楽天モバイルが4Gのエリアマップを更新!021年2月末の拡大予定などを案内 |
楽天モバイルは3日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「楽天モバイル」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において楽天ヴィッセル神戸と共同で「5G(第5世代移動通信システム)」のミリ波(mmWave)を活用した新しい試合観戦体験の実証実験に成功したと発表しています。なお、楽天モバイルの5G商用網を活用した実証実験は初めて。
実証実験は日本プロサッカーリーグに加盟する「ヴィッセル神戸」のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」にて2020年11月15日(日)および11月18日(水)の両日に行なわれ、ミリ波を用いて「ARを用いた統計&リアルタイム追跡データ表示」および「ARを用いた多人数参加型ゲーム実施」、「試合開始前のマルチアングル映像による低遅延視聴」が実施されたとのこと。
また同社は3日、公式Webサイトにて公開しているサービスエリア( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )を更新して新たに山形県山形市や埼玉県宮代町・松伏町、岐阜県大垣市・関ケ原町、静岡県沼津市・磐田市・御前崎市・吉田町、愛知県一宮市・幸田町、三重県四日市・明和町、京都府城陽市、広島県府中町、福岡県直方市、大分県日田市が楽天回線エリアに加わったとお知らせしています。
さらにサービスエリアではこれまで「現在」に加えて表示できていた「2021年1月末」および「2012年春以降」の拡大予定エリアのうちの2021年1月末に代わって「2021年2月末」が追加しています。なお、同社では5年前倒しで基地局設定を進めることを明らかにしており、特に今冬より急ピッチでエリア拡大を実施しています。
楽天モバイルでは今年9月30日に開催した発表会にてノエビアスタジアム神戸の主要観客席を5Gのミリ波でカバーし、5Gを活用したオープンイノベーションをスタートさせ、中でも5Gの特徴である超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続を生かした新しいスポーツ感染体験の実証実験を年内に実施することを明らかにしていました。
今回、予告されていた実証実験としてARを用いた統計&リアルタイム追跡データ表示やARを用いた多人数参加型ゲーム実施、試合開始前のマルチアングル映像による低遅延視聴が11月15日と11月18日に行なわれ、それぞれ成功したことが発表されました。
ARを用いた統計&リアルタイム追跡データ表示では試合中に観客席から専用アプリケーション(アプリ)を搭載したスマートフォン(スマホ)をピッチ(グラウンド)にかざして操作すると、Jリーグ公式の統計データ(J STATS)を活用した選手の基本情報や位置、シュート数、ボール支配率、オフサイドラインの位置などの情報をリアルタイムで重ね合わせて表示できることを確認したとのこと。
今後、これらのAR技術を用いて現実のサッカープレーにスタッツ情報や試合データなどを重ね合わせて表示することによってリアルタイムで詳細情報がわかり、より新しい観戦体験の実現をめざしていくということです。
一方、ARを用いた多人数参加型ゲーム実施では専用アプリを搭載したスマホをピッチにかざして操作することによって来場者同士が対戦できるサッカーゲームの稼働を確認し、AR技術とクラウド技術によって参加プレーヤーは異なるスマホから同一のゲームシーンを共有することができたということです。
サッカーゲームは2チームに分かれてスマホの画面上に登場した楽天の公式キャラクター「お買いものパンダ」を操作し、ゴールをめざして点数を競い合うものとなっており、試合の前後やハーフタイム中に実施する新しいエンターテインメントコンテンツの創出につなげていきたいとしています。
試合開始前のマルチアングル映像による低遅延視聴では試合開始前に観客席からスタジアムの様子を観覧しながら専用Webサイトでリアルタイムにマルチアングル(多視点)でスタジアムの映像を視聴できることを確認し、スタジアムに設置した複数のカメラで撮影する映像をストリーミング配信することによってWebサイト上で異なるアングルの映像を視聴でき、座席位置からは見えづらい場所をマルチアングルで視聴できるため、今後スタジアムで開催されるイベントやコンサートなどでの活用を想定しているということです。
また同社ではこれまで2021年3月末時点で人口カバー率70%、2021年夏までに人口カバー率96%をエリア化する計画で、従来より公式Webページにて地図上でサービスエリアを確認できるエリアマップを公開しており、新たに新規開業地域が案内されているほか、2021年2月末時点における拡大予定エリアが確認できるようになっています。
楽天回線エリアとなっていない地域についてはパートナー(au)回線のローミングサービスで提供されており、2026年3月31日(火)までは「東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアを除く全国エリア」および「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部」にてau回線が利用できます。
これまで案内されていた2021年1月末時点における拡大予定エリア(首都圏)
これまで案内されていた2021年2月末時点における拡大予定エリア(首都圏)
一方、このローミング協定では「都道府県毎に楽天モバイル株式会社の自前エリアの人口カバー率70%を上回った時点で両社の協議を以て、各都道府県のローミング提供の継続・終了を決定」するとしており、すでに紹介しているように2020年10月22日時点で2020年10月以降に東京都(23区除く)の一部や大阪府(大阪市除く)の一部、奈良県の一部にて順次、au回線のローミングを終了しています。
さらに東京都では2021年3月末に原則ローミングサービスを終了すると案内されており、少なくとも2021年3月末までには東京都については基本的にエリア化していないと利用できなくなってしまうこともあり、その期限にかなり迫った2021年2月末時点でどれだけ拡大しているのか確認しておきたいところです。
なお、楽天回線によって提供されている唯一の正式プラン「Rakuten UN-LIMIT V」は月額料金が税抜2,980円(税込3,278円)の料金プランですが、キャンペーンで300万人までは月額料金が開通日から1年間無料となっており、さらに新規契約事務手数料などの手数料が無料となっているほか、キャンペーンによって契約だけで8,000ポイントがプレゼントされています。
【楽天回線エリア拡大1/5】
新たに「山形県山形市/埼玉県宮代町/埼玉県松伏町」が楽天回線エリアに加わりました。
※記載のエリアでは全域が楽天回線エリアでない場合があります。詳細は楽天回線エリア情報をご確認ください。▼詳細はコチラhttps://t.co/ubAZXtiUXa pic.twitter.com/025pI80kbA
— 楽天モバイル (@Rakuten_Mobile) December 3, 2020
(引用元:livedoor news)