手のひらサイズのAIスピーカー「Google Home」を購入したので紹介! |
既報通り、グーグルが本日10月6日に同社が開発するAI(人工知能)を利用した音声アシストサービス「Google アシスタント」を搭載したスマートスピーカー「Google Home」を日本市場向けにも発売しました。Google Homeは音楽配信サービス「Google Play Music」や「Spotify」などを用いた音楽再生、天気予報、予定の確認およびタイマー設定などの多彩な機能を有しています。
気になる本体価格は14,800円(税別、以下同)で、直営の「Google ストア」のほか、家電量販店などですでに販売が開始されています。なお、ビックカメラを始めとした一部の家電量販店では発売に合わせたキャンペーンを行っており、今であれば実質的に通常価格よりもさらに安価で購入も可能となっています。
今回、筆者もこのキャンペーンを活用して10,000円で購入しましたので、さっそく盛り上がってきているスマートスピーカーの代表格でもあるGoogle Homeの開封の儀を執り行い、外観を写真で紹介したいと思います。
Google Homeの化粧箱は至ってシンプルな装い
箱の側面にはGoogle Homeで可能な操作が紹介
Google Homeはアメリカなどでは昨年11月に発売された製品で、Google初のスマートスピーカーです。当初は肝となるGoogle アシスタントが日本語に対応していないなどの理由から日本では発売されていませんでしたが、今年5月にGoogle アシスタントが日本語に対応し、さらに各種日本のサービスに対応するなどしてようやく日本市場に投入されました。
まず化粧箱は至ってシンプルに仕上がっており、側面では各種音声コマンドの紹介がなされています。音声コメンドでは例えば、「OK Google(オーケー グーグル)、東京から新宿まで電車で」と話しかければ、Google Homeがインターネット上のビックデータを介して最適なルートを検出し、音声で案内してくれる機能などは特に実用的です。
Google Homeの機能はアップデートでさらに追加されていき、さらに今後はサードパティー製アプリの呼び出しにも「Actions on Google」という仕組みを介する形で対応する予定です。発表会時点では、「Ameba」や「SUMO」のほか、主要なところでは「食べログ」や「ホットペッパーグルメ」、「楽天レシピ」なども対応することが発表されており、さらに便利になっていくのはまず間違いないでしょう。
箱を開くと真っ先にスピーカーが姿を現す
人工知能搭載といえど、正しく手のひらサイズに収まる
化粧箱を開くと、さっそくGoogle Home本体が姿を現します。発表当初に筆者が思っていたサイズよりも2周りほど小さく、狭いスペースにも設置する事が可能です。本体の大きさが約96.4×142.8mm、重さが約477gです。
本体上部にはタッチセンサーが搭載
底面には技適などの各種認証ロゴが印字
本体上部は一見、白一色で何も配置されていない印象を受けますが、内部には円形にLEDが配置されており、内蔵されたタッチセンサーを用いてGoogle Homeを直接的に操作することも可能です。しかしながら、音声で「OK Google、○○して」といった感じで大抵の操作をすることが可能なので、軽く触った限りではそこまで大きい存在意義があるという訳でもない印象を受けました。
肝心のスピーカー性能は、低音は出ているものの、価格相応
一般にスマートスピーカーに搭載されるAI(Google Homeの場合にはGoogle Assistant)が注目されそうなスマートスピーカーですが、スピーカーであることから音質もそれに劣らず重要なチェックポイントです。Google Homeは、先述した通り、手のひらサイズに収まっている筐体であることを考えると、非常に健闘しています。低音域も出そうとしているのは伝わってきます。
しかし、残念ながらGoogle Homeのスピーカーは、低音域は音量を上げると特に顕著に音割れが発生する傾向にあります。もちろん、音質はスマートスピーカーには必要充分程度に感じますが、もし高音質なスマートスピーカーを求めているのであれば、筆者は本体サイズが大きくなる分低音もしっかり鳴らしきることが可能なLINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」をおすすめします。
もしくはGoogleが新たに発表した音質を重視した上位モデル「Google Home Max」の発売を待つか……少なくともこの後、すぐに10月23日に発売されるGoogle Homeの小型モデル「Google Home Mini」も含めて音質を重視する場合は注意して欲しいところです。
Google Homeの付属品は至ってシンプル
Google Homeの付属品は「本体」および「マニュアル」、「ACアダプター」の3つだけで必要最低限となっています。残念ながら充電端子はmicro USB端子やUSB Type-C端子といった汎用性のあるものではなく、基本的には付属するACアダプターを用いて使用することになります。また、本体にはClova WAVEと違ってバッテリーは搭載されていないので、家庭の特定の場所で据え置きの状態で使用することが前提となるようです。
Google Homeの成功はGoogle アシスタントの進化に懸かっている
ここまで簡単に外装や付属品を中心に紹介してきましたが、機能面については後日別記事として紹介する予定です。Google Homeは、比較的新しいAndroidスマートフォン(スマホ)で利用できるGoogle アシスタントの機能が中心となって構成されているため、Google Homeの進化はまさにAIの進化に依存しているというわけです。
AIを搭載したスマートスピーカーは競争が活発化しており、Google Homeの発売前日にはLINEがClova WAVEの正式版の販売開始し、そして今年中にはAmazonが独自AIの「Alexa」を搭載したスピーカー「Amazon Echo」を一部のユーザーに先行するかたちで日本で販売開始することを発表するなど、各社間による競争が日本市場でも活発になってきています。“AI元年”とも呼ばれる2017年、これからの人工知能の進化を楽しみに見守っていきたいと思います。
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(引用元:livedoor news)
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