ライカ監修の1型センサーカメラ搭載の新フラグシップスマホ「AQUOS R6 SH-…

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ライカ監修カメラ搭載で大きく生まれ変わった「AQUOS R6」のレビュー開始!


既報通り、シャープの新しいフラグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R6」がNTTドコモから「AQUOS R6 SH-51B」とソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」から「AQUOS R6(型番:A101SH)」として6月25日に発売されました。

販路はドコモショップやソフトバンクショップ、量販店などの店頭および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「ソフトバンクオンラインショップ」などで、それぞれ直営店における価格(金額はすべて税込)はNTTドコモ版が115,632円で、SoftBank版が133,920円となっています。またNTTドコモ版は「5G WELCOME割」によって他社から乗り換え(MNP)の場合に22,000円OFF、SoftBank版は「【オンライン限定】web割」によってMNPの場合に21,600円OFFとなります。

さらにNTTドコモ版は36回払いで25ヶ月目以降に返却すると最大12回分の残債が免除される「スマホおかえしプログラム」の対象で特典を利用すると実質3,212円/月×24回(総額77,088円)から、SoftBank版は48回払いで25ヶ月目以降に返却すると最大24回分の残債が免除される「トクするサポート+」の対象で特典を利用すると実質2,790円/月×24回(総額66,960円)からとなっています。

そんなAQUOS R6ですが、最大の特徴としてスマホ向けとしては破格の大きさを持つ1型(インチ)センサーのリアカメラを搭載し、さらにシャープとしては初めてドイツの光学機器メーカーのLeica(以下、ライカ)がカメラ機能を監修した製品ということもあり、発表時には大きな話題となりました。

筆者はこれまでにシャープのフラッグシップスマホ「AQUOS R2」および「AQUOS R3」、「AQUOS R5G」とここ数年毎年購入してきたこともあり、より注目度が上がったAQUOS R6も是非欲しいと思い、今回、NTTドコモ版のAQUOS R6 SH-51Bをさっそく購入しました。

そこで前後編に分けてAQUOS R6 SH-51Bのレビューをお送りしていこうと思います。まずは前篇として気になる本機の同梱品やプリインストールアプリ、ベンチマーク結果の比較などをお送りします。なお、外観についてはすでに掲載されている『NTTドコモの5G対応高性能スマホ「AQUOS R6 SH-51B」を写真と動画で紹介!ライカ監修の1型センサーカメラやPro IGZO OLEDなど【レポート】 – S-MAX』も合わせてご覧ください。

【個装箱と同梱品】


NTTドコモ版となるAQUOS R6 SH-51Bの外箱

まずはAQUOS R6 SH-51Bのパッケージ(箱)から見ていきます。少なくともNTTドコモ版であるAQUOS R6 SH-51Bの個装箱は2重になっており、シンプルなデザインの外箱の中に本機を象徴する1インチセンサーの巨大なリアカメラがデザインされた内箱が入っており、さらにこの中に製品本体や同梱品などが収められています。

内容物としてはAQUOS R6 SH-51Bの本体のほか、SIM取り出しピンやクイックスイッチアダプター(データ移行用)、クイックスタートガイド、おサイフケータイやSIMカード、メモリーカード取り付けに関する注意書き、そして「AQUOS」のロゴが描かれた紙が入っていました。


AQUOS R6 SH-51Bの内箱

昨今の国内メーカー製の移動体通信事業者(MNO)向けスマホらしく、USBケーブルや充電器などは付属していないため、すでに持っているものを流用するか、場合によっては新たに買い足す必要があります。

またAQUOS R6は先代モデルであるAQUOS R5Gと同様にQi(チー)などのワイヤレス充電(置くだけ充電)に対応していないので注意しましょう。特にQiに対応していたAQUOS R3から本機に機種交換などを行った方はご注意ください。


AQUOS R6 SH-51Bの同梱品

【ホームアプリとプリインストールアプリ】


AQUOS R6 SH-51Bのホーム画面

続いて基本機能を紹介します。デフォルトのホーム画面(ホームアプリ)はNTTドコモ独自の「docomo LIVE UX」が設定されており、Google Discoverを含めた全4面構成となっています。もちろん、ホームアプリは自分でアプリ配信マーケット「Google Playストア」から別のアプリを追加できるほか、シャープ独自の「AQUOS Home」と「AQUOSかんたんホーム」もプリインストールされており、docomo LIVE UXから変更できます。

プリインストールアプリとしてはGmailやGoogleマップ、Google検索アプリなどのAndroidスマホではお馴染みのGMS(Google Mobile Service)のものに加え、dメニューやdマーケット、My docomo、dポイント、d払い、iDなどのNTTドコモが提供するアプリ、AQUOSスマホではお馴染みのエモパーやMy AQUOSなどのシャープが提供するアプリ、そしてマクドナルドやFacebook、Amazon、Kindle、Photoshop Express、Disney DXなどのサードパーティー製アプリとなっています。また本機はFMラジオの聴取機能を搭載しているため、ラジオ聴取アプリの「radiko+FM」も標準でインストールされています。


AQUOS R6 SH-51Bのアプリ一覧

【ベンチマークアプリで基本性能を確認する】

最後にAQUOS R6の性能を確認・比較するベンチマークアプリを使って本機の性能がどれほどのものなのかをチェックします。今回の計測にはWebページの表示や画像処理などの総合的な性能をチェックする「PCMark」と主に3Dレンダリング機能などの本格的なゲームアプリを遊ぶ際の参考となる3D表示機能をテストするアプリ「3DMark」を使いました。

初期セットアップ直後の状態にてそれぞれ3回ずつ計測し、中間スコアをランキングにて比較をしてみました。なお、ベンチマークテストは実行する環境やバックグラウンドで動作するアプリの状況でスコアは少なからず変化するものなので、あくまでも参考値としてみていただければと思います。

・PCMarkで基本性能をチェックする


PCMarkのスコアとスコアランキング

まずは総合的な性能をPCMarkでチェックした結果がこちらになります。PCMarkでのスコアは13966点で、計測時でのランキングトップは「Realme X7 Max 5G」(日本未発売)で、スコアの近似値には同一のチップセット(SoC)のSnapdragon 888を搭載した「ZenFone 7」や「Galaxy S21 5G」があり、ハイエンドモデルを名乗るに遜色のない結果ではないでしょうか。また個人的にはゲーミングモデルである「RedMagic 6 Pro」と同クラスのスコアなのはびっくりでした。

・3DMarkでゲーミング性能をチェックする


3DMarkのベンチスコアとスコアランキング

続いて3D描画能力などをテストするベンチマークアプリの3DMarkでテストしてみた結果がこちらです。ベンチマークには「Wild Life」のテストを利用しています。3DMarkでのスコアは5613点で、スコアランキングとしては26〜27位相当(記事執筆時のランキング)といったところでしょうか。

上位にはAQUOS R6以上に潤沢な内蔵メモリー(RAM)を搭載していたり、動作ブーストモード(ゲームプレイ時などにCPUをフル稼働させる機能)などを備えるゲーミングスマホなどがひしめいており、そのレベルにまではさすがに届かないものの、ゲームアプリで快適に遊ぶには十分すぎる数値に間違いありません。

近似スコアには「Galaxy S21+ 5G」や日本未発売の「HUAWEI Mate40」(国内未発売)、「Redmi K40 Pro」(国内未発売)があります。このようにAQUOS R6はライカ監修のカメラ機能や初のPro IGZO OLEDディスプレイに目がいってしまいがちですが、国内で発売されたスマホとしては間違いなくトップクラスの性能を持つ製品でもあることは間違いないでしょう。

というわけで、今回はAQUOS R6 SH-51Bの同梱品やプリインストールアプリ、ベンチマークの結果などをお送りしました。次回は実際にAQUOS R6を使ってみて気が付いたポイントやカメラ機能(とその作例)などを紹介していこうと思います。ご期待ください!

【docomo AQUOS R6 SH-51Bの主な仕様】
機種名 AQUOS R6 SH-51B
サイズ[高さ×幅×厚さ/?] 約162×74×9.5mm
質量[g](電池含む) 約207g
OS Android 11
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] 約6.6インチPro IGZO OLED
WUXGA+(1260×2730ドット)
HDR表示
SoC Snapdragon 888 5G Mobile Platform
CPU オクタコアCPU
(2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4)
内蔵メモリー(RAM) 12GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ(最大対応容量) microSDXC(1TB)
リアカメラ[有効画素数/F値] 約2020万画素CMOS(F1.9、広角・超広角レンズ)
フロントカメラ[有効画素数/F値] 約1260万画素CMOS(F2.3、広角レンズ)
バッテリー容量 5000mAh(内蔵電池)
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)] 約420時間
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール] 約1940分/約1850分/ー
接続端子 USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度) 4.1Gbps/218Mbps
4G(LTE)通信速度(受信時/送信時の最大速度) 1.7Gbps/131.3Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+) ○/○
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM] ○/○/○
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] 10台/1台/4台
Bluetooth ○(5.2)
防水・防塵 ○/○
ワンセグ/フルセグ ー/ー
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)] −/○
生体認証 ○(指紋、顔)
ハイレゾ
スグ電
SIMカード nanoUIM
本体カラー ブラック、ホワイト
メーカー シャープ

記事執筆:河童丸

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(引用元:livedoor news)

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