離れた場所の災害・避難情報をSMSやスマホなど向けアプリで受け取り!国土交通省が推進 |
国土交通省は28日、離れた場所に暮らす高齢者などの家族に危険が差し迫った場合に避難行動を呼びかける「逃げなきゃコール」の取り組みとして予め登録した地域における「災害・避難情報」をSMS(ショートメール)やアプリで受け取れるサービスを開始すると発表しています。
対応するサービスはKDDIおよび沖縄セルラー電話による携帯電話サービス「au」向け「登録エリア災害・避難情報メール」やスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「NHK ニュース・防災」(日本放送協会)および「Yahoo! 防災速報」(ヤフー)となっています。
なお、国土交通省では引き続いて登録型のプッシュ型情報配信システムを活用して住民自らの避難行動につながる取組を進めていくとしています。
今回の逃げなきゃコールの取り組みの流れ
災害・避難情報は「緊急地震速報」や「津波警報」などと同様に特定のエリアにメッセージが一斉に配信される「緊急速報メール」の1つで、各地方自治体が発信する大雨による河川氾濫などの災害に関する情報や避難勧告、避難指示などの住民の安全に関わる情報です。
また逃げなきゃコールは「平成30年7月豪雨」を踏まえて国土交通省が設置し、KDDIなどがメンバーとして参加する「住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト」の取り組みの1つで、離れた場所に暮らす高齢者などの家族に危険が差し迫った場合に家族が直接電話をかけて避難行動を呼びかけて避難誘導につなげることを目的としています。
登録エリア災害・避難情報メールの登録方法。登録は設定ページからスマホやパソコンなどで行えるとのこと(3G ケータイは利用できません)
この逃げなきゃコールの取り組みとして今回、災害・避難情報が配信対象外の場所にいる場合でもその場所を予め登録しておけばSMSやスマホなど向けアプリで受け取れるようになるとのこと。なお、SMSで受け取るauの登録エリア災害・避難情報メールは2019年7月4日(木)に提供予定となっています。
これにより、特に避難をするかどうかの判断がしづらいとされる高齢者の逃げ遅れによる被害を減らすため、遠隔地域に住む家族が高齢者の住む地域の避難情報をいち早く把握し、避難を勧める連絡を入れるなどの行動がしやすくなるということです。各サービスともに利用料は無料。
アプリ名:NHK ニュース・防災
価格:無料
カテゴリー:ニュース&雑誌
開発者:NHK (JAPAN BROADCASTING CORP.)
バージョン:3.0.5
Android 要件:4.1以上
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=jp.or.nhk.news
アプリ名:NHK ニュース・防災
価格:無料
カテゴリー:ニュース
開発者:NHK (Japan Broadcasting Corporation)
バージョン:3.0.5
互換性:iOS 9.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id1121104608?mt=8
アプリ名:防災速報
価格:無料
カテゴリー:天気
開発者:Yahoo Japan Corp.
バージョン:デバイスにより異なります
Android 要件:デバイスにより異なります
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=jp.co.yahoo.android.emg
アプリ名:Yahoo!防災速報
価格:無料
カテゴリー:天気
開発者:Yahoo Japan Corp.
バージョン:3.2.2
互換性:iOS 10.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id481914139?mt=8
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・災害時、大切な人を守るためあなたの一声で避難の後押し(PDF) | 国土交通省
・報道発表資料:災害時、大切な人を守るため あなたの一声で避難の後押し<br>〜アプリやSMSを活用した「逃げなきゃコール」の取組開始〜 – 国土交通省
・国土交通省推進「逃げなきゃコール」対応サービスとして「登録エリア災害・避難情報メール」の提供開始 | 2019年 | KDDI株式会社
・住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト
(引用元:livedoor news)