docomo 5GのSIMは既存の4Gスマホで、4GのSIMは5Gスマホで使える? |
既報通り、NTTドコモが「5G(第5世代移動通信システム)」の商用サービスを3月25日に開始しました。合わせて5Gに対応したスマートフォン(スマホ)「Galaxy S20 5G SC-51A」および「AQUOS R5G SH-51A」を発売し、5G向け料金プラン「5Gギガホ」および「5Gギガライト」、「5Gデータプラス」を提供開始しています。
5Gスマホは単体購入も可能で、すでに紹介しているように回線契約を伴わない単体購入でも「スマホおかえしプログラム」が利用できるようになっています。一方、5G向け料金プランは5G製品を購入しなくても5G製品を持ち込めばSIMのみの契約が可能となっています。
ただし、持ち込む5G製品は日本で利用するための認証(いわゆる「技適マーク」)の表示ができることが必要となっているとのこと。そうした中でNTTドコモでは同社が販売する4G製品に5G向け料金プランを契約したSIMカードを装着した場合の仕様上の動作可否を公開しています。
なお、NTTドコモではあくまで使用上の動作可否であって実際の利用は動作保証外となると案内しており、利用できなくても自己責任となるのでご注意ください。同様に同社が販売する5G製品に4G向け料金プランのSIMカードを装着した場合にどうなるのかも実際に試してみたので合わせて紹介します。
NTTドコモが公開している「4G端末×5GSIM利⽤時の仕様上の動作可否と制限事項⼀覧」( https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/area/5g/device_information.pdf )の一部は上記の通り。iPhoneシリーズの動作可否部分を抜粋しましたが、同社では「iPhone XS」シリーズ以降は利用可能、それ以前は「利用不可」としています。
ただし、筆者が手持ちのNTTドコモの5G契約のSIMカードをSIMフリーの利用不可とされている「iPhone X」に装着してみたところ、特に問題なく音声通話とSMS、データ通信(spモード)はできていました。
その後も1日ほど装着したままにしていましたが、特に問題はなさそうでした。一方で同社ではGalaxy S20 5G SC-51AやAQUOS R5G SH-51Aの製品ページにて「5G契約でご利用の場合、国内3G通信は2020年5月下旬以降ご利用いただけなくなります。」という注釈が記載されています。
公式Webサイトにおける「スペックとサービス・機能 | Galaxy S20 5G SC-51A | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ」の基本スペックの注釈
そのため、このタイミングでiPhone Xなどの利用不可とされている機種の一部では5G契約のSIMカードを装着しても利用できなくなる可能性は捨てきれません。なお、逆に4G契約のSIMカードをGalaxy S20 5G SC-51Aに装着した場合についても少なくとも現時点では使えていました(もちろん、接続は4G・3Gのみですが)。
こちらについても同様ですが、Galaxy S20 5G SC-51Aなどで5G契約の場合に5月下旬以降は国内3G通信が使えなくなるのかについては問い合わせ中ですので、回答が届き次第、更新および別途記事化したいと思います。
どちらにしても動作保証外ですので、利用は自己責任にてお願いいたします。その他、NTTドコモでは5G契約でも既存の4G契約と同じドコモnanoUIMカードを用いており、SIMカードを見ただけでは違いはわからず、契約内容を確認しないと5G契約のSIMカードなのか4g契約のSIMカードなのかはわからないようになっています。。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
(引用元:livedoor news)