「地獄みたいなもん」千原せいじが奨学金制度における自己破産に指摘

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1日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)で、お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが、奨学金問題に言及した。

番組では「あなたの知らないセケン」のコーナーで、奨学金制度の現状を取り上げた。日本学生支援機構の発表によると、2016年度の奨学金制度利用者数は学生の2.7人に1人で、同年度に奨学金を貸した金額は約1兆円に上るという。

2月12日付の朝日新聞では、奨学金利用者の自己破産が、過去5年間で延べ1.5万人になったことを報じており、破産者は本人だけでなく親や親族も多い。

一方で、日本学生支援機構の奨学金の返済率は97%以上とのことで、一概に奨学金制度による破産とは言えないものの、実際に奨学金を利用した親子などが破産するケースは少なくはないというのだ。

埼玉奨学金問題ネットワーク代表の柴田武男氏によると、3カ月以上延滞している返還者は約17万人だそう。大学に通っていなかったためよく分からないというせいじだったが、延滞者の人数を聞いて深刻さを感じたようだ。

また、番組では日本学生支援機構の奨学金制度における返済の流れを紹介した。「人的保証」の場合は、奨学生(返還者)が返済できず自己破産をすると、父母などの連帯保証人に返済義務が移行する。連帯保証人も自己破産をした場合は、おじやおばなどの保証人に返済義務が移行するため、負の連鎖が止まらない。

柴田氏いわく、保証人も自己破産をした場合は、法的に請求相手がいないという扱いになり「ここでようやく借金の連鎖が止まる」という。

こうした現状にせいじは「将来豊かな生活をしようと思って大学に行くんやけども」「(借金の連鎖になってしまうのは)言うたら地獄みたいなもんやんか」「本末転倒やね〜」と、苦言を呈したのだ。

お笑いコンビ・バナナマンの設楽統も「大学行かないほうが、いいんじゃないかって思っちゃう」と、せいじに同意していた。

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(引用元:livedoor news)

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