ドワンゴの人工生命観察プロジェクト「ARTILIFE」体験生放送を11月実施、12月からサービス開始予定

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ドワンゴは、2018年10月25日19時30分から放送するゲームプロジェクトに関する発表番組「ドワンゴゲーム会議(仮)」(番組URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv315789756)にて、2018年12月に開始する“人工生命”の観察・育成プロジェクト「ARTILIFE」(読み方:アーティライフ)のサービス概要およびスケジュールについて発表した。

「ARTILIFE」は、スマホやWebブラウザ上に設置した仮想環境で、人工知能を備えた“人工生命”を観察・育成し、進化の様子をリアルタイムで楽しむことができるサービス。人工生命は、コンピュータ上でシミュレートされた生命体で、生き続けるために自律的な学習を行い、環境や状況に適応しながら増殖・進化していく。

見た目や動き方も個性豊かで、現実の生命と同様に、ひとつとして同じものがない。ユーザーは、お気に入りの生命体を見つけ、様々な手段で成長を促しながら、誕生から子孫繁栄まで予測不可能な進化を見守っていく。

本サービスの人工生命には、ドワンゴの機械学習技術の開発・研究部門「Dwango Media Village」が開発した、強化学習を用いた人工生命のモーション自動生成技術が活用されている。同技術は、スマホ上で複数の人工生命が同時に学習しながら生命の動きをシミュレートすることを可能にする本サービスの中核技術で、今年8月に開催されたCGのトップカンファレンス「SIGGRAPH 2018」ではデモ展示を行った。

ユーザーは、まず、用意された様々な環境のステージの中から観察したい地域を決める。次に、その地域で生存する人工生命の中から観察したい生命体を選び、自分だけの個体に育てていく。生命体の観察を通じて獲得できる「観察ポイント」を消費して、フードを与えたり、個体を増殖させたり、環境をカスタマイズしたりして、生存と進化をサポートする。また、人工生命はユーザー同士で交換したり、プレゼントしたりすることができ、入手した生命同士を配合させて新しい生命を作り出すことも可能だ。さらに、気になった
生命体に一族名を付けると「ツリー」と呼ばれる家系図が作成され、進化の過程や個体数など、その個体に関する様々な情報が確認できるようになる。

本サービスは、育成している人工生命を生放送配信を通じて、他のユーザーとコミュニケーションをとりながら一緒に観察できるのも特徴だ。生放送は、Webブラウザ用アプリ『ARTILIFE』から配信することができ、視聴者とプレイ画面をリアルタイムで共有しながら、コミュニケーションをとることができる。視聴者は、niconicoのライブ配信サービス「nicocas」(スマホ・PC)から見ることができる。

「nicocas」では、視聴者は自分の人工生命を配信者の観察地域に送り込んで他の生命体と共存・競争させたり、フードやオブジェクトを投下して配信者の生命体をサポートしたりすることができるなど、ユーザー同士のインタラクティブな生命育成を楽しめる。

生放送終了後は、勢力ごとの時系列データが確認でき、誰の人工生命が一番繁栄したのかが一目で分かるようになる。

今後は、ニコニコで活躍するユーザーや著名人の「ARTILIFE」プレイ動画を定期的に公開し、2018年11月下旬にはユーザー向け体験生放送を実施する。また、サービス開始前後の一定期間中(11月末〜3月末)、『ARTILIFE』の生放送番組をお送りする。放送ではゲストが出演(後日発表)し、視聴者はゲストが育てた人工生命をプレゼントとして受け取ることができるほか、限定のレアな人工生命も入手できる。

本サービスは、12月に開始し、ユーザーはWebブラウザ用「ARTILIFE」、スマホ用「ARTILIFE」(iOS版)および「nicocas」で人工生命の観察・育成を楽しめる。スマホ用「ARTILIFE」のAndroid版は2019年初旬に提供開始予定だ。

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