ミドルハイのSIMフリースマホ「Redmi Note 10 Pro」をチェック! |
既報通り、Xiaomi(以下、シャオミ)が日本市場に投入する新たなSIMフリースマートフォン(スマホ)「Redmi Note 10 Pro(レッドミー ノート テン プロ)」(Xiaomi Communications製)を3月31日に発表した。発売日は本日4月16日(金)で、本体価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格が34,800円となっている。
販路は量販店の「エディオン」や「上新電機」、「ノジマ」、「ビックカメラグループ」、「ヤマダ電機」、「ヨドバシカメラ」など、ECサイトの「Amazon.co.jp」や「SoftBank SELECTION」、「ひかりTVショッピング」、「ムラウチドットコム」、仮想移動体通信事業者(MVNO)の「イオンモバイル」や「IIJmio」、「gooSimseller」、「BIGLOBEモバイル」などで取り扱われる。
今回はそんなRedmi Note 10 ProをXiaomi Japanからお借りしたので、外観や同梱品、基本的な仕様などを中心に写真や動画を交えてレビューしていく。
個装箱を手に持ったところ
シャオミのRedmiシリーズは、日本市場向けにこれまでSIMフリースマホの「Redmi Note 9S(レッドミー ノート ナインエス)」「Redmi 9T(レッドミー ナインティ)」と、ソフトバンク向けで5G通信とおサイフケータイに対応した「Redmi Note 9T(レッドミー ノート ナインティ)」の3機種が発売されており、今回のRedmi Note 10 Proは、日本市場向けの「Redmi」シリーズとしては4機種目となる。
Redmiシリーズはエントリーモデルの位置付けながら性能的にはミッドレンジ級の機能やスペックを備えつつ、低価格を実現した世界的にも人気の高いシリーズ。ちなみに日本市場向けの機種の発売当初の価格は、Redmi Note 9Sが内蔵メモリー4GB/内蔵ストレージ64GBモデルで24,800円、内蔵メモリー16GB/内蔵ストレージ128GBモデルで29,800円、Redmi 9T(4GB/64GBのみ)が17,490円、Redmi Note 9T(4GB/64GBのみ)が21,600円と、いずれもかなりの低価格を実現している。
個装箱側面に本体スペックや同梱品の記載
内容物一式
ACアダプタの仕様
ユーザーガイド内面
ユーザーガイド外面
保証書表面(画像=左)と保証書裏面(画像=右)
パッケージには本体の他にACアダプターやUSB Type-Cケーブル、SIM 取り出しツール(SIMピン)、ソフトケース、ユーザーガイド、保証書が同梱する。個装箱側面の表記で、製品モデル(型番)が「M2101K6R」と記載されている。ユーザーガイドと保証書はすべて日本語表記。
ソフトタイプのクリアな保護ケースは左側面のSIMカードスロット部分と右側面の音量(上下)ボタン部分は閉じており、それ以外の電源ボタン、マイク、スピーカー、3.5mmイヤホンジャック、背面のカメラ部分は開いている。また、下部側面のUSB Type-C端子の部分は唯一、キャップタイプとなっており、充電やデータ通信でケーブルを接続しない際は、キャップを閉じてホコリの侵入や汚れの防止ができる。
本体正面(画像=左)と背面(画像=右)
Redmi Note 10 Proを手に持ったところ
本体サイズは高さ約164mmx幅76.5mmx厚み8.1mm、重量は約193g。約6.67インチの有機ELディスプレイは解像度がFHD+(1080×2400ドット)、コントラスト比が4,500,000:1、輝度がHBM 700nit (typ)、1200nit ピーク輝度 (typ) 、リフレッシュレートが120Hz、タッチサンプリングレートが240Hzに対応し、サンライトモード 2.0、読書モード 3.0を搭載している。
本体のカラーバリエーションは「グレイシャーブルー」「グラディエントブロンズ」「オニキスグレー」の3色展開で、今回紹介するのはオニキスグレーだ。オニキスグレーの背面は光沢のあるつるつるとした質感で、光が強く当たるとシルバーに、影になるとブラックに見え、光の当たり方によってイメージの異なる色合いが楽しめる。かなりカッコよく、渋いといった印象を受け、所有感も満たしてくれる。また、IP53の防水性能および防塵性能にも対応している。
本体正面向かって左側面(画像=上)と右側面(画像=下)
上部側面(画像=上)と下部側面(画像=下)
本体正面に向かって左側面にはSIMカードおよびmicroSDカードトレイを、右側面には音量(上下)ボタンと指紋センサーを搭載した電源(スリープ)ボタンを搭載する。上部側面にはマイク、3.5mmイヤホンジャック、スピーカーを、下部側面にはマイク、USB Type-C端子、スピーカーを搭載しており、本体上下の2カ所にスピーカーを備えるデュアルスピーカーも特徴だ。
SIMカードはnanoSIMカード(4FF)を2枚セットできるデュアルSIMに加え、microSDカードもセットできるトリプルスロット仕様。microSDカードは最大512GBまでのmicroSDXCに対応する。
本体正面下部
前面中央上部にフロントカメラを搭載
前面上部中央にはパンチホール部分に約1600万画素CMOS/広角カメラ(F2.45)を搭載する。極小サイズのフロントカメラだが、セルフィー(自撮り)で盛れる写真を撮影しやすい「ビューティー」機能や、背景をボカして被写体を際立たせる「ポートレートモード」のほか、「タイムラプス」「スローモーションビデオ」といった動画撮影も可能だ。
背面デザイン
アウトカメラ
背面のデザインは横向きで、本体を横向きの状態見た際に右上に4つのカメラとフラッシュライトを搭載している。メインの広角カメラは、1/1.52インチセンサーサイズで9-in-1ビニングテクノロジーに対応した約1億800万画素カメラとなっている。それぞれのカメラの仕様は以下の通り。
・約1億800万画素CMOS(1/1.52型、1画素0.7μm)/メイン(広角)カメラ(F1.9)
・約800万画素CMOS/超広角カメラ(F2.2、画角118°)
・約500万画素CMOS/望遠接写カメラ(F2.4)
・約200万画素CMOS/深度センサー(F2.4)
AIによる最適化はもちろん、背景をボカして被写体を際立たせる「ポートレート」モード、ISOやシャッタースピード、ホワイトバランスなどを手動で設定できる「プロ」(マニュアル)モードのほか、「夜景」「ショートビデオ」「パノラマ」「スローモーション」「タイムラプス」など従来のモードに加え、新たに「108M」「デュアルビデオ」「長時間露光」「クローン」といった撮影モードも搭載する。
デフォルト(初期状態)のホーム画面は3画面
デフォルト(クラシック)のホーム画面は3画面構成で、「設定」→「ホーム画面」→「ホーム画面モード」で「クラシック」か「アプリドロワーを使用」の選択が可能。「クラシック」はiPhoneのようにホーム画面にすべてのアプリアイコンが並べられるスタイルで、「アプリドロワーを使用」はよく使うアプリアイコンをホーム画面に、それ以外はドロワーに入れておくスタイルだ。
デフォルトのコントロールセンター(画像=左)、新しいバージョンのコントロールセンター(画像=中央)、「コントロールセンターのスタイル」画面(画像=右)
画面上部のステータスバーを引き下げると表示される「コントロールセンター」も従来のバージョンと新しいバージョンが用意されており、「設定」→「通知とコントロールセンター」→「コントロールセンターのスタイル」で選択することが可能。
「Google」フォルダのアプリ(画像=左)、「ツール」フォルダのアプリ(画像=右)
Googleフォルダには「Google」「Gmail」「マップ」「YouTube」「ドライブ」「YT Music」(YouTube Music)「Google Playムービー&TV」「Duo」「フォト」「連絡帳」「カレンダー」「ニュース」「Google One」「Google Pay」「Podcasts」の15個のアプリアイコンが収められている。ツールフォルダには「電卓」「時計」「FMラジオ」「レコーダー」「スクリーンレコーダー」「スキャナー」「ダウンロード」「コンパス」「ShareMe」「フィードバック」「Mi リモート」の11個のアプリアイコンが入っている。
「設定」画面(クリックで画像拡大)
「デバイス情報」の画面(クリックで画像拡大)
「すべての仕様」の画面(クリックで画像拡大)
「ストレージ容量」の画面(クリックで画像拡大)
OSはAndroid 11をベースにした独自のユーザーインターフェース(UI)「MIUI(ミーユーアイ)」のバージョン12、バージョン情報としては「MIUI Global 12.0.6 安定版 12.0.6.0(RKFMIXM)」を搭載している。ロック解除方法は、生体認証として指紋認証と顔認証に対応。
チップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 732G」を搭載し、最大2.3GHz駆動オクタコアCPUとAdreno 618 GPUなどを備える。内蔵メモリーは6GB LPDDR4X RAM、内蔵ストレージは128GBUFS 2.2 フラッシュストレージを搭載。内蔵バッテリーは5020mAhの大容量バッテリーを搭載、33W急速充電にも対応。
通信ネットワークは4G(FDD-LTE方式およびTDD-LTE方式)、3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応し、無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4GHzおよび5GHz)に、Bluetoothはバージョン5.1に対応する。
地上デジタルテレビ(ワンセグ・フルセグ)、ワイヤレス充電および5G通信には対応していない。
「接続と共有」の画面(画像=左)、「Suica Reader」アプリの画面
なお、おサイフケータイには対応していないが、NFCはサポートしており、Google Playでダウンロードできる「Suica Reader」アプリを使うとSuicaやPASMOなどの交通系ICカードの履歴を読み取ることができる。
最後に開封した様子、標準カメラアプリの解説、Redmi Note 9Sとの外観比較をした動画を紹介する。
開封動画
カメラ機能と標準カメラアプリの操作方法
アプリ名:Suica Reader
価格:無料
カテゴリー:
開発者:
バージョン:17.3
Android 要件:4.0以上
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=yanzm.products.suicareader
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(引用元:livedoor news)