Googleスマホの廉価版「Pixel 3 Lite」と「Pixel 3 XL Lite」がFCCの認証取得!画像はPixel 3 |
米連邦通信委員会(FCC)は25日(現地時間)、Google製スマートフォン(スマホ)として「G020A」(FCC ID:A4RG020A)および「G020B」(FCC ID:A4RG020B)、「G020C」(FCC ID:A4RG020C)、「G020D」(FCC ID:A4RG020D)、「G020E」(FCC ID:A4RG020E)、「G020F」(FCC ID:A4RG020F)、「G020G」(FCC ID:A4RG020G)、「G020H」(FCC ID:A4RG020H)という8つの型番が認証取得していることを公開しています。
Googleでは現在販売しているフラッグシップスマホ「Pixel 3」および「Pixel 3 XL」の廉価版として「Pixel 3 Lite」および「Pixel 3 XL Lite」(ともに仮称)を準備していると噂されており、 これらはG020A・G020B・G020C・G020DがPixel 3 Lite、G020E・G020F・G020G・G020HがPixel 3 XL Liteの各国・地域ごとに用意されているモデルだと見られます。
特にG020DとG020Hは日本国内で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)が記載されていることから日本で発売される可能性が高いと思われ、さらに「総務省指定」のマークもあることからPixel 3シリーズと同様に日本向けモデルとして恐らくおサイフケータイ(FeliCa)に対応しているものと予想されます。
なお、日本経済新聞ではPixel 3の廉価版は現行のPixel 3の799ドル(約89,000円)よりも安くし、iPhoneを中心に高価格帯スマホの販売数が減少していることに対して品揃えを拡充していくとしているほか、同社初のスマートウォッチも投入予定でハードウェア事業を強化すると伝えています。
【FCC OET List Exhibits Report】
・A4RG020A – OET List Exhibits Report
・A4RG020B – OET List Exhibits Report
・A4RG020C – OET List Exhibits Report
・A4RG020D – OET List Exhibits Report
・A4RG020E – OET List Exhibits Report
・A4RG020F – OET List Exhibits Report
・A4RG020G – OET List Exhibits Report
・A4RG020H – OET List Exhibits Report
GoogleのPixelシリーズは2018年出荷台数が500万台弱と世界シェアは0.3%に留まっており、アメリカでも販売台数が伸び悩んでいるようで最近では200ドル割引や2台目無料といったキャンペーンを展開しています。Pixel 3シリーズの販売数が伸びていない最大の原因は価格だと考えられていおり、Googleでは性能を落とした廉価版を投入するようです。
そうした中、価格を抑えたPixel 3 LiteおよびPixel 3 XL Liteが投入されると見られ、これまでにも各種認証を取得してきましたが、新たにFCCを合計8モデルが通過し、その中で日本向けと見られるモデルが存在することが明らかとなりました。Pixel 3 LiteとPixel 3 XL LiteはPixel 3とPixel 3 XLと同様に主に画面サイズと電池容量の違いだと噂されています。
画面はPixel 3 Liteがアスペクト比9:18.5の縦長な約5.5インチFHD+(1080×2160ドット)IPS液晶(約434ppi)、Pixel 3 XL Liteが約6.0インチFHD+(1080×2160ドット)IPS液晶(約402ppi)、電池はPixel 3 Liteが2915mAhバッテリー、Pixel 3 XL Liteが3195mAhバッテリーとリーク情報では伝えられています。内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージは両機種ともに4GBと32GBに。
チップセット(SoC)はSnapdragon 710やSnapdragon 670あたりになるのではと言われています。カメラは約1200万画素CMOSリアカメラと約800万画素CMOSフロントカメラとなっており、OSはAndroid 9(開発コード名:Pie)、外部接続・充電端子はUSB Type-C(USB 3.1)で、Pixel 3シリーズでは廃止されている3.5mmイヤホンマイク端子があるとのこと。
Pixel 3 LiteおよびPixel 3 XL Liteは当初、2018年中にも発表されるとも言われていましたが、現時点でも音沙汰がない状況で日本経済新聞では「年内」という表現に留まっており、現状ではいつ頃投入されるのか難しい状況です。
とはいえ、タイミング的にはGoogle I/O 2019がある5月、またはもっと早いAndroidの次期バージョン「Android Q」の開発者向けプレビュー版とともに発表されるなどということはありそうです。なお、昨年のAndroid Pの開発者向けプレビュー版は3月にリリースされています。
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(引用元:livedoor news)