松坂大輔、小中時代からの親友との13年ぶり対決を振り返る 「1本も打たせたくない」

0

3日放送、テレビ東京「追跡LIVE! Sports ウォッチャー」では、中日ドラゴンズの松坂大輔がオリックス・バファローズの小谷野栄一との13年ぶりの対決を振り返った。

松坂と小谷野は小中学校時代のチームメートでもある親友。1回も勝てなかったという小谷野は、松坂が「同級生ですけど、ちょっとあこがれの存在」だったと明かす。

2005年9月の初対決は、小谷野が3打席無安打と完敗した。さらに翌年、小谷野はパニック障害を発症。いまだに「試合前に吐いたりちょっと倒れたりする」ほどで、当時は人との会話や外出ができず、日常生活すらままならない苦しい日々だったという。

支えの一つとなったのが、アメリカで戦う友の存在だった。「実力の差というものを思いきり見せつけられた」「これが日本を代表するピッチャーなんだ」と松坂に刺激を受けた小谷野は、「そこから努力できたというか、近づきたいと思ってずっとやっていて今がある」と振り返る。

プロ16年目にして2回目となった。松坂との対戦を前に、小谷野は「前回は全然歯が立たなかったんでね。今の自分がどこにいるのかというのが、彼の存在、彼との対戦で感じ取れるんじゃないかなっていうのが楽しみ」とコメント。「結果を超えたものが…結果を考えすぎない空間になるんじゃないか」と話した。

結果は、3打席16球の勝負で1四球無安打1三振。抑えた松坂は、お互い小さいときから知るだけに、小谷野に「同世代の中でもちょっと違った感情」があると認め、「顔を見ると笑顔が出てしまいそうな気がしたので、なるべく彼の顔を見ないようにした」と明かした。

一方、「やっぱり楽しかった」という小谷野は、「お互い前に進むためにスタイルを変えたり、変える勇気を持ってやっているから、長く何かしらで必要とされるようにという思いでやっているので、マツからもピッチングスタイルが進化しているのを感じた」と振り返っている。

だが、まだ終わったわけではない。小谷野は「お互いがクライマックスシリーズに勝ち進んで、日本シリーズということになればベスト」とコメント。「次は打ちます。いい加減打たないと。小学生以来全然打っていないので」と笑顔でリベンジを誓った。

もちろん、松坂も負けていない。「まだ1本も打たれていないですよね?なら1本も打たせたくないです。最後まで、終わるまで、1本も打たせたくない」と、返り討ちにしてみせると意気込んだ。

(引用元:livedoor news)

0