ドワンゴは、日本棋院の協力のもと、2018年4月7日(土)に、日本発の囲碁AI「DeepZenGo」が過去に敗退した中国、韓国、日本のトップ棋士達に挑む「囲碁電王戦FINAL」 の第3局を日本棋院 東京本院で開催した。
その結果、「DeepZenGo」は趙治勲名誉名人に対し、85手まで黒番中押し勝ちし、「囲碁電王戦FINAL」は「DeepZenGo」の2勝1敗で幕を閉じた。
なお、2016年3月に発足した日本発の囲碁AI開発プロジェクト「DeepZenGoプロジェクト」は本対局をもって終了し、囲碁AI「DeepZenGo」は引退となる。
■第3局 対戦結果
開催日時:2018年4月7日(土) 10:00〜14:00
対局場所:日本棋院 東京本院
対局結果:【先手】「DeepZenGo」 vs 【後手】趙治勲名誉名人 ⇒85手で「DeepZenGo」の黒番中押し勝ち
対局ルール:19路盤、互先(黒番6目半コミ出し)日本ルール、持ち時間3時間・5分前から1分の秒読み
※休憩時間は設けず終局まで打ち継ぐ
■終局後の両対局者のコメント
<趙治勲名誉名人>
「『DeepZenGo』の実力は2年前とは比べられない程強くなっています。2年前の対局時は勝てるという自信を持てたのですが、今回は思うように並べられませんでした。『DeepZenGo』は、棋士の皆さんの勉強にもなりますし、幽玄の間でも若手棋士と24時間相手をしてくれるので、感謝の言葉しかないです。『DeepZenGoプロジェクト』が終わってしまうことは残念でなりません。」
<「DeepZenGo」の開発メンバー加藤英樹氏>
「まずは、勝ち越ししてよかったです。趙治勲先生は、『DeepZenGoプロジェクト』が始まって最初に3局を打っていただいた相手で、その時負け越した相手でもあるので、色々な意味で思い出があります。「囲碁電王戦FINAL」の3局は中国、韓国、日本と、忙しく駆け巡っていましたが、『DeepZenGo』としてはこれが最後となります。ファンの皆様にはこれまでの応援ありがとうございました。これからも現役で研究を続けますので、よろしくお願いいたします。」
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(引用元:livedoor news)
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