくと多少はカタカタする感じ
主な仕様はRAMがLPDDR4X、内蔵ストレージがUFS 2.1、外部ストレージがmicroSDXCカードスロット、バッテリー容量は4000mAh、外部接続端子はUSB-C(USB 2.0)となっており、急速充電(18W)にも対応しています。なお、FMラジオは3.5mmイヤホンマイク端子にイヤホンを接続しないと利用できないようになっており、イヤホンは付属していても良かったようにも思われます。
その他、モノラルスピーカーや位置情報取得(A-GPSなど)、磁気センサー、近接センサー、光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、ステップカウント、Wi-Fi 5に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.0、テザリング(最大10台)などとなっています。
OPPO A55s 5Gの上下側面。上側にサブマイク、下側にUSB-C端子と3.5mmイヤホンマイク端子、マイク、モノラルスピーカーが配置
OPPO A55s 5Gの左右側面。右側に電源/スリープキー、左側にSIMカード/microSDカードスロットおよび音量上下キーが配置
カードスロットをSIMピンで引き出したところ。nanoSIMカード(4FF)が2枚装着可能ですが、片方はmicroSDカードとの排他となっています。またSIMはeSIMにも対応していますが、トリプルSIMには非対応です
カードスロットのアップ。左側がnanoSIMカードとmicroSDカードの共用スロット、右側がnanoSIMカード専用スロットです
携帯電話ネットワークは5G NR方式におけるSAおよびNSAによるSub6に対応し、日本ではNTTドコモおよびau、ソフトバンク、楽天モバイルの5Gに対応し、対応周波数帯は以下の通り。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つに加え、eSIMにも対応しています。ただし、nanoSIMカードスロットの片方はmicroSDカードと共用(排他)となっているとのこと。
[OPPO A55s 5G CPH2309]
5G NR: n3/n28/n77/n78
FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28
TD-LTE: Band 38/39/40/41/42
WCDMA: Band 1/2/4/5/6/8/19
GSM: 850/900/1800/1900 MHz[OPPO A55s 5G A102OP]
5G NR: n3/n28/n77(3.4GHz,3.7GHz)
FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28
TD-LTE: Band 38/40/41/42
WCDMA: Band I/II/IV/V/VI/VIII/XIX
GSM: 850/900/1800/1900 MHz
付属の透明ケースは少し硬めですが、曲げられないこともない感じで、装着後はかなりしっかりとはまっているため、落としたりしても衝撃で外れたりはしないと思われます
メーカー版のOPPO A55s 5G CPH2309では連続通話時間がVoLTEで約1560分、連続待受時間が4G LTEで約450時間、充電時間が約140分(OPPO 純正 AC アダプター 10W使用時)。Android 11ベースのColorOS 11となっており、デフォルトのホーム画面はアプリ一覧(いわゆる「ドロワー」)がないタイプです。
初期設定直後のホーム画面とロック画面。ホーム画面は右にもう1枚あり、2面で「Google」などの一部アプリはフォルダーにまとめられています
通知画面とクイック設定画面
設定画面一覧
内蔵ストレージは64GBで、初期設定直後は18.4GBを使用済み。「設定」→「便利ツール」にて「スクリーンショット」や「ナビゲーション」、「ジェスチャーとモーション」、「画面録画」、「スマートサイドバー」、「画面分割」などの設定が行えます。また「電源ボタンでGoogleアシスタントを起動」をオンにすると、電源/スリープキーを3秒間押すとGoogleアシスタントが起動でき、さらに押し続けると電源メニューが表示されます
端末情報と認証情報。いわゆる「技適」の認証番号は電波法による工事設計認証(R)が「018-210200」、電気通信事業法による技術基準適合認定(T)が「ADF21-0029018」
カメラ機能はモードが「写真」および「動画」、「夜景」、「ポートレート」、「その他」となっており、その他には「タイムラプス」や「パノラマ」、「エキスパート」、「テキストスキャナー」、「ステッカー」が用意されています
ポートレートモードでは背景のボケ具合を調整可能。AIシーンはデフォルトではOFFになっているので、必要ならONにしましょう
カメラアプリの設定では「構図」にて「グリッド」や「水準器」が利用できるほか、「詳細設定」から「自撮りを反転する」をオンにすることで鏡としても利用可能
OPPO A55s 5Gは約3万円と手頃な価格帯で5Gに加えて防水や防塵に対応しつつ、FMラジオも搭載しているため、いざというときに安心なエントリーモデルとなっており、動作もそれなりに快適なので万人にオススメできる製品となっています。
一方でOPPO A54 5Gでは対応していた指紋認証が省かれているのは少し残念ですし、カメラ機能もそこまで力を入れていないといった違いもあり、価格帯もほぼ同じとなっているため、どういった使い方をするかで選ぶと良いかと思います。最後にOPPO A55s 5Gを開封して同梱品や基本機能を紹介している動画を掲載しておきます。
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)、memn0ck
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(引用元:livedoor news)