文化庁 平成30年度 若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2019」完成披露上映会を開催

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日本動画協会は、文化庁平成30年度 若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2019」において、成果として完成した4作品を2019年3月9日に開催される「東京アニメアワードフェスティバル2019」にて完成披露上映会を実施する。

この上映会では、作品上映と共に、監督、若手アニメーターなどから現場の生の言葉を聞けるイベントも行われる。MCをつとめるのは声優の津久井教生さんと田中あいみさん。

■イベント概要
日時:2019年 3月9日(土)11:00〜  ※14:30頃終了予定
会場:東京アニメアワードフェスティバル2019
   池袋HUMAXシネマズシネマ1 (8F) (東京都豊島区東池袋1-22-10)

■「あにめたまご2019」4作品ご紹介
・『Hello WeGo!』
制作団体:ウィットスタジオ
監督:益山 亮司/プロデューサー :岡田 麻衣子

・『斗え!スペースアテンダントアオイ』
制作団体:ケイカ/グリオグルーヴ
監督:由水 桂/プロデューサー :山中 友実子

・『チャックシメゾウ』
制作団体:日本アニメーション
監督:西山 映一郎/プロデューサー :山下 裕文

・『キャプテン・バル』
制作団体:Flying Ship Studio
監督:沼口 雅徳 プロデューサー:中島 弘道

■津久井教生さんと田中あいみさんが意気込みを語る
「あにめたまご2019完成披露上映会」の会場で「あにめたまご」の日々を過ごした若手アニメーターや関係者から、生の声の引き出し役として登壇の声優の津久井教生さんと田中あいみさんに「あにめたまご」について話してもらった。

今までの「あにめたまご」作品の中で『UTOPA』と『えんぎもん』に出演の田中さんと、「あにめたまご2016」の初号試写から全作品を見ている津久井さんが、「あにめたまご」で感じる何かを熱く語る対談。その一部をお伝えしよう。

津久井 僕は以前から《あにめたまご》のことを知ってまして、今回の司会のお話をいただいたときはストレートに嬉しい!というか、これでようやく確実に参加できるなと。若手アニメーターさんの育成ということでも、僕も学校で声優志望の若い子たちを教えている関係もあって、実は2016年度から関係者試写で《あにめたまご》の作品を毎年拝見させていただいてるんです。(田中)あいみちゃんが出演していた『えんぎもん』(18)も見ましたよ。

田中  ありがとうございます! 私はこれまで『UTOPA』(16)『えんぎもん』と《あにめたまご》の作品に2本出させていただいておりまして、まさか津久井さんがご覧になっていただいているなんて、 今初めて聞きましてびっくりしました。でも、作品に出させていただいている側だったのが、今回は 司会という別の立場からの参加ですので、正直すごく驚きました。しかも歴代の司会の方々って、私が小さい頃から知ってるベテランの方々でしたし、津久井さんもずっとお世話になってる大先輩ですので、またお仕事させていただけるのがとても嬉しいです。

津久井 《あにめたまご》ってオールカラーの“画”でアフレコやるのが規定なんでしょう?

田中  はい。今は線画がちゃんと出来てる事ですら珍しくなってきているアフレコも日常な中で、逆に画がオールカラーというか、しっかりできているからこそ、こちらもちゃんとお芝居を組み立てて合わせていかないといけないといった、違った意味での取り組み方を体験させていただきました。

津久井 やり続けていけば普通に慣れていくんですけど、要はそういうものが少ないから、若手の子たちもなかなか慣れない。僕が出させていただいる作品で、全部“画”がある作品もあるんですよ。 “画がある”というお芝居ができる。一方、現状(テレビアニメは)プレスコに近い感覚の収録ですけど、今は 録音技術も発達してますし、我々声優もエンジニアの方々を信頼して思い切りしゃべって、違ってたら音響監督が必ず「違う」と言ってくれるんだという相互関係でやっていけばいいと思います。声優がすべてやってるわけじゃないんだから。

田中  そうですね。

津久井 ただ、実は僕も画のあるアフレコは、ある意味緊張しますね(笑)。画がないとその分自分の感覚でやれ るわけですけど、かっちり画があると「この口パクが終わるまでにやらなきゃいけない……」とか(笑)。

田中  私も画があると緊張します!急にキャラクターの口がポコッと開いたりしたら「これは何の驚きなの?」と驚いたり(笑)。逆に画がなかったら、自分で台本のト書きとかセリフとかで相手との距離感とか想像しながらやるようにしています。でもアクションになるとまた難しくなるんですよね。「これって何回殴られてるんだろう?」とか(笑)

津久井 そうそう(笑)。

田中  でもそういうのも音響監督さんとすり合わせながらやっていく楽しさはあります。

津久井 録音技術の進化によって声優の声も変わってくる。昔はマイクに対してそれなりの発声をしなければ録音ができなかったんですよ。でも今は電気を通さないダイナミックマイクの時代から、電気を供給しながら声を吸い取っていく感覚のコンデンサーマイクへと進化しています。ダイナミックマイクの時代はダイナミックレンジ(信号の情報量を表すアナログ指標)の比率が低く、たとえば「何するんだよ」と怒るセリフにしても、声優は「何するんだよ!!」と大声を張らないとダメ出しされてました。 いわゆる舞台の感覚に近かったですね。でも、今それをやるとゲージが振り切れてしまうので、もっと普通の発声になります。

田中  実際に現場で「もっと小さく、ささやくように」って指示されることも多いですよね。

■あにめたまご

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(引用元:livedoor news)

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