堀江貴文氏がサッカー界に警鐘 「まず人気」「ソシャゲ課金の仕掛け」「外国人枠撤廃」

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1日放送、テレビ東京「FOOT×BRAIN」に、Jリーグアドバイザーの堀江貴文氏が出演。「ホントにヤバイよ、Jリーグ」と題し、日本サッカーの今後に警鐘を鳴らした。

2015年に就任した堀江氏は、月3万円という破格の条件で、3年にわたり多くの現場を視察し、意見を出している。その中で「サッカーはこれから頑張らないとヤバイ」と感じているという。

その一つが、堀江氏が「結界」と表現する見えない壁だ。例えば女子ならトイレが少ないことや、「浦和レッズのサポーターは怖い」といった、スタジアムが精神的に「行ったことがない人にとって、めちゃくちゃ行きにくい」場所になることを指す。

堀江氏は「年間でせいぜい2〜3試合にしか行かない客をいかに取り込むかを考えないと、スタジアムは絶対満員にならない」とコメント。野球の広島カープを例に挙げ、「人気が出たチームは絶対強くなる」と、まずは人気を高める必要があると指摘した。

新規客を取り込みつつ、必要となるのが「常連化」だ。例えば、飲食的では初回来店客のリピート率が10%ほどしかない。だが、3回目以降になると、その割合が格段に上がる。堀江氏は「常連が増えると客単価、利益率が上がる」と、飲食的にとって重要なことだと訴える。

そして、「イニエスタ見たさに来た客をリピートできるか」など、堀江氏はスポーツチームにもこの視点が必要と強調。新規客に2回目の無料チケットを渡したり、3回目は「友達を連れてきたらキャッシュバック」など、ソーシャルゲームの課金のように、戦略的な「仕掛け」をすべきと訴えた。

同時に進めるべきは、改善するとスポンサーが喜ぶというVIP対策。堀江氏は「最先端の設備をつくれば地元の有力企業の人たちが社交場にする」と、VIPルームを人が集まる場所にすれば、収益の下支えの一つになるにもかかわらず、現状はその重要性が理解されていないと嘆く。

それらの対策を講じたとしても、まだサッカーが「長期的に見ると大変」な理由は、人口の減少だ。少子化により「学校で人数が必要なスポーツが部活としてできなくなりつつある」という。だからこそ、卓球やテニス、バドミントンなど個人スポーツにおける活躍が最近目覚ましいそうだ。

堀江氏は「10年経つと日本人では支えられなくなる」と断言。対策として外国人枠の撤廃を掲げ、「Jリーグがアジアナンバーワンのリーグであり続けるためには、アジアを取り込んでいかないと危ない」と、人口が増えているアジアを絡める必要があると主張した。

(引用元:livedoor news)

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