感染症対策とプライバシー保護について考えてみた! |
新型コロナウイルス感染症問題(コロナ禍)がくすぶり続けています。
5月26日に緊急事態宣言が全国で解除され、ようやく経済活動も再開できるかと思った矢先に、東京や福岡の病院などで週末を待たずに再びクラスター感染が確認され、終わりのない疫病の恐ろしさに改めて身を引き締めた人も少なくないのではないでしょうか。
そのような中で、感染を抑止するための対策も徐々に進みつつあります。26日に政府が公開した接触確認アプリに関する仕様書もまた、そのための「武器」の1つです。
ユーザーのスマートフォン(スマホ)に人との接触を記録するアプリを入れてもらい、万が一感染が確認された場合に接触者をトレースしやすくするだけではなく、アプリから適切な検査や治療方法へ誘導することが目的です。
しかし、こういった「利用者の行動を監視するアプリ」には、常にプライバシー保護との矛盾する問題が横たわります。個人情報を守りながらどこまで情報を開示していくのか。そしてその情報をどう取り扱うべきなのか。非常にセンシティブな問題です。
感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はコロナ禍とプライバシー保護の問題について考察します。
個人を特定しない疫病対策は可能だろうか
■政府が収集する人流データなどは「個人情報」ではない
(引用元:livedoor news)
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