iPhone 11 Pro・iPhone11 Pro Maxのカメラレビュー!シリーズ初の3眼カメラに |
早くもAppleの新型スマートフォン(スマホ)「iPhone 11」シリーズが発売して2週間が経った。iPhone 11シリーズは次世代無線LAN規格「Wi-Fi 6」やUWBによる詳細な位置情報取得などのさまざまな新機能が追加されているが、なんと言っても最大の進化点はカメラ機能だろう
特に上位2機種の「iPhone 11 Pro」および「iPhone 11 Pro Max」は「iPhone」では初のトリプルカメラとなった。これらの3眼は縦に持った状態では上にある12MP広角カメラ(F1.8)、右にある12MP超広角カメラ(F2.4)、下にある12MP望遠カメラ(F2.0)である。
これにより、画角120°のワイドアングル撮影や光学0.5〜2倍ズームに対応したほか、次世代スマートHDRやナイトモード、シャッターボタンの長押しで写真・動画撮影を切り変える「QuickTake」、撮影時にフレーム外も画面表示できる機能などに対応する。なお、デジタルズームには従来通り最大10倍ズームだ。
またディスプレイも改善され、iPhoneシリーズ史上「最も明るい」とされるSuper Retina XDRディスプレイが採用され、日光下では最大800nit、HDRコンテンツを表示する場合は最大1200nitとなったため、撮影した写真や動画を屋外でもよりしっかりと確認できるようになっている。
そうしたさまざまな新しいカメラ機能のうち、筆者が日常的に使用しているものを中心にiPhone 11 Pro Maxで街なかを撮影してきたので撮影サンプルとともにカメラ性能を紹介していく。なお、比較のために普段利用している「Xperia 1」やiPhone 11 Pro Maxの前に使っていた「iPhone 7 Plus」でも一部同条件で撮影している。
iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxのカメラ機能は共通。撮影はすべてオートで撮影しており、撮影サンプルのリンク先はFlickr.comにオリジナルファイルをアップロードしたものとなる(車のナンバーのみオリジナルにモザイクをかけている)。Exif情報も確認可能だ
■街中で撮影
京都四条通りで撮影してみた。どちらも無加工で標準アプリだけで撮影を行った。iPhone 11 Pro Maxでは肉眼見る以上に明るく撮影された。実際に肉感で見えている感じはXperia 1のほうに近い感じである。
続いて、同一箇所から望遠撮影をしてみた。手持ちで撮影したため、撮影角度がずれていたが、ほぼ同じような望遠で撮影ができた。こちらも広角同様にiPhone 11 Pro Maxのほうが明るく撮影された。
■デジタルズームで撮影
筆者がよく行っているカフェにあるFree Wi-Fiのポップをデジタルズームしてみた。iPhone 11 Pro MaxはiPhone 7 PlusやXperia 1より明るく撮れているが、iPhone 7 Plusもかなり健闘しているように思われた。一方、こちらもXperia 1ではより肉眼で見た感じで撮影された。なお、肉眼でこのポップに書いてある文字を見ることができない距離である。
■デジタルズームで撮影
子持ち鮎の塩焼きを撮影してみた。iPhone11 Pro Maxは広角カメラに搭載された明るいF1.8レンズのお陰か、魚の表面までしっかりと見ることができた。
■超広角、広角、望遠で撮影
今回はフリーランスモデルをしている黒沢綾佳さん( @Aya_s2_Cherry )に被写体協力頂いて撮影をした。撮影者は同一箇所から撮影を行っている。
○日向と日陰での撮影比較
・超広角カメラ時
細かいところまでiPhone 11 Pro Maxは撮影できるが、Xperia 1は潰れた感じになっていた。また、Xperia 1よりiPhone 11 Pro Maxのほうがより広域に撮れている。
日向
日陰
・広角カメラ時
広角カメラは超広角と逆転して細かいところまでXperia 1は撮影できるが、iPhone 11 Pro Maxは潰れた感じになっていた。撮影できる範囲は広角カメラの場合、ほぼ変わらない感じである。
日向
日陰
・望遠カメラ時
望遠カメラで日陰を撮影したのであるが、Xperia 1で撮影した写真データが破損してコピーできなかったため、日向だけの比較とさせて頂く。
こちらも興味深いことに広角と逆転して細かいところまでiPhone 11 Pro Maxは撮影できるが、Xperia 1は潰れた感じになっていた。また撮影できる範囲は望遠カメラの場合、ほぼ変わらない感じである。
日向
■夜間撮影
京都繁華街数カ所で撮影を行ってみた。先斗町公園より鴨川と納涼床を撮影してみた。
・長時間露出しない撮影
肉眼では、Xperia 1のように見える環境である。iPhone 11 Pro Maxは標準状態でも明るく撮れている。
・長時間露出した撮影
iPhone 11 Pro Maxはビックリするほど明るく撮れた。鴨川の対岸も見えるぐらい明るく撮れているのがわかる。
続いて、鴨川を撮影してみた。
・長時間露出しない撮影
肉眼でもこのような感じで川の音だけが聞こえる感じである。
・長時間露出した撮影
肉眼では見えなかった川の上流から流されてきたものに書かれている文字までしっかりと判別できるほど、鮮明に撮影することができた。これにはさすがに驚いた。
高瀬川を撮影してみた。
・特別な設定なしでの撮影
街の明かりがある程度あれば、iPhone 11 Pro Max、Xperia 1とも優秀に撮影できている。護岸に使用されている石垣もしっかりと判別できる程鮮明に撮影できている。
高瀬川の置くにあるお店の当たりを見て頂くと判るが、iPhone 11 Pro Maxのほうが暗いところから明るいところを撮影した際、白飛びしにくいようである。
人それぞれの好みもあるので、今回の撮影ではiPhone 11 Pro MaxとXperia 1ともいい面、悪い面があって甲乙は付けがたいが、iPhone 11 Proは「iPhone」シリーズ史上最も明るいカメラを搭載していることで間違えなさそうである。今まで、ちょっと暗くて撮りにくいシーンがあったのであれば、iPhone 11シリーズはオススメである。
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(引用元:livedoor news)