新ゲーミングスマホ「ASUS ROG Phone 5 ZS673KS」をファーストインプレッショã…

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新ゲーミングスマホ「ASUS ROG Phone 5 ZS673KS」がSIMフリーモデルで5月28日に発売!写真でチェック


既報通り、ASUS JAPANが5Gに対応した新しいゲーミングスマートフォン(スマホ)「ROG Phone 5(型番:ZS673KS)」および「ROG Phone 5 Ultimate(型番:ZS673KS)」(ともにASUSTeK Computer製)を日本でSIMフリーモデルとして2021年5月28日(金)より順次発売します。

販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージによってROG Phone 5が2モデルあり、価格(金額はすべて税込)と発売日は12GB RAM+256GBストレージモデルが99,800円および6月4日(金)、16GB RAM+256GBストレージが114,800円および5月28日、ROG Phone 5 Ultimateは18GB RAM+512GBストレージモデルのみで今夏発売予定で149,800円となっています。

なお、価格はオープンながら希望小売価格および公式Webショップ「ASUS Store」におけるもので、販路はRPG Phone 5はAmazon.co.jp、au +1 collection、ビックカメラ、ドスパラ、エディオン、ひかりTVショッピング、上新電機、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、IIJmio、LinksMate、NifMo、goo SimsellerといったECサイトや量販店、仮想移動体通信事業者(MVNO)となっており、ROG Phone 5 Ultimateは数量限定で販売されます。

今回はそんなROG Phone 5シリーズのうちのROG Phone 5の16GB RAM+256GBストレージモデル(ファントムブラック)と別売りの専用外付けクーラー「AeroActive Cooler 5」をお借りしたのでまずは開封して外観や同梱品、基本機能を写真を交えて紹介したいと思います。


ROG Phone 5のパッケージ。黒を基調したシンプルなもの

ROG Phone 5は昨年発売されたROGブランドのゲーミングスマホ第3弾となった「ROG Phone 3(型番:ZS661KS)」に続く第4弾で、中国などで「死」などを連想させるとして縁起を担いで「4」を飛ばした製品名となり、より高性能でより大画面になったほか、これまでの流れを継承した新しい超高性能なゲーミングスマホかつ携帯型ゲーム機となっています。

パッケージ(箱)は黒を基調しており、ROGのロゴや「ROG Phone」などといった記載があります。箱を開けると内側にイラストが描かれており、これをROG Phone 5の初期設定時にカメラで読み取るとARでROGの世界観を楽しめるようになっています。


箱を開けると内側にイラストが描かれており、これをROG Phone 5のカメラで読み取るARコンテンツが用意されています

ROG Phone 5の同梱品はUSB ACアダプター、USB Type-C to Cケーブル、専用ケース、SIMイジェクトピン、左側面ポート用保護キャップ、ユーザーマニュアルや製品保証書などの紙類となっており、専用ケースはファントムブラックには「Aero Case」、ストームホワイトには「Transparent case」が付属します。

本体は半透明の保護シートで覆われているので外します。本体カラーはROG Phoneシリーズでは初めて白系が追加され、ROG Phone 5はファントムブラックとストームホワイトの2色、ROG Phone 5 Ultimateはストームホワイトの1色が販売されます。外観は角がカットされたデザインで、ROG Phone 3を踏襲してると思われます。


ROG Phone 5のファントムブラックにおける付属品一覧


半透明なシートを外していざ電源を入れて初期設定を行っていきます

ディスプレイはノッチやパンチホールといった切り欠きのないアスペクト比9:20.4の縦長な約6.78インチFHD+(1080×2448ドット)有機EL(AMOLED)を搭載し、パネルはサムスンディスプレイ製で144Hzリフレッシュレート(1ms)や300Hzタッチサンプリングレート、HDR 10+、色正確性は?E<1、色再現性ではDCI-P3で111.23%、NTSCで106.87%、sRGBで150.89%をカバーし、明るさ最大1200nitとなっています。

またディスプレイ面は強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」に覆われており、画面内指紋センサーを搭載しています。ディスプレイの上には約2400万画素CMOS/広角レンズ(35mm換算で27mm)のフロントカメラや通知用LEDライトなどが配置されています。なお、防水や防塵、耐衝撃、おサイフケータイ(FeliCa)には非対応です。


ROG Phone 5の正面。初期設定を終えたばかりのホーム画面


ディスプレイ上の左側に通知用LEDライトが搭載されており、初期状態では充電中にも光るようになっていますが、「設定」→「バッテリー」からオフにすることも可能

背面は半透明なパネルを採用し、ROG Phone 5のROGロゴは各色に光る「Aura RGB lighting」に対応し、ROG Phone 5 Ultimateは背面ディスプレイ「ROG Vision」を備えています。サイズは約173×77×9.9mmとROG Phone 3から若干変更されており、質量は約239gとROG Phone 3とほぼ同じ。さすがにこの重さになると片手操作をするにはちょっとずっしりと感じますが、ゲームをするために横画面で両手持ちで使いたいところ。

リアカメラは1/1.7型の約6400万画素CMOS「Sony IMX686」(1画素0.8μm)/広角レンズ(6P、F1.8、35mm換算で26.6mm)と約1300万画素CMOS/超広角レンズ(画角125°、35mm換算で11mm)、約500万画素CMOS/マクロレンズのトリプル構成で、メインとなる広角カメラは4つの画素を1つにして1画素1.6μmとして撮影することで暗い場所でも明るく撮れるQuad Bayer技術に対応。


ROG Phone 5のファントムブラックの背面。Aura RGB lightingが赤く光っています。リアカメラの出っ張りは少なめで、付属の専用ケースを装着すれば特に気にならないと思われます


ファントムブラックに付属する専用ケースのAero Caseは全体を覆わずにAura RGB lighting部分もきちんと見えるようになっています


Aero Caseを装着したところ。動画は8K UHD(7680×4320ピクセル)/30fpsのほか、超広角カメラによる4K UHD(3840×2160ピクセル)/30fpsの撮影が可能。ナイトモードやプロモード、ポートレートモード、タイムラプスなどをサポート


大きさ比較でROG Phone 5(左)と前機種のROG Phone 3(右)を並べたところ。縦はわずかにROG Phone 5が長い


こちらは背面にして横幅を比べたところ。同じく左がROG Phone 5、右がROG Phone 3で、幅はほぼ同じとなっています

バッテリー容量は3000mAhの電池パックが2つの6000mAh(取外不可)で、Quick Charge 5.0やPDなどの急速充電(最大65W)もサポートし、65Wに対応したACアダプターが同梱されます。また3.5mmイヤホンマイク端子が復活し、オーディオ面ではESS Technology製DAC「ES9280AC Pro」を内臓し、高インピーダンスのヘッドホンにも対応するとのこと。

さらに側面タッチセンサーは新世代の「AirTrigger 5」となり、本体を左右に動かしたり、前後左右に傾けるたりする動作に個別に機能を設定できるようになっています。側面には赤いSIMカードスロットがあり、nanoSIMカード(4FF)が2つ入れられるデュアルSIMに対応し、日本ではNTTドコモやau(KDDI・沖縄セルラー電話)、ソフトバンクの5Gに対応しているとのこと。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。

5G NR ※7:n2/n5/n7/n12/n20/n25/n38/n40/n66/n71/n77/78/n79
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B29/B30/B32/B66/B71
TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42/B48
キャリアアグリゲーション ※8:7CA(DL)/2CA(UL) 対応
W-CDMA:B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz


ROG Phone 5の左右側面。左側にはSIMカードスロットやゴムカバーがあり、ゴムカバーを外すと純正アクセサリー専用ポート(ポゴピン)とUSB Type-C端子(USB 3.1)が使えます。右側には音量上下キーと電源キーが配置


ゴムカバーを外したところ。すぐになくしそうなこともあり、予備が2個付属しています


SIMカードスロットを引き出したところ。若干斜めに引き出すようになっています。なお、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載


ROG Phone 5の上下側面。上側にはサブマイク、下側にはUSB Type-C端子(USB 2.0)と3.5mmイヤホンマイク端子が配置されています

チップセット(SoC)は5nmプロセスで製造されたQualcomm製「Snapdragon 888 5G Mobile Platform」に強化され、CPUは最大2.84GHzのオクタコア、GPUはAdreno 660となったほか、内部設計を刷新し、ROG Phone 5シリーズではSoCを中央に配置することによって放熱用のベイパーチャンバーやグラファイトシートの大型化を行い、より本体の発熱対策が強化されたとのこと。

さらにAeroActive Cooler 5を装着したときに風を発熱部分である本体中央に当てることによってAeroActive Cooler 5を装着すると、SoCの温度を最大15℃、本体表面温度を最大10℃も下げられるようになり、より安定してゲームなどの高負荷機能で性能を発揮できるということです。なお、ROG Phone 5 UltimateにはAeroActive Cooler 5やROGオリジナルグッズも付属するとのこと。


AeroActive Cooler 5の内側。新たにバネでフィットするポゴピンとなったため、以前のようにスライドさせて装着させる必要がなく、ほぼ垂直に装着します


AeroActive Cooler 5を装着したところ。AeroCaseを付けたままでも装着可能


AeroActive Cooler 5にもLEDライトや3.5mmイヤホンマイク端子、USB Type-C端子があるため、横持ちしたときにケーブルが下側にまとめられてすっきりと使えます

その他の仕様ではWi-Fi 6や2×2 MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.2 LE、NFC Type A/B、速度センサー、電子コンパス、光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、超音波センサー、位置情報取得(A-GNSS、GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSS・NavIC)など。

OSはAndroid 11をプリインストールし、独自ユーザーインターフェース「ROG UI」を搭載していますが、素のAndroidに近い操作性です。またプリインストールアプリは多くはなくまんがお得、i-フィルター、ユニゾンエアー、三国志 覇道、ASUS Data Transfer、Duo、Facebook、Instagram、Messenger、NePLAYER for ASUS、Google ドライブ、Google フォト、Google Playムービー&TVあたりはアンインストールが可能でした。


初期設定直後のアプリ一覧


ROG Phone 5の「設定」画面の第1階層目。素のAndroidに近いのがわかります


「設定」→「システム」→「端末情報」→「ハードウェア情報」(画像=左)と「設定」→「ストレージ」(画像=右)。RAMが16GB、内蔵ストレージは空きが約236GBあるのがわかります


認証情報からメーカー型番が「ASUS_I005DC」だとのこと。また電波法に基づく工事設計認証(R)は「003-210001」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)は「ADF210001003」。電池には「バッテリーケア」など電池パックの劣化を防ぐ機能も搭載


ディスプレイのリフレッシュレートは自動または144Hz、120Hz、60Hzから選択。ホーム画面の下中央のボタンを押すと「ゲームライブラリ」が起動します。ゲームやカメラなどのついては別途紹介したいと思います


ベンチマークアプリ「Geekbench 5」のCPU(シングルコア:1122、マルチコア:3691(と「3DMark」の「Wild Life」(5870)の結果。それぞれ3回測定した中央値で、Xモードをオンにした結果ですが、オフでもそこまで大きな違いはこれらのベンチマークではありませんでした

製品 Geekbench 5 3DMark
シングルコア マルチコア Wild Life
ROG Phone 5 1122 3691 5870
nubia RedMagic 5 882 2933 4297
nubia RedMagic 6 1130 3747 5790
ASUS スマートフォン ROG Phone 5(12GB/256GB/Qualcomm Snapdragon 888 5G/6.78インチ ワイド AMOLEDディスプレイ Corning Gorilla Glass 6/Android 11 (ROG UI)/ファントムブラック)【日本正規代理店品】ZS673KS-BK256R12/A
Asus
2021-06-04


記事執筆:memn0ck

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(引用元:livedoor news)

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