「なんにもすることない」 野村克也氏が語る、沙知代夫人亡き後の生活

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28日、フジテレビ「ノンストップ!」では、「野村克也氏(82)ひとりでの生活を語る」として、昨年12月に最愛の妻・沙知代氏を亡くした野球解説者・野村克也氏が現在の生活を語った。

ほぼ毎日通っているというホテルニューオータニのレストランでインタビューに応じた野村氏は、まず今年上梓した著書「野村のイチロー論」に言及した。イチローを「簡単にいえば天才よ。天才が努力すると凡人には手の届かないところに行かれちゃう」と話すも、イチロー自身については「好きじゃない」とキッパリ。「好き嫌いって原因あるかな。技術論になるとプロらしいけど、話すことがプロらしくない」などとボヤいた。

本題となると、現在の生活を「なんにもすることない」とおどけた野村氏は、「おいしいもの食べてじっくり寝る。長生きの秘訣かなと思ったりもする」と健康的な生活を送っているという一方で、「一番感じるのは男の弱さ。やっぱり男は弱い。女性がいなきゃどうにもならない。そりゃ寂しいわね。話し相手がいないんだもん。無口になってしょうがない」とも――。

さらに「引っ越そうかと思ったりね。その辺にいっぱい奥さんの面影が残っているようで、あんまりよくないね。居心地はよくない」と明かす野村氏。それでも「(沙知代氏は)なぜか応接間に座らず食堂のテーブルに座ってテレビばっかり観ていた。女房が元気な時はそこに座ったことないんですけど、いなくなって毎日そこに座っています。気持ちの上でも落ち着く場所」と自宅の中に安らぐ場所を見つけたという。その他にも同氏は、「まだこの世からいなくなったという感覚は消えない。いつまで俺の頭の中にサッチーさんが生き続けているのか。生涯生き続けているんじゃない?」と話していた。

(引用元:livedoor news)

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