フォルダブルスマホ「motorola razr 5G」のSIMフリー版でNTTドコモやau、SoftBank、楽天モバイルのnanoS…

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フォルダブルスマホ「motorola razr 5G」のSIMフリー版で各社のSIMが使えるかチェック!


既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が5Gに対応したコンパクトに持ち運びが可能な縦折りフォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 5G」(Motorola Mobility製)のSIMフリーモデル(型番:XT2071-4)を日本にて3月26日に発売しました。価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webショップ「Moto ストア」では179,799円。

販路はMoto ストア以外にも量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)が取り扱い、ヨドバシカメラやビックカメラ、ひかりTVショッピング、+Style、e-TREND、MVNOではIIJmio、QTmobileから順次発売されます。またmotorola razr 5Gは日本ではすでに紹介しているようにSoftBankからも3月26日に発売されています。

なお、SIMフリー版はnanoSIMカード(4FF)とeSIMに対応してデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)で利用できるものの、SoftBank版はeSIMに非対応でnanoSIMカードのみのシングルSIMとなっています。その他、本体カラーはPolish Graphiteの1色のみで、別途、+Styleでは限定カラーのBlush Goldを4月中旬以降より日本で独占販売するとのこと。

モトローラよりmotorola razr 5GのSIMフリー版をお借りして前回はパッケージを開封して同梱品や外観を紹介しましたが、今回はNTTドコモやau、SoftBank、楽天モバイルのnanoSIMカードを試したほか、楽天モバイルのeSIMでDSDVも試してみたのでその模様を紹介します。


nanoSIMカードスロットは開いた状態における本体下部の右側に配置され、付属のSIMピンを刺してスロットを引き出します。スロットの枠がかなり小さいため、はじめてnanoSIMカードを装着するときにはかなり戸惑ってうまく装着できませんでしたが、向きなどを把握して慣れれば問題はないと思われます

まずは各社のnanoSIMカードを装着してみたところ、NTTドコモ回線の3G・4G・5G、au回線の4G・5G、SoftBank回線の3G・4G・5G、楽天モバイル回線の4Gで使えました。なお、検証する時間の問題もあって楽天モバイルの5Gは試せなかったのは残念でした。

利用した回線はNTTドコモ回線がNTTドコモの「ギガホ」、au回線がmineoの「Aプラン」(5G通信オプション)、SoftBank回線がSoftBankの「メリハリ無制限」、楽天モバイル回線が楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」となっています。他のSIMフリー製品と同様にnanoSIMカードを装着してAPNをセットすればOKです。


nanoSIMカードを装着しただけだと5Gに接続できないこともあり、その場合は再起動やSIMカードの更新(画像=左)を行うことで「5G(優先)」が選択されていました。またアンテナマークのところ以外にも端末情報にて「モバイル ネットワークの種類」(画像=右)にて「5G」雪像を確認可能です

Rakuten UN-LIMIT VについてはAPNがプリセットされており、選択することでデータ通信が利用できたほか、(Rakuten Linkではない通常の)音声通話も利用できました。SMSや緊急速報メールなどは未検証なのですべての機能が使えるかどうかは不明ですが、ひとまず、ざっくりとは常用できそうです。

また新料金プランの「LINEMO」や「povo」、「ahamo」がスタートしていますが、今回は試せていません。とはいえ、いずれもSIMフリースマホで使えるようですし、特に問題はないのではないかなと思っています。なお、motorola razr 5Gの日本向けSIMフリー版の携帯電話ネットワークにおける対応周波数帯は以下の通り。

5G:NR n3/n28/n77/n78/n79
4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B46/B66/B71
3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G:GSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz


5G接続しているところ。各社ともにテザリングも利用可能。今回は特に通信速度の測定は行っていませんが、SoftBank版ではSoftBank回線にて下り最大1.8Gbpsおよび上り最大110Mbpsの高速通信に対応しています

続いてSIMフリー版のみが対応しているeSIMを楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Vで試してみました。こちらも特に問題なく、他のPixelシリーズなどのeSIM対応のAndroid搭載機と同様の手順でeSIMを追加でき、Rakuten UN-LIMIT Vのデータ通信や音声通話が利用できました。


eSIMの追加は「設定」→「ネットワークとインターネット」にて「モバイルネットワーク」の右側にある「+」を押して「SIMのダウンロード」から手順に従って行います


他のパソコンやスマホなどの製品でeSIMを追加するためのQRコードを表示してそれをmotorola razr 5Gで読み取る


QRコードを読み取ると「Rakuten を使用しますか?と表示されるので「有効化」を押せばeSIMが追加されます


デュアルSIMでeSIMにRakuten UN-LIMIT Vを追加したところ「5G(優先)」が選べなかった

また海外版ではPixel 5やPixel 4a (5G)の発売時のようにデュアルSIMで5Gを利用する場合は片方がOFFとなり、デュアルSIMで使う場合には4G+4Gまでとなっているようですが、少なくとも日本向けSIMフリー版ではデュアルSIMで5Gを利用してももう片方がOFFになることはなく、現在のPixel 5やPixel 4a (5G)のように5G+4Gでの利用が可能となっていました。

なお、上述通り、楽天モバイルの5Gは試せていないため、5G+5Gが利用可能かどうかは不明ですが、このときに試した限りではeSIM側は「4G(優先)」までしか選べませんでした(楽天モバイルのnanoSIMカードでは「5G(優先)」が選べていました)。どちらもしても当方では動作保証はできませんので、楽天モバイルを含め、各社の公式動作確認などをご参照ください。

ドコモオンラインショップでSIMのみを申し込む
au Online ShopでSIMのみを申し込む
ソフトバンクオンラインショップでSIMのみを申し込む
ワイモバイルオンラインストアでSIMのみを申し込む
楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VでSIMのみを申し込む


motorola razr 5Gの日本向けSIMフリー版では5G+4GのデュアルSIMが可能。なお、海外版はAndroid 10、日本版はAndroid 11であることも影響している可能性はあります

記事執筆:memn0ck

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(引用元:livedoor news)

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