AppleがIntelのモデム事業の大部分を買収! |
Appleは25日(現地時間)、Intelのスマートフォン(スマホ)など向けモデム事業の主要部門を買収すると発表しています。これにより、Intelのモデル事業に携わっている約2200人の従業員と知的財産(IP)、設備などとともにAppleに加わることになります。
Intelではこれまでにスマホなど向けのモデム事業において次世代の5Gに対応した通信チップを開発していましたが、今年4月に開発の中止を発表していました。当初、Intelの5GモデムはiPhoneシリーズに採用されると目されていたこともあり、Intelが開発中止を発表後にAppleではIntelのモデム事業の買収を画策していました。
一方、Intelが開発中止を発表した直後にQualcommと和解し、すべての訴訟の取り下げで合意していますが、Appleが今後はIntelのモデム事業の多くを買収したことによってCPUやGPUなどと同様にiPhoneシリーズなどにおいて自社開発の通信チップの搭載をめざしていくことになると見られます。
AppleではIntelのモデム事業の大部分の買収については規制当局の承認やその他の各種条件をクリアして2019年第4四半期(10〜12月)に完了する見込みだとしています。買収によってAppleの携帯電話システムにおける規格からモデムの設計、製造、動作までの通信関連特許が既存のものと合わせて17000を超えるとのこと。
発表ではAppleのHardware Technologies部門副社長のJohny Srouji氏は「成長を続けるAppleの携帯電話部門に非常に多くの優秀なエンジニアが加わり、さらに革新的な知的財産を大幅に獲得することで、将来の製品の開発が促進され、さらに前進して他社と差別化ができるようになるだろう。」とコメントしています。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・Apple to acquire the majority of Intel's smartphone modem business – Apple
(引用元:livedoor news)