山中慎介に続々と賛辞 村田諒太「スペシウム光線を持ったボクサー」 具志堅用高氏「ボクシング界の宝」

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ボクシング・WBC世界バンタム級1位の山中慎介は、1日に両国国技館で行われたタイトルマッチで、元王者ルイス・ネリに2回TKO負けを喫した。

前日に計量をクリアできず、王座をはく奪された因縁の相手に敗れた山中は、試合後に引退を表明。12年にわたる現役生活に終止符を打った。

4日放送、日本テレビ「Going!Sports&News」では、高校の後輩でWBA世界ミドル級王者の村田諒太や、13回連続防衛の日本記録を持つ具志堅用高氏が、山中の偉大さを改めて語った。

村田は山中を「スリリングなボクサー」だと述べ、いつ試合が終わるか分からない、目が離せないボクサーだと称賛。さらに独特な表現で先輩に敬意を表した。

「得意なパンチってみんな研究するんですよ。ウルトラマンがスペシウム光線するじゃないですか。(くるのが)分かるだろうと思うじゃないですか。だけど当たるじゃないですか。ある意味、(山中は)そのスペシウム光線を持っているボクサーでしたよね」

さらに、村田は2012年11月の2度目の防衛戦で、山中が「神の左」で相手を失神KOさせた場面に衝撃を受けたという。「完ぺきな左ストレート」で「えげつない」ノックアウトだったとし、「ここ数年のベストノックアウト」と絶賛した。

村田は「12回防衛というその姿に比べたら、自分なんてまだまだ新米も新米だから、まだまだこれからなんだという気持ちにさせてもらえますし、先輩の影響で僕(の気持ち)が高まってきたというのは間違いなくあると思うので、ずっと目標にしていきたい存在」と続けた。

一方、具志堅氏は山中が「教えてもできない」右足のステップの踏み込みで左ストレートを放っていたと解説。「向かっていく勇気がないとパンチは当たらない」と、その勇敢さをたたえる。

さらに、具志堅氏は山中が世界王者になってからもストイックな姿勢を保ち、35歳になっても53.52キロ以下というバンタム級のウェイトをキープし続けたことに感嘆。「今の若い子には難しい」「本当に長い間ご苦労さん。日本ボクシング界の宝ですよ」と、山中に賛辞を寄せた。

ボクシングファンで知られ、山中の試合も観戦した番組MCのくりぃむしちゅー・上田晋也は、今回の敗戦でこれまで築いてきた功績が色あせることはないとコメント。「本当に素晴らしいチャンピオンだったと思います。お疲れさまでした」とねぎらった。

(引用元:livedoor news)

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