docomo・au・SoftBankから発売される5G対応高性能スマホ「AQUOS R5G」を写真でチェック! |
今年2月に発表されたシャープ初の5G対応となる最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R5G」。当初は日本における今春の5Gサービス開始に合わせて発売されると案内されていたが、その後、SoftBank、NTTドコモ、auの順で取り扱いが発表された。
まずはNTTドコモ向け「AQUOS R5G SH-51A」が3月25日(水)に発売され、続いてau向け「AQUOS R5G SHG01」およびSoftBank向け「AQUOS R5G(型番:908SH)」が3月27日(金)に発売される。なお、5GサービスはNTTドコモは3月25日、auは3月26日(木)、SoftBankは3月27日に提供開始となる。
すでに各社ともにドコモショップやauショップ、ソフトバンクショップ、量販店などの各取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「au Online Shop」、「ソフトバンクオンラインショップ」にて事前予約受付が実施されており、価格(税込)は各直営店ではNTTドコモ向けが111,672円、au向けが129,145円、SoftBank向けが129,600円。
また各社ともに購入サポート施策の対象とし、実質負担額はNTTドコモでは「スマホおかえしプログラム」によって74,448円(3,102円/月×24回)、auでは「かえトクプログラム」によって76,475円(3,325円×23回)、SoftBankでは「トクするサポート+」によって64,800円(2,700円/月×24回)となっている。
各社にてキャンペーンも実施され、NTTドコモではAQUOS R5G SH-51Aを含む5Gスマホ全製品を対象に「5G WELCOME割」を実施し、機種変更となる契約変更(FOMA→5GおよびXi→5G)では5,500円割引、新規契約および他社から乗り換え(MNP)ではdポイント20,000ポイント還元するとのこと。
さらにシャープはNTTドコモ向けAQUOS R5G SH-51Aを予約・購入・応募するとdプレゼントで8,000ポイント、購入・応募すると5,000ポイント、au向けAQUOS R5G SHG01を購入・応募するとau PAY残高へ5,000円(不課税)、SoftBank向けAQUOS R5を購入・応募するとPayPayボーナス5,000円相当をプレゼントするキャンペーンを実施している。
その他、SoftBankではAQUOS R5を含む5Gスマホを購入した人に先着でVRゴーグルをプレゼントする「5Gスマホを買ってVRゴーグルもらおうキャンペーン」( http://k-tai.sharp.co.jp/campaign/r5gcp/softbank/vr/ )を実施し、AQUOS R5GではVRゴーグル「pico U Lite」が先着2万人にプレゼントされる。
すでにAQUOS R5Gについては『シャープ初の5G対応!新フラッグシップスマホ「AQUOS R5G」を写真と動画で紹介。6.5型QHD+液晶や8K対応のクアッドカメラなど【レポート】 – S-MAX』を公開しているが、本記事では改めてNTTドコモ・au・SoftBank向けの外観や仕様の違いを写真を交えつつ紹介したいと思う。
NTTドコモ向けAQUOS R5G SH-51Aの正面。ディスプレイはAQUOS R3の約6.2インチから約6.5インチに大型化
AQUOS R5Gはシャープのフラッグシップスマホ「AQUOS R」シリーズの最新モデルで、昨年発売された「AQUOS R3」の後継機種となる。最大の特徴は同社のスマホ「AQUOS」シリーズでは初の5G対応であり、これまで以上に高性能化している点だろう。なお、NTTドコモおよびau、SoftBankの大手3者から発売されるのはAQUOS R5Gのみとなる。
スタイルは前機種のAQUOS R3と同じく画面の上部中央にフロントカメラが配置されている面積の小さなノッチがあるほか、下部中央にも指紋センサーを兼ねたホームキーが配置された幅の広いノッチがある“デュアルノッチ”仕様となっている。正面から見た限りでは各社の違いは画面が表示されていないとわからない。フロントカメラは約1640万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F2.0)で、生体認証は顔認証にも対応する。
こちらはau向けAQUOS R5G SHG01の正面を斜めから撮影したところ。AQUOS R5Gの見た目の特徴はやはり画面下にあるホームキーだろう
AQUOS R5Gの正面。左からブラックレイおよびアースブルー、オーロラホワイト
ディスプレイはアスペクト比9:19.8の約6.5インチQHD+(1440×3168ドット)「Pro IGZO」液晶を搭載し、HDR10やDolby Visionに加え、コンテンツに応じて輝度などを自動で調整する「HDRエンハンサー」機能に対応したことで高い視認性と低消費電力の両立を実現しているとのこと。
またAQUOS R3と同様に倍速120Hzのリフレッシュレートや10億色表示に対応しているほか、さらに色再現域としてAdobe RGBに対応し、肌の質感や青空のグラデーションなども忠実に再現する表現力を持ち、最大輝度1000cd/m2を実現したことによってHDRのピーク輝度が向上したことに加えて強い日差しの下でも見やすくなっているという。
加えて効率を12%向上した「省電力バックライト」を搭載しているため、コンテンツに合わせてバックライト輝度を制御して消費電力を削減することで省電力性も保っており、新たに新RGBセンサーが認識した細かな色温度から人が感じている色合いに近い映像へ画質調整することで周辺環境の色合いに馴染む画面表示ができる「スマートカラーマッチング」に対応した。
機種 | AQUOS R5G | AQUOS R3 | AQUOS R2 |
画面 | 6.5型QHD+ 1440×3168ドット Pro IGZO液晶 |
6.2型QHD+ 1440×3120ドット Pro IGZO液晶 |
6.0型QHD+ 1440×3040ドット ハイスピードIGZO |
大きさ | 162×75×8.9mm | 156×74×10.4mm | 156×74×10mm |
重さ | 189g | 185g | 181g |
SoC | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 | Snapdragon 845 |
RAM | 12GB | 6GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 256GB | 128GB | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC | microSDXC | microSDXC |
電池容量 | 3730mAh | 3200mAh | 3130mAh |
背面カメラ | 12.2MP(広角) 48MP(超広角) 12.2MP(望遠) HQVGA(ToF) |
12.2MP(広角) 20.1MP(超広角) |
22.6MP(広角) 16.3MP(超広角) |
前面カメラ | 16.4MP | 16.3MP | 16.3MP |
本体カラーはアースブルーおよびブラックレイ、オーロラホワイトの3色展開ですが、NTTドコモ向けAQUOS R5G SH-51Aはブラックレイおよびオーロラホワイトの2色、au向けAQUOS R5G SHG01はアースブルーおよびオーロラホワイトの2色で、唯一、SoftBank向けAQUOS R5Gのみが3色展開となる。
背面パネルはナノレベルでの表面加工で上質で美しい仕上がりとなっており、無駄のないシンプルなデザインで、側面は独自のマイナスR形状のアルミフレームによって心地良いホールド感を実現しているとのこと。サイズや質量は各社共通で約162×75×8.9mmおよび約189g。
NTTドコモ向けAQUOS R5G SH-51Aでは本体カラーがブラックレイ(左)とオーロラホワイト(右)の2色で、背面の中央に「docomo 5G」ロゴ、下部に「AQUOS」ロゴと型番「SH-51A」が配置
au向けAQUOS R5G SHG01では本体カラーがアースブルーとオーロラホワイトの2色で、背面の中央に「AQUOS」ロゴ、下部に「au」ロゴと「SHARP」ロゴ、型番「SHG01」が配置
SoftBank向けAQUOS R5Gでは本体カラーが唯一ブラックレイ(左)およびアースブルー(中央)、オーロラホワイト(右)の3色揃っており、背面も中央に「AQUOS」ロゴがあるのみ
持った印象は最近の大画面スマホといった感じで、特にすごく重いとか、すごく軽いといったことはありません。なお、リアカメラの右側におサイフケータイ(FeliCa)のマークがあり、各色ともに光の辺り具合によって色味が変わるようになっている。
オーロラホワイトが光の当たり方によって色味が最も変わらないようにも思われるが、オーロラと付けられているだけあり、それでもこれくらいの変化がある
カメラはAQUOSスマホでは初の8Kワイドカメラを搭載し、背面にあるリアカメラは約1220万画素裏面照射積層型デュアルピクセルCMOS(1画素1.4μm)/広角レンズ(画角78°・焦点距離26mm相当・F1.7)および約4800万画素裏面照射積層型CMOS(QBC)/超広角レンズ(画角120°・焦点距離19mm相当・F2.9)、約1220万画素裏面照射積層型CMOS/望遠レンズ(画角44°・焦点距離52mm・F2.7)、ToF(3D)カメラ(HQVGA)のクアッド構成となる。
メインとなる広角カメラおよび超広角カメラ、望遠カメラはともに新画質エンジン「ProPix2」(被写体ブレ補正)およびAIライブストーリーProに対応し、広角カメラはハイスピードAF(全面位相差)および光学式手ブレ補正(OIS)、電子式手ブレ補正(EIS)、超広角カメラはEISおよびAIライブシャッター、望遠カメラはOISおよびEIS、ハイスピードAF(PDAF)、光学2倍ズーム、ハイブリット16倍ズームに対応する。
リアカメラは縦持ちで上から(写真では右から)望遠カメラ、超広角カメラ、メインカメラ、ToFカメラの並びとなる
8Kムービー撮影に対応
これにより、8K解像度(7680×4320ドット)の高精細かつ広い画角の迫力ある静止画や動画が撮影でき、多くの人が集まる場所などを広範囲に撮影してもひとりひとりの顔まで鮮明に記録可能で、独自開発のAI(人工知能)が動画に映った人やペット(犬、猫)を自動で認識してズームして再生する「フォーカス再生」機能にも対応。また「Adobe Photoshop Express」もプリインストールされる。
主な仕様はQualcomm製のハイエンド向けチップセット(SoC)「Snapdragon 865 5G mobile platform」(オクタコアCPU/2.8GHz+1.8GHz)および高速なLPDDR5による12GB内蔵メモリー(RAM)、UFS 3.0およびWriteBoosterの256GB内蔵ストレージとなっており、CPUのパフォーマンスはAQUOS R3と比べて約25%向上しているとのこと。なお、外部ストレージとしてmicroSDXCカードスロット(最大1TB)も搭載。
AQUOS R5Gの左右側面。右側面には音量上下キーと電源キー、左側面にはカードスロットが配置。カードスロットはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードが1枚ずつ入る
またバッテリー容量は3730mAhで、高いパフォーマンスを引き出すためにスマホでは初の純度95%以上の銅製放熱ブロック・シールドを設置して本体の温度上昇を抑える設計となっているほか、引き続いて急速充電「USB PD」や2つの充電ICを用いた「パラレル充電」にも対応して充電しながらゲームをしたりしてもパフォーマンスが落ちないようになっているという。音響面ではステレオスピーカーやDolby Atmos、ハイレゾ音源に対応。
その他の仕様は防水(IPX5・IPX8)および防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、ワンセグ、フルセグ、microSDXCカードスロット、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BDS・QZSS)、無線LANはWi-Fi 6にも対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)、Bluetooth 5.1など。
AQUOS R5Gの上下側面。上側面には3.5mmイヤホンマイク端子とマイク、下側面にはUSB Type-C端子とマイク、スピーカーが配置されている
携帯電話ネットワークは5G NR方式のSAおよびNSAをサポートし、Sub6(6GHz未満の低周波数帯)のみに対応し、最大通信速度はNTTドコモでは下り3.4Gbps・上り182Mbps、auでは下り3.4Gbps・上り183Mbps、SoftBankでは下り2.0Gbps・上り103Mbpsとなる。
ただし、auでは5Gサービスの開始当初は下り2.8Gbpsとなり、今年夏以降に提供されるソフトウェア更新によって下り3.4Gbpsに対応する予定。また各機種ともに4GのFDD-LTE方式やTDD-LTE方式(auではWiMAX 2+、SoftBankではAXGPを含む)、3GのW-CDMA方式、2GのGSM方式もサポートされる。
NTTドコモの発表会後の展示会場取材にてAQUOS R5G SH-51Aのスピードテストデモが行われていた
こちらはSoftBankのAQUOS R5Gを用いた5Gと4Gの速度比較オフィシャルムービー。各社ともにサービス開始時はかなりエリアは限定されるが、5Gで通信すればかなり高速なのは間違いないようだ
対応周波数帯は各社によって異なるが、NTTドコモでは5Gのn77およびn78、n79、4GでBand 1および2、3、4、5、7、8、12、13、17、19、20、21、28、38、39、40、41、42、46、66で、3GでBand IおよびII、IV、V、VI、VIII、XIX、2Gで850および900、1800、1900MHzとしている。
またSoftBankでは5Gでn77、4GでBand 1および2、3、4、5、7、8、11、12、17、18、19、28、40、41、42、3Gおよび2GではNTTドコモと同じとしている。またSIMカードスロットは各機種ともにnanoSIMカード(4FF)サイズが1つのシングルSIMで、音声通話はVoLTEに対応する。
OSはAndroid 10をプリインストールし、最大2回のOSバージョンアップを保証。クラウドストレージサービス「Google One」の100GBプランが3か月無料で使える特典付き。音声などによるサポート機能「EMOPA」(Version 11.0)を搭載し、Qualcommのゲーム向け機能「Elite Gaming」にも対応する。
写真撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)、秋吉 健
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(引用元:livedoor news)