FREETEL Prioriの系譜を引き継ぐ新スマホがクラウドSIMに対応して登場! |
東京・お台場の東京ビッグサイトにて2019年5月8日(水)から10日(金)の3日間に渡って日本最大のIT関連の展示会「2019 Japan IT week 春 後期」(主催:リードエグジビジョンジャパン)が開催されています。
毎年開催されているJapan IT week 春ですが、すでに紹介しているように今年は2020年開催の東京オリンピックの準備による施設改修によって東館が使えなくなっているため、日程を4月10〜12日の前期と、5月8〜10日の後期として合計6日間開催されています。
そこで本記事では前期に続いて後期も取材してきましたので、まずは「第9回モバイル活用展」エリアにブースを展開していたSIMフリーブランド「FREETEL」をプラスワン・マーケティングから継承したMAYASYSTEMのブースにて近日発表予定としていたスマートフォン(スマホ)の新機種「jetfon P6(型番:P3S18)」を展示していたので紹介します。
近日正式発表予定のjetfon P6
MAYASYSTEMではFREETELのスマホなどのSIMフリー製品の開発・販売事業を引き継ぎつつ、同時に同社が以前より展開している海外で使えるモバイルWi-Fiルーターのレンタルなどを活かし、海外でもそのまま使える「クラウドSIM」を搭載したスマホ「jetfon」を販売しています。
初代jetfone(型番:G1701)が昨年8月に発売され、直近で後継機種を投入予定であることが明らかにされており、2019 Japan IT Week 春 後期にて参考展示することが発表されていました。今回、実際に参考展示された後継機種となるjetfon P6を見てきました。
jetfon P6は初代jetfonと同様にOSにAndroidを搭載したスマホで、説明員によると「FREETELブランドで販売中の『Priori5』の後継モデルという位置付け」だとのことで、性能としてはローエンドクラスとなるエントリー向けの性能で、ペットネームに含まれている「P6」は「Priori」シリーズの“6機種目”という意味を持っているそうです。
「jetfon P6」の前面(画像=左)と背面(画像=右)
上面(画像=左)と底面(画像=右)
左側面(上側)と右側面(下側)
あくまで参考展示で正式発表前ということなので、サイズや質量、搭載するチップセット(SoC)、バッテリー容量などの詳細なスペックは伏せられていましたが、ブース内では自由にタッチ&トライを行うことができ、一部の内蔵機能や仕様が確認できました。
Prioriシリーズはこれまで背面カバーを外すことで、自分で電池パックの交換を行ったり、カラフルな背面カバーが用意されていたりしましたが、jetfon P6では内蔵型となっているため、自分で電池パックの交換ができなくなりました。
それに伴い、背面カバー交換による着せ替えもできなくなりました。ちなみに今回展示されている実機はブラックのみでしたが、本体のカラーバリエーションとしてはブラックのほか、ホワイトおよびシャンパンゴールドの3色展開になるとのこと。
一方で、新たにjetfonシリーズとなったことで、MAYASYSTEMが提供するクラウドSIMに対応し、海外へ渡航することの多いユーザーでも簡単な手続きのみで、すぐに海外での利用ができるようになるなどの通信面や、Prioriシリーズとしては初めてデュアルカメラや指紋認証センサーを搭載するなど、機能面における大幅な強化がされています。
カードスロットはSIMピンで開けるお馴染みの形式。nanoSIMカード(4FF)スロットが2基で、片方がmicroSDカードとの排他利用
なお、Androidのバージョンは8.1(開発コード名:Oreo)で、内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージが16GBであることは確認できました。
カメラアプリを起動してみたところ、カメラの解像度は背面にあるメインのリアカメラが約800万画素、前面にあるフロントカメラは約500万画素であることがわかりました。また背面はデュアルカメラとなっていますが、サブカメラの方が情報が不明のため、詳細は正式発表で明らかになると思われます。
サブカメラは深度測定用のようで、ポートレート撮影などに利用するボケ効果を付加することができました
現在販売中の初代jetfonとの比較。スペックでは劣るものと思われるが、指紋センサーが背面にあるなど、デザイン面ではjetfon P6の方がスッキリとした印象を受ける
最後に気になる価格や発売日について聞いてみましたが、本体価格は16,800円で発売日については後日、詳細なスペックとともに発表予定とのこと。
また、今回展示しているjetfon P6の他にミッドレンジからハイエンドくらいの立ち位置になるスマホを開発中とのことで、説明員は「2019年中にはお見せできればと思っています。」ということでした。次のスマホも年内に登場予定ということで、こちらも楽しみにしたいですね!
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(引用元:livedoor news)