最新フラッグシップスマホ「Galaxy S20 5G」を写真でチェック!docomo版とau版が順次発売 |
サムスン電子が今年2月に発表した最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S20 5G」がいよいよ日本で発売される。例年なら「夏モデル」として5月以降とグローバルモデルからかなり遅れての販売開始となるが、今年は日本の5Gサービスの開始に合わせて早めの投入となった。
現時点ではすでに発表されているようにNTTドコモ向け「Galaxy S20 5G SC-51A」が3月25日(水)、au向け「Galaxy S20 5G SCG01」が3月26日(木)にそれぞれの5Gサービス開始に合わせて発売される。すでに両機種ともにドコモショップやauショップ、量販店などの各取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「au Online Shop」などにて事前予約受付を実施している。
価格(税込)は各直営店ではNTTドコモ向けGalaxy S20 5G SC-51Aが102,960円、au向けGalaxy S20 5G SCG01が117,480円で、それぞれ購入サポート施策の対象となっており、実質負担額はNTTドコモでは「スマホおかえしプログラム」によって68,640円(2,860円/月×24回)、auでは「かえトクプログラム」によって68,425円(2,975円×23回)となっている。
またキャンペーンも実施され、NTTドコモではGalaxy S20 5G SC-51Aを含む5Gスマホ全製品を対象に「5G WELCOME割」を実施し、機種変更となる契約変更(FOMA→5GおよびXi→5G)では5,500円割引、新規契約および他社から乗り換え(MNP)ではdポイント20,000ポイント還元するとのこと。
さらにサムスン電子ジャパンでは期間中にNTTドコモ向けGalaxy S20 5G SC-51Aを予約・購入・応募すると、au向けGalaxy S20 5G SCG01を購入・応募するとともにもれなく全員に完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds+(型番:SM-R175)」をプレゼントするキャンペーンを実施している。
そんなGalaxy S20 5Gについて本記事ではNTTドコモとau向けのそれぞれについて外観や仕様の違いを写真を交えつつ紹介していく。なお、NTTドコモとau向けは基本的なハードウェアは共通となっているものの、ソフトウェアによって対応する周波数帯などが変えられている。
NTTドコモ向けGalaxy S20 5G SC-51Aの正面。左からクラウド ブルー、クラウド ホワイト、コスミック グレー
Galaxy S20 5Gの両機種はそれぞれ昨夏モデルのNTTドコモ向け「Galaxy S10 SC-03L」およびau向け「Galaxy S10 SCV41」の後継機種で、ともに「Galaxy S10」と同様にフロントカメラをディスプレイの裏側に内蔵してその部分に穴を開けたInfinity-O Displayを採用した全画面デザインを継承し、さらなるスペック向上を行った最新フラッグシップスマホである。
また日本では「Galaxy」シリーズ初の5G対応製品となる。画面はアスペクト比9:20と従来よりもさらに縦長になった約6.2インチQHD+(1440×3200ドット)有機EL「Dynamic AMOLED 2X Infinity-O Display」(約566ppi)で、“2X”が示すようにリフレッシュレートが従来機の60Hzから2倍の120Hzに対応した。
新たに120Hzのリフレッシュレートに対応した。ただし、購入時には60Hz固定となっており、120Hzで利用するには設定をオンにする必要がある
Galaxy S20 5G SC-51Aのパンチホール部分。Galaxy S10では上部右端だったパンチホールは画面上部中央に位置が変更された
こちらはau向けGalaxy S20 5G SCG01のピクト表示。両機種ともに待受で「5G」表示されていても実際に通信する場合に4Gだった場合には「4G」表示に切り替わる
Galaxy S20 5G SCG01の斜めから撮影した写真。近未来的なデザインは健在
またGalaxy S10と同じく指紋センサーが超音波式画面内指紋認証で、画面に触ると画面の下に配置されたセンサーによってロック解除などが行えるようになっている。なお、フロントカメラの穴であるパンチホールはGalaxy S10の画面右上とは異なり、昨年後半に発売された「Galaxy Note10+」と同じ画面上部中央となった。
生体認証は指紋認証以外に顔認証に対応し、Galaxy S9シリーズまで対応していた虹彩認証(Iris Passport)は非対応。フロントカメラはDual Pixel AFの約1000万画素裏面照射型CMOS(1/3.2インチ)/広角レンズ(画角80°・F2.2)を搭載。またHDR10+やDolby Atmosもサポートする。
Galaxy S20 5G SC-51Aを持ってみたところ。5Gに対応したが、非常に薄く・軽い。前機種のGalaxy S10 SC-03L(約150×70×7.8mm・約158g)とほぼ同じ感覚で使える印象だ
外装はアルミ素材のメタルフレームと強度の高いガラスを採用しており、サイズと質量は両機種とも同じで約152×69×7.9mm(最厚部9.2mm)および約163gとなる。また本体カラーもNTTドコモ向けとau向けともに同じで、クラウド ブルーおよびクラウド ホワイト、コスミック グレーの3色がラインナップされている。
また防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応し、充電・外部接続端子はUSB Type-C(USB 3.2 Gen1)を採用しており、3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載となりました。バッテリー容量は4000mAhで、引き続いてWPC(Qi)およびPMA規格互換のワイヤレス充電に対応し、有線(Fast Wireless Charging 2.0)および無線(Wireless PowerShare)ともに充電は急速充電に対応。電池パックは取外不可。
Galaxy S20 5G SC-51Aの背面。左からクラウド ブルーおよびクラウド ホワイト、コスミック グレー
Galaxy S20 5G SCG01の背面。一番左の正面にに続いて左からコスミック グレー、クラウド ホワイト、クラウド ブルーとauも同じ2色展開
なお、背面のロゴはNTTドコモ向けGalaxy S20 5G SC-51Aでは中央に「docomo 5G」ロゴ、下部に「Galaxy」ロゴと型番「SC-51A」、au向けGalaxy S20 5G SCG01では中央に「au」ロゴ、下部に「Galaxy」ロゴと型番「SCG01」が配置されている。
また少し珍しいのがおサイフケータイマークがdocomo 5G・auロゴとGalaxyロゴの間くらいの左端にあり、ここにFeliCaアンテナが配置されているため、おサイフケータイやNFC Type A/Bでの決済や通信で利用する場合に注意が必要なこともあるかもしれない。
おサイフケータイマークの位置が少し特殊で、docomo 5Gロゴの左下あたりにある
Galaxy S20 5Gのリアカメラの様子。Galaxy S10などで対応していたメインカメラのレンズ絞り(F値)の切替はできなくなった
カメラは背面がトリプルカメラでOIS(光学式手ブレ補正)に対応したSuper Speed Dual Pixelの約1200万画素裏面照射型CMOS(1/1.7インチ)/広角レンズ(画角79°・F1.8)および約1200万画素裏面照射型CMOS(1/2.5インチ)/超広角レンズ(画角120°・F2.2)、OISやPDAFに対応した約6400万画素裏面照射型CMOS(1/1.7インチ)/望遠レンズ(画角76°・F2.0)となっており、光学3倍ズーム/最大30倍ズームまで対応。
機能としては望遠カメラの解像度がGalaxy S10の約1200万画素から約6400万画素に向上したことで最大30倍デジタルズームをしたときにも鮮明に撮影できるようになっているほか、ボタンを押せば約6400万画素での撮影も可能となっている。さらに8Kムービー撮影(7680×4320ピクセル)にも対応し、これまでは30°までだった手ブレ補正が60°までとなり、さらに安定した動画撮影ができるとのこと。
30倍ズームにしてみたところ。バーをスライドして倍率を変えられるほか、ボタンで決まった倍率に切り替えることも可能
また8Kムービー撮影中にAI(人工知能)が自動的に決定的瞬間を認識し、写真として撮影しておいてくれ、新機能「シングルテイク」では10秒程度の動画撮影をすることで、その場面を最大14のさまざまな写真や動画として保存できるようになっており、どのモードで撮影するのが良いのかわからない場合はとりあえずシングルテイクで撮っておいて後で選べばいいようになった。
Galaxy S20 5G SC-51Aの左右側面。右側面に音量上下キーとサイドキー、左側面に何もなしというようにGalaxy S10の右側面に電源キー、左側面に音量上下キーとBixbyキーから変更された
Galaxy S20 5G SC-51Aの上下側面。上側面にmicroSDXCカード/nanoSIMカード(4FF)のカードスロットとマイク、下側面にUSB Type-C端子とマイク、スピーカーが配置
主な仕様はチップセット(SoC)に64bit対応で7nmプロセス(N7P)で製造されたQualcomm製「Snapdragon 865(SM8250)」(オクタコアCPU「2.8GHz Kryo 585 Goldコア×1+2.4GHz Kryo 585 Goldコア×3+1.8GHz Kryo 585 Silverコア×4」+GPU「Adreno 640」)、内蔵メモリー(RAM)に12GB LPDDR5、内蔵ストレージに128GB UFS 3.0、外部ストレージにmicroSDXCカードスロット(最大1TB)を搭載。
無線LAN(Wi-Fi)は2.4および5.xGHzデュアルバンドやHE80、MU-MIMO、1024QAMによって上下最大1.2Gbpsで利用可能なWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠、BluetoothはVersion 5.0 LE(最大2Mbps)に。ワンセグ・フルセグには非対応となったが、代わりにAMラジオの番組も聴けるワイドFMに対応したFMラジオに対応している。
その他、MST(磁気テープ)やANT+、位置情報取得(A-GPS・GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS)、加速度センサー、気圧センサー、環境光(RGB)センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、地磁気センサー、ホールセンサーにも対応。
ついに5G!Galaxy S20 5G SC-51Aのモバイル通信設定。なお、NTTドコモではGalaxy S20 5G SC-51Aを同社の5G契約で利用した場合に日本国内の3G通信は2020年5月下旬以降利用できなくなると案内しているので3Gが必要な場合には注意したい
内蔵ストレージは128GBで、購入時の空き容量はおよそ100GBとなっている模様。外部ストレージとしてmicroSDXCカードスロットが使えるので、データはそちらに保存すると良いだろう
OSはAndroid 10をプリインストールし、ユーザーインターフェース(UI)は「One UI 2.1」となってる。またGoogle CastやMiracastなどにも対応
携帯電話ネットワークは5G(NR方式)におけるSAおよびNSAをサポートし、Sub6(6GHz未満の低周波数帯)のみのn78およびn79に対応し、5GではNTTドコモが下り最大3.4Mbpsおよび上り最大182Mbps、auが下り最大3.4Mbpsおよび上り最大183Mbpsに対応する。
ただし、auでは5G開始当初は下り最大2.8Gbpsで、発売後に2020年夏以降に提供するソフトウェア更新によって下り最大3.4Gbpsになるとのこと。SIMカードスロットは両機種ともにnanoSIMカード(4FF)サイズが1つのシングルSIMとなり、NTTドコモでは「ドコモnanoUIMカード」、auでは「au Nano IC Card 04」の既存のSIMカードが利用される。
またNTTドコモでは4G(LTE方式)における下り最大1.7Gbpsおよび上り最大75Mbpsに対応し、対応周波数帯はBand 1および3、4、5、7、12、13、19、20、21、28、38、39、40、41、42となるとのこと。またそれぞれ3G(W-CDMA方式)および2G(GSM方式)にも対応する。
機種名 | Galaxy S20 5G | |
型番 | SC-51A | SCG01 |
サイズ[高さ×幅×厚さ/?] | 約約152×69×7.9mm(最厚部9.2mm) | |
質量[g](電池含む) | 約163g | |
OS | Android 10 | |
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約6.2インチ有機EL Quad HD+(1440×3200ドット) Dynamic AMOLED |
|
HDR表示 | ○ | |
SoC | Snapdragon 865 | |
CPU | オクタコアCPU (2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4) |
|
内蔵メモリー(RAM) | 12GB | |
内蔵ストレージ | 128GB | |
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXC(1TB) | |
リアカメラ[有効画素数/F値] | トリプルカメラ[約1200万画素CMOS(F1.8、広角レンズ)+約1200万画素CMOS(F2.2、超広角レンズ)+約6400万画素CMOS(F2.0、望遠レンズ)] | |
フロントカメラ[有効画素数/F値] | 約1000万画素CMOS(F2.2、広角レンズ) | |
バッテリー容量 | 4000mAh(内蔵電池) | |
連続待受時間(日本国内使用時) | 約320時間 | 約410時間 |
連続通話時間(音声通話時/日本国内使用時) | 約1380分 | 約1680分 |
電池持ち時間[5G/4G(LTE)] | 約105時間/約115時間 | 約125時間/約130時間 |
充電時間 | 約90分(ACアダプタ 06、ACアダプタ 07利用時) 約130分(ポータブルACアダプタ 01kuruko、ACアダプタ 05利用時) |
TypeC共通 ACアダプタ02 約90分 TypeC共通 ACアダプタ01 約130分 |
接続端子 | USB Type-C | |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | |
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度) | 3.4Gbps/182Mbps | 3.4Gbps/183Mbps |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | |
Bluetooth | Version 5.0 | |
赤外線 | ー | |
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] | 10台/1台/3台 | |
Bluetooth | ○(5.0) | |
防水・防塵 | ○/○ | |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー | |
おサイフケータイ | ○ | |
生体認証 | ○(指紋、顔) | |
ハイレゾ | ○ | |
SIMカード | ドコモnanoUIMカード | au Nano IC Card 04 |
本体カラー | Cosmic Grey、Cloud Blue、Cloud White | |
メーカー | サムスン電子 |
写真撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)、秋吉 健
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(引用元:livedoor news)