Xboxゲームがスマホなどでプレイできるクラウドサービスが登場! |
Microsoftは12日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)などで家庭用据え置き型ゲーム機「Xbox」のゲームをプレイできるクラウドゲーミングサービス「Project xCloud」の試験提供を2019年後半に開始予定であると発表しています。
サーバー側でXboxのゲームが実行され、ネットワーク経由でゲームの内容が動画としてスマホなどのクライアント側に転送されてプレイできるというもので、公開された映像ではAndroidスマホにXboxコントローラーを接続して「Forza Horizon 4」をプレイしています。
インターネット環境があればどこでもゲームが遊べるようになるという便利な点がある一方、これまではネットワークの遅延などもあって他社も同様のサービスを展開していますが、あまり普及していない様子のため、Microsoftがどう展開していくのか注目したいところです。
Project xCloudは2018年10月に発表されたクラウドゲーミングサービスで、スマホなどで外出中やお風呂に入っているときなどでもXboxのゲームが楽しめます。これにより、待ち合わせ時間に家にいなかったりしても友だちと協力してプレイすることが可能となります。
クラウドによるゲームストリーミングサービスは複雑でさまざまな課題があり、特に他の音楽や動画と異なってプレイヤーの入力によって大きく変化する対話的体験のため、多様なデバイスで高品質の体験を提供するには低遅延の動画ストリーミングや大規模なマルチユーザーといったネットワーク課題を克服する必要があります。
またこれらに加えてゲームクリエイターの意図を反映できるグラフィック品質やフレームレートの維持、そしてプレイヤーが利用できる入力方式の種類などが重要な考慮点となっており、他社を含めてなかなか成功していない分野です。
これに対し、Microsoftではパソコン(PC)から始まった40年以上のゲーム提供の経験、ソフトウェアとハードウェアの開発能力、そしてプラットフォームを提供する企業としての経験を持つことからクラウドによるゲームストリーミングの課題を解決する能力を備えているとしています。
中でも同社は54カ国・地域にデータセンターを設置し、140カ国・地域で利用できるクラウドサービス「Azure」を提供しており、より低遅延な5Gネットワークがグローバルに普及していく中で世界中のプレイヤーに素晴らしいゲーム体験を提供できる資質があるとのこと。
一方で同社では、Project xCloudが家庭用ゲーム機であるXboxを置き換えるものではなく、音楽や動画などのストリーミングサービスが普及しているようにゲームにおいてもいつでもどこでもプレイできる環境を提供するために開発しているとしており、今後数カ月で詳細な技術情報や進捗状況などを順次公開する予定だということです。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・Project xCloud: Choice for How and When You Play – Xbox Wire
・Project xCloud: Gaming with you at the center – The Official Microsoft Blog
(引用元:livedoor news)