既報通り、Samsung Electronics(以下、サムスン電子)が新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)として6.2インチの「Galaxy S20」および6.7インチの「Galaxy S20+」、6.9インチの「Galaxy S20 Ultra」を2月11日(現地時間)に発表しました。
これに伴って各認証機関ではこれらの製品の認証情報を公開しており、Bluetoothの認証機関であるBluetooth SIGではNTTドコモおよびau向けと見られる5Gに対応したGalaxy S20とGalaxy S20+の情報を掲載し、ワイヤレス充電(Qi)の認証機関であるWCPでもNTTドコモおよびau向けと見られるGalaxy S20の情報を掲載しています。
中でもBluetooth SIGが公開した情報ではNTTドコモ向けGalaxy S20が「SC-51A」(SM-G981D)、Galaxy S20+が「SC-52A」(SM-G986D)、au向けGalaxy S20が「SCG01」(SM-G981J)、Galaxy S20+が「SCG02」(SM-G986J)とされており(カッコ内はメーカー型番)、メーカー型番からそれぞれ5Gに対応したNTTドコモおよびau向けだと推測できます。
またモデル名はこれまでのNTTドコモとauの型番に類似しており、両社ともに5Gの導入に合わせて型番の付け方を若干変更し、NTTドコモでは末尾のアルファベットがリセットされて「A」となるほか、数字の頭が5Gを表す「5」になり、auではメーカーを表す「SC」に続くアルファベットが5Gを示すであろう「G」になり、数字部分がリセットされるようです。
これに従えば、例えば、今春以降のモデルではNTTドコモにおけるソニーネットワークコミュニケーションズ製のXperiaでは「SO-51A」や「SO-52A」、シャープ製では「SH-51A」や「SH-52A」など、auでは同じくXperiaでは「SOG01」や「SOG02」、シャープでは「SHG01」や「SHG02」などとなると予想されます。
なお、Galaxy S20シリーズの発表直後にサムスン電子の日本法人であるサムスン電子ジャパンの公式WebサイトでもGalaxy S20シリーズの製品ページ( http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s20/ )が公開されており、Galaxy S20 Ultraの情報も掲載されていますが、現時点ではGalaxy S20 Ultraが日本で発売されそうな認証情報は確認できていません。
すでにGalaxy S20シリーズの製品ページが日本向け公式Webサイトにも掲載
Galaxy S20シリーズは昨年の「Galaxy S10」シリーズと同様のフロントカメラをディスプレイの裏側に内蔵してその部分に穴を開けた「Infinity-O Display」を採用した近未来的なほぼ全画面デザインを継承し、さらなるスペック向上を行った最新フラッグシップスマホです。なお、フロントカメラの穴であるパンチホールはGalaxy S10の画面右上とは異なり、Galaxy Note10と同様の画面上部中央となっています。
画面は各機種ともにHDR10+に対応したアスペクト比9:20と従来よりも縦長なQHD+(1440×3200ドット)Dynamic AMOLED 2X Infinity-O Display(有機EL)で、サイズがGalaxy S20では約6.2インチ(約566ppi)、Galaxy S20+が約6.7インチ(約524ppi)、Galaxy S20 Ultraが約6.9インチ(約509ppi)となっており、また“2X”が示すようにリフレッシュレートが従来機の60Hzから2倍の120Hzに対応しています。
機種 | Galaxy S20 | Galaxy S20+ | Galaxy S20 Ultra |
画面 | 6.2型QHD+ | 6.7型QHD+ | 6.9型QHD+ |
大きさ | 151.7×69.1×7.9mm | 161.9×73.7×7.8mm | 166.9×76.0×8.8mm |
重さ | 163g | 188g | 222g |
SoC | Snapdragon 865 | ||
RAM | 12GB | 12GB | 12/16GB |
ストレージ | 128GB | 128/256GB | 128/256/512GB |
microSD | ○(最大1TB) | ||
充電端子 | USB Type-C |
カメラは背面のリアカメラがGalaxy S20がトリプルカメラ、Galaxy S20+とGalaxy S20 Ultraがクアッドカメラとなっており、構成はGalaxy S20がOIS(光学式手ブレ補正)に対応したSuper Speed Dual Pixelの約1200万画素CMOS/広角レンズ(画角79°・F1.8)および約1200万画素CMOS/超広角レンズ(画角120°・F2.2)、OISやPDAFに対応した約6400万画素CMOS/望遠レンズ(画角76°・F2.0)となっています。
またGalaxy S20+はGalaxy S20の3つのカメラに加えて奥行き用TOFカメラを搭載。さらにGalaxy S20 UltraはOISやPDAFに対応した約1億800万画素CMOS/広角レンズ(画角79°・F1.8)および約1200万画素CMOS/超広角レンズ(画角120°・F2.2)、OISやPDAFに対応した約4800万画素CMOS/望遠レンズ(画角24°・F3.5)、奥行き用TOFカメラを搭載。
左からGalaxy S20およびGalaxy S20+、Galaxy S20 Ultra
各機種共通でチップセット(SoC)にサムスン電子製「Exynos 9 Octa(Exynos 9825)」またはQualcomm製「Snapdragon 865(SM8250)」が搭載され、恐らく日本向けは従来と同様にSnapdragon 865となると見られます。また防水・防塵(IP68準拠)に対応し、本体カラーはGalaxy S20がCosmic GreyおよびCloud Blue、Cloud Pink、Galaxy S20+がCosmic GreyおよびCloud Blue、Cosmic Black、Galaxy S20 UltraがCosmic GreyおよびCosmic Blackをラインナップ。
携帯電話ネットワークは5Gモデルは3機種ともに5G NRのSA(スタンドアローン)とNSA(非スタンドアローン)の両方に対応しているものの、Galaxy S20+ 5GとGalaxy S20 Ultra 5GはSub-6(6GHz未満の低周波数帯)およびmmWave(6GB以上の高周波数帯)の両方に対応し、Galaxy S20 5GはSub-6のみサポートするとのこと。その他、詳細な製品情報は『Samsung、最新フラッグシップスマホ「Galaxy S20」と「Galaxy S20+」、「Galaxy S20 Ultra」を発表!日本でも発売へ – S-MAX』をご参照ください。
Bluetooth SIGにおける認証情報「SC-51A – Bluetooth SIG」より。Model Numberから型番が「SC-51A」、ソフトウェアバージョンからメーカー型番が「SM-G981D」となることがわかる(2020年2月19日付。QDIDは「143412」)
Bluetooth SIGにおける認証情報「SC-52A – Bluetooth SIGより。Model Numberから型番が「SC-52A」、ソフトウェアバージョンからメーカー型番が「SM-G986D」となることがわかる(2020年2月18日付。QDIDは「144725」)
Bluetooth SIGにおける認証情報「SCG01 – Bluetooth SIGより。Model Numberから型番が「SCG01」、ソフトウェアバージョンからメーカー型番が「SM-G981J」となることがわかる(2020年2月19日付。QDIDは「143413」)
WPCにおける認証情報(「Galaxy S20 (SGH-N410) | Wireless Power Consortium」および「Galaxy S20 (ZIK) | Wireless Power Consortium」より)。過去の機種からSGH-N***はNTTドコモ向け、アルファベット3桁の製品はau向けとなることが予測できる
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(引用元:livedoor news)